ホタル・飼育・手賀沼・釣り
幼虫飼育の暑さ対策
 羽化率が大変低い年であったが、これまで通りに産卵、孵化させることができた。しかし、猛暑の影響がその後の成長に影響することがわかり、このままだとさらに個体数を減らすことになってしまう。
 そこで、今年から幼虫の飼育方法を変えてみた。
 幼虫を飼育している室内は、エアコンがないため7〜8月は35℃を超える日が多い。今年は記録的な猛暑のため40℃近くなる日もある。当然飼育容器内の水温も同様に高温になってしまう。エアレーションにより水が気化しやすくなり、室温より低い温度になるが、それでも30℃を超えてしまう。この状態でも幼虫が死んでしまうことはないが、孵化後に高温で飼育した翌年の羽化率が低い傾向にあることがわかったため、エアアレーション以外の対策をとることにした。

「幼虫の羽化率低下の原因は・・・?」参照)
 
 水温を下げるために、「クーラー」または「冷却ファン」を購入することを検討した。
 「冷却ファン」は安価なものが多く販売されていて簡単に水温を下げることができそうである。しかし、エアレーションの効果と同じで水を気化させることで水温を下げる方法は安定的な水温を保つことが難しい。湿度の高い日は蒸発しにくくなり、効果も少なくなることが考えられるため、経費は高くなるが「クーラー」を使うことにした。
 クーラーで冷やした水の温度を少しでも保つために、出てきた水を発泡スチロールの容器に入れ、そこに幼虫の飼育容器を入れた。飼育容器内の水温は、25℃くらいになるように設定してある。