ぼっけえ、きょうてえフィアナさん

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 今回のモデルは、夏コミレポートにもご登場いただいた、さくら師匠宅のお嬢様です。昨年暮れの冬コミにて、スペースにお連れ下さったところを、すかさず逃さず(^^;;)撮影いたしました。


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 こちらのカレは、メディコム・トイ社の「コンドルのジョー」。同じく、さくら師匠がお連れくださいました。
 男前ですよね〜(*^_^*)。キリコちゃんよりも、フィアナさんにお似合いかも(^^;;)。
 今回、彼の役は「写真の男」ということで、モノトーンにしてしまいましたが、
元はこんな感じです。
 撮影場所は、上のフィアナさんと同じく、冬コミのスペース内ですが、後ろに膝掛けをかざして即席のスクリーンにしています。(その折はお世話になりました。>委託先の主様)


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──以上、カメラはいつもと同じく、FUJIの「FinePix 1500」。1280X1024で撮影しました。

 今回は、某DTP誌に載ってたモノクロ写真の一部を着色する(実際は、カラー写真にモノトーンのレイヤーをかぶせ、着色したい部分をマスキングしている)というテクニックを使ってみました。が、実は、その加工よりも「下地」になるカラーの部分を作る方が大変でした(^^;;)。
 撮影場所は、夏コミ時にもまして、光量不足な環境。かといって、フラッシュ焚くと真っ白に飛んじゃうので(^^;;)、マニュアルモードで「明るさ」を抑え目(俗に言う「露出アンダー」というヤツ?)に撮りました。雑誌からの聞きかじりの知識によると、無理に明るく撮って白飛びさせるよりも、暗めの画像の方が色情報が多く残るから、後の加工もしやすい……とか。
 という訳で、今回、加工にはかなり手間をかけています。基本は、フィアナさんの部分だけをクイックマスクで選択して、明るさとコントラストをアップ……ですが、今回、お人形の「命」のお顔の部分が特に暗かったので、そこだけを先にいじって身体部分となじませてから、全身を補正したり、更にレイヤー効果で、全体の色味を整えたり(それが
こちらこちら)。

 でも、更に苦労したのは構成と文章(^^;;)。元々、コミケ会場でアドリブで撮ったお写真ですので、キレイに撮れた一、二枚を単発でご紹介する程度の予定だったのですよ。当然、こんな風に連作にするつもりなどまったくなかったのですが、加工しているうちに、捨てがたいカットが増えてしまって……。お写真の中のフィアナさんが、ご覧の通りのパッチリしたお目目で語りかけてくるんですもの〜〜! が、ジツの母ならぬただのカメラマンの悲しさか、彼女の語る内容をなかなか聞き取れずに、アレコレ試行錯誤するうちに、結局ショートストーリー一本作るのと同等のエネルギー使っちゃいましたね(^^;;)。
 タイトルの元ネタは、ちょっと前の話題作、『ぼっけえ、きょうてえ』(岩井志麻子著・角川書店)ですが、拝借するのはお題だけではすまなかった(^^;;)。やはり「怪談」には、「祟り」がつきものということか……。
#ご存じない方のために、原典の内容を一言で説明すると、「お女郎サンが主人公の怪談」です。
 もっとも、ワタシは怪談が苦手なので(^^;;)、「ぼっけえ」というほど「きょうてえ」感じにはなってないと思うのですが……。「怪談」というよりは、落語の「廓(くるわ)もの」に近いかも(笑)。
 元ネタの岡山北部の方言は、東京者の感覚では、フィアナさんにはゴツ過ぎるように感じましたので(^^;)京言葉(モドキ)を使用。NHK朝ドラの「おかあちゃま」こと大竹しのぶちゃんの喋りを参考にしましたが……ネイティブの方からみたら、ヘンでしょうか?(^^;;)
 一応わたしも、幼少時は京都市内に住まい、京都弁と東京弁のバイリンギャル(死語)だったのですが、さすがに二十年以上経つと、忘れちゃってますね〜(^^;;)。「あんじょうおやすみ」っていうのは、その当時、近所のばあちゃんに言われた記憶があるのですが、あれって、京の言葉じゃなかったのかも……。というわけで、方言指導のツッコミも歓迎いたします(^^;;)。

(2001.2.1)

追記(02.04):
 さっそくいただいたツッコミにより、一枚目のセリフを少々変更しました。「しなはった?」>>「しはったん?」
 当初は「敬語っぽい」感じを出そうとしたのですが、なんせわたしの京都弁は「七歳児レベル」で、当時も目上の方とお話する機会もほとんどなかったから、やっぱり無理が出ましたね(^^;;)。こちらの方が、最初のモノより、わたしにとっても馴染みがいい感じがします。
 ということは、「幼い」というか、かなりくだけた言い回しということなのかな? まぁ、それもまたよし(^^;;)。

 


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