マイ・ホビーズ・ミュージアム

節木増(ふしきぞう)

節のある木で作った増女。作柄がすばらしく、逆に「節木増」と呼ばれ有名になった面
増女(ぞうおんな)
「世阿弥」と同時代に活躍した田楽の名手「増阿弥」が創作したと言われる。やや面長な実に美しい面であり、しかも清楚な気品にあふれている。ほのかに漂う艶やかさなど美人である。しかし時にそのきりりと締まった顔立ちが、凄みや神性を感じさせる。若く美しい女神の面として用いられ、天冠を戴く女神・天女・仙女等に相応しい面とされている。「西王母」「羽衣」「三輪」等に用いられる。


平成23年12月作成