犬のしつけや訓練がなぜ必要なのか?。
日常生活において人間の良きパートナーとして一緒に過ごすには、
犬の教育は飼い主の義務といっても過言ではありません。



通常犬は出生から40〜60日ぐらいまで、おもに母犬から生活に
必要なものを学ぶのですが、しばらくして母犬から離れると、彼等
の生活で得た多くの自己経験をつうじて進歩、学習していくように
なります。




しかし人間でもそうですが、自己経験だけの進歩では犬たちの生活
を充実させる事が出来ません。
先天的に持っている稟性(ひんせい)と素質を正しく認識して、彼等
の能力を引き出すためにも、訓練が必要です。





しつけや訓練を怠ってしまうのは、私たちが学校教育を受けないで
大人になってしまったのと同じ事です。
その犬たちが人間社会に害をおよぼす事があれば、排除されること
はあれ、決して歓迎されることはないでしょう。



そこでパートナードッグやワーキングドッグとしての訓練が必要になる
のです。



正しい訓練とは、内気で意気消沈したやる気のない犬を作るのでは
なく、またロボットのような機械的な犬が目的でもありません。

家族の良きパートナーであり、従順で穏和であり、だれからも愛される
ような、喜求的で、迅速で、やる気のある、そばにいて楽しくなるような
犬を作るのが目的です。



よく、犬は飼い主に似てくると言われます。
犬を訓練するには、まず自分を訓練しなければなりません。

人間だれしも欠点はあります。せっかちで怒りっぽい性格や、怠惰で
すぐ人の言いなりになる陽気な人もあまり向いているとはいえないか
もしれません。



訓練を通じて自分自身を磨くことも大切なことなのです。
自分をコントロール出来ないのに、犬をコントロール出来るはずがあ
りません。訓練には犬に対する理解と愛情と忍耐や、豊富な知識や
経験が不可欠です。



あなたも犬のしつけや訓練を通じて自分を鍛え直してみませんか。