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 '03.9/3-9/9
 会社の出張で中国に行って来ました。初めての中国です。行き先は北緯40度「北の香港」とも言われる”大連”と、南に下ること北緯25度、ちょうど台湾の対岸にある古くからの港町”厦門”の2カ所でした。中国沿海部を日本の端から端まで移動したことになります。それぞれの街には近代建築の歴史があり、それらの建築物が活躍していました。
 

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[大連 中山広場の洋風建築]

大連 (Dalian)
 遼東半島の先端近くに位置する中国有数の港湾都市。19世紀末に帝政ロシアの租借地になり旅順の軍港と共に貿易港として発展した。日露戦争後は満州国時代を経て長く日本の管理下におかれた。その当時の洋風建築は今も活用され、エキゾチックな雰囲気が漂う。
 大連駅から徒歩10分位のところに街の中心「中山広場」がある。帝政ロシア時代にパリのエトワール広場(現シャルル・ドゴール広場)を模して作られたもので、10本の道路が放射状に延びる。このロータリーの周囲には歴史を感じさせる近代建築が点在しており、これらを紹介します!


[厦門 コロンス島の洋館]

厦門 (アモイ /Xiamen)
 福建省南東部に位置し、中国有数の貿易港を有する港湾都市。倭寇が東シナ海を荒らしていた14世紀末、街に城門が築かれ海防の要地になり、「国を守る門」との意から、大厦(大きな建物)の門、厦門と名付けられたそうな。
 厦門本島からフェリーで10分の所に海上花園とも呼ばれるコロンス島があり、近代、列強の共同租界地として各国の領事館がおかれ、富裕華僑の別荘地にもなった。1942/12からは日本軍に占領されたこの小さな島には当時の西洋洋館が多く残っており、今回訪れてみました。