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モノアラガイの発生 |
2月になってからモノアラガイ(ヒメモノアラガイ)が盛んに産卵をはじめた。モノアラガイは雌雄同体で、卵は他の個体と交尾して受精する。 受精卵は寒天状の細長い袋の中に数十個入っていて、石や水草に産みつけられる。水槽の内壁にもたくさんついていたため、寒天状の袋ごと取り出し(右写真)、その発生のようすを観察してみた。 「発生」とは・・・: 多細胞生物の受精卵はひとつの細胞である。その細胞が細胞分裂によってたくさんの細胞をつくり、やがて多細胞の胚となる。(受精卵→二細胞期→4細胞期→8細胞期→16細胞期→・・・→桑実胚→胞胚→原腸胚→・・・・)そして各組織へと分化して個体を形成する。その過程を発生という。 |
平成15年2月28日 9:30 |
平成15年2月28日 11:40 |
平成15年2月28日 13:10 |
平成15年2月28日 14:30 |
平成15年2月28日 15:40 |
2月28日8:00AMころ、前日にはなかった受精卵を見つけた。9:30に水槽から取り出し、受精卵の観察を開始。2時間後には、第1卵割(単細胞から2細胞へ)、さらにその1時間30分後には第2卵割(2細胞から4細胞へ)が確認できた。 | ||
平成15年2月28日 16:20 |
平成15年2月28日 17:30 |
平成15年3月 3日 17:00 |
平成15年3月5日 17:20 |
平成15年3月6日 16:40 |
平成15年3月7日 17:25 |
平成15年3月8日 17:40 |
10日後、貝の形がはっきり分かるようになってくる。透き通っていて、心臓の動きも見えた。 | |||
平成15年3月10日 17:10 |
平成15年3月11日 17:00 |
平成15年3月12日 17:50 |
平成15年3月13日 16:45 |
平成15年3月14日 15:30 |
平成15年3月17日 17:10 |
平成15年3月18日 17:35 |
平成15年3月20日 17:05 |
個体が透明な膜内いっぱいの大きさになり、膜を破って出てくる。 約3週間で孵化したが、温かければもう少し早いかもしれない。 |
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平成15年3月23日 8:045 |