ホタル・飼育・手賀沼・釣り
改良ホタル蛹・羽化用水槽

 平成19年5月6日
 幼虫は間もなく蛹になる時期を迎える。
 昨年は、新たな上陸用水槽を作らずに、前年のものを使用したところ、羽化率が低かった。また、上陸前に死んでしまう幼虫も多かった。死因は、カビ等の真菌類である。そこで、今年は新たに上陸用水槽(90cm水槽)を作り変えることにした。
 上陸部分には、赤玉土をベースにして、保水性・通気性に優れ、防カビにも配慮した用土を特別に配合(赤玉土+富士砂+その他)した。


1 まず、硅砂を敷く。 2 次に、ゴロタ石と活性炭、ろ過器を置く。 3 さらに硅砂を加え、幼虫の上陸部になる部分に富士砂を敷く。

4 上陸部に配合して作った幼虫の上陸用土入れる。 5 水底部に黒那智石を置いてから水を入れ、エアーポンプでろ過器に空気を送り、水質が安定するのを待つ。

6 幼虫100匹を水槽に入れる。

 平成19年5月11日
 幼虫は上陸を始め、発光も見られる。 水槽内に幼虫を50匹追加した。 
 平成19年5月25日
 上陸用水槽(60cm水槽)をもうひとつ作り、幼虫を100匹入れた。
夜間に、発光しながら上陸を試みる幼虫を確認した。







 平成19年6月23日
 上陸用水槽(30cm水槽)を追加し、幼虫を40匹入れる。
  
 平成19年6月20日から羽化が始まり、今年も無事、成虫の発光を見ることができた。