中期癌手術後のAHCC飲用で再発ゼロ!
藤本病院(大阪府・寝屋川市) 川口雄才医師(41歳)
畳職人の長谷川和久さん(50歳・仮名)が初めて川口雄才医師の診察を受けたのは、平成7年半ばであった。
直腸癌だった。
「中期の進行癌でした。幸い肝臓や膵臓への転移はありませんでしたが、リンパ節には転移していたのです。
癌のステージとしては3Aで5年生存率は40%──治療がうまくいったとしても10人中6人はやがて再発して死亡するわけです。
生存の40%に入れるために、長谷川さんにはAHCCを使う方針を決めまして、AHCCについて簡単に説明をおこない飲んでもらう了承を得ました。
”AHCCは機能性食品ですが、免疫機能が向上することにより再発予防につながるので飲んでください”
──癌を告知した長谷川さんのような方にはこういいます。
告知していない人には”機能性食品で手術後の回復力が高まり、退院後も健康を維持していくのに有効です”というような伝え方をします。
当然のことですが、基本的には手術などやるべき治療をしっかりやって、その上でAHCCを治療補助として使うのです」
長谷川さんに対しては低位前方切除術という術式の手術がおこなわれ癌病巣が切除された。
そして、1週間後から予定どおり1日3グラムのAHCCを飲んでもらった。
手術後、患者が食事をとれるようになるのは1週間目前後であるため、AHCCもそのあたりからになるのである。
「AHCCの量ですが、中期癌の場合はだいたい3グラムと決めています。
アメリカのゴーナム博士らの研究で割り出されている。NK活性が最も効果的に上昇するという量です。
末期癌患者の場合は倍量の1日6グラムに増やします」
末期癌患者の場合3グラムでは効果が弱かったという体験上の報告が、日本でかなり出ている。
それを6グラムにしたところ一気に効果が高まったという例がかなり出てきたことから、末期癌の際には最初から6グラムにするケースもかなりあるのだ。
「こうしてAHCCを2、3週間飲んでいただいて免疫機能を高めておいたところで、3週間目あたりに抗癌剤投与をする、というのが私の方法です。
もちろん、AHCCはそのままずっとつづけていただきます。
そして、一応点滴による本格的な抗癌剤が終了したところで、今度は経口抗癌剤(体へのダメージの少ないもの)に切り替えました。
以後、ずっと経口抗癌剤とAHCCのみです。
経口抗癌剤でもそれなりの副作用はありますから、食欲の低下とかQOLの低下などが起こるのですが、AHCCを併用するとそういうこともなくて、とても快適に生活していけるのです。
ふつう、手術のあとは体重が5キログラムくらいは減少してなかなか戻らないんですが、長谷川さんは食欲も旺盛で早々に術前の体重に戻ったのです。
AHCCを併用する患者さんはほとんどそうなのですが──。
長谷川さんは5年目の完治の日へ向けて、うまくスタートがきれたと思っています」
いかに再発を防いで5年目に近づいていくか。
退院してからの長い長い月日こそが本当の意味での癌との闘いである。
「AHCCと経口抗癌剤の量を調節しながら、定期的に、癌が頭をもたげてこないかを監視していくのです。
長谷川さんはその後間もなく畳職人として仕事に復帰しまして、再発の兆候もまったくなくいまもとてもお元気で、3年目を突破し5年目を目指しているところです。
もちろん、AHCCは5年目のその日まで油断なく飲んでもらいますよ」
上記は「AHCC治療最前線」の本文中より抜粋
|