むずむず脚症候群<下肢静止不能症候群>


むずむず脚症候群とは。レストレスレッグス症候群、下肢静止不能症候群ともいいます。 この病気は「脚がむずむずする」、「どうしても脚を動かしたくなる」、「脚がだるい」、「足の裏がほてる」などの症状が出て、なかなか寝付けなくなり、睡眠不足となり、日中眠くなる病気です。とくに夜静かに横になると症状が出やすくなり、さすったり、歩いたり脚を動かすと楽になります。原因不明の特発性のものと、鉄欠乏性貧血、腎不全、パーキンソン病、薬剤性などによる二次性のものがあります。治療法は鉄欠乏があるときは鉄剤の投与を、薬剤性の場合は薬物の中止を行います。特発性の場合は、むずむず脚に効く薬を服薬しますが、注意点としてこの治療薬で突発性の眠気が出る場合がありますので、服薬期間中は車の運転等、危険を伴う作業はできなくなります。服薬が長期になるとだんだん薬が効かなくなることがあります。この現象を防ぎ長きにわたって薬が効くようにするためには、症状が軽くなったら治療薬を減量したり、可能なら薬を一時中止します。お薬の服薬にて症状が良くなり受診しなくなる方もおりますので、あきらめずにご相談下さい。


<検査内容>
 眠気の問診票、ポリソムノグラフィー

<治療>
 貧血などの基礎疾患の治療
 
 睡眠習慣の改善

 薬物療法