王都を奪還し、やや落ち着きを取り戻したラングラン。
マサキはなんとなく、あの水辺に来ていた・・・。
 

シュウが生きていた。
何故?
確かに自分が止めをさしたのに。

しかし今の彼には記憶が無い。
だから、おそらく今の彼と戦う理由は無い。
自分はあの邪悪な意思を絶つために戦っていたのだ。
契約から開放されている彼は、おそらく復讐を望むはず。
 

記憶が無い。だから開放されている。それは喜ぶべきことではないのか?
でも・・・自分を覚えていない。
何か、心に穴があいたような気がする。
 
 
 
 
 

かさり・・
あの時のような音がする。
まるであの時を繰り返しているようだと思いながら、彼は振り返った。
その先にいたのはやはりあの時と同じ・・・

「シュウ・・・」
「・・おやおや・・こんなところに一人で・・無用心ですねぇ・・・マサキ?」
あの時と、まったく同じ事を言っている。

「思い・・・出したのか?」
「えぇ。あのあとすぐに」
「バカ。忘れてりゃよかったのによ・・・」
「そうゆうわけにはいきませんよ・・・他ならぬ・・・貴方のことですから」
「だが記憶を取り戻せはお前はまた・・・」
「その前に・・・」
「滅ぼしてやる・・・・てか?」
「フッ・・・判ってるじゃありませんか」
「まーな・・お前のことだ。自分を操ってた奴を放っておくはずがねぇ」

「でも・・・」
「?」
「また操られてしまうようなことがあったら・・・そのときはまた貴方に・・・」
「!!」
 

「マサキ?」
「そんなこと・・・いうな・・」
「マサキ・・泣いて?」
「また俺にお前を殺せっていうのか!?俺はもう嫌だ!!」
「マサキ・・・すみません・・・」
「謝るくらいなら最初から、んなこと言うんじゃねぇ!」
 
 
 
 
 

「まぁそのことはまた後にしましょう・・・今は・・・」

そっと抱きしめる。

「お・・・オイコラ!どこ触ってやがる!!」
「・・・つれないですね。久しぶりの逢瀬だというのに・・・」
「それとこれとは話が違うーー!!!」
 

結局、シュウのペースで事は運ばれる。
 
 
 
 


はーい、とりあえずこの話はこれで一応一段落です〜
・・・・
はぅ。初の裏自作小説がコレか、わし!(汗)
いくつかに分けてますが、最初の段階で、ここまである程度決まってました。
後からいろいろ加筆修正してったので、最初と違うトコもありますが・・・(−−;

まぁ彼らはこれで再びつかず離れずな関係に戻るでしょう(笑)
ある程度互いに連絡とれる位にはなるんじゃないでしょうか。
ゲーム魔装機神第2章後も、何度かルゾオール復活しそうですが、この二人が何とかしそうです(爆)
もちろん他のキャラも活躍するでしょうが。

こんなんを読んでくださった方々!お目汚しスンマセン!(汗)
そしてありがとうございました!m(_ _)m



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