関根豆知識 第一弾!

今度のテナーは”Buescher True Tone”ビシャーの1920年代にアメリカで製造されたものです。

たぶん誰も”ビシャー”なんて言うSAX知らないと思うのでチョット紹介
(私も04年3月19日にアメセル買いに行ったのにビシャーを始めて知って、
 買ってしまったんですが・・・)

ビッシャーとかブッシャーとか読み方いろいろですが、ビシャーとアメリカ人は
言っているようです。

実は、あのエリントン楽団もこのSAXの音色に惚れて、SAXセクション全員
がこの音色で揃えていたほどの楽器です。

最初はコーンかなと思ったほど似ているんですが、それもそのはずコーン社の元
工場長が独立して作った会社です。
1960年代にあの”セルマー”SELMERに買収されてビシャーのSAXは消えて
しまいました。
ホントのビンテージですね。

他にもBuffet,Conn,Couesnon,Dolnet,Benedikt Eppelsheim,Grafton,Holton,
Keilwerth,King,Kohlert,Leblanc&Beaugnier,Malerne,Martin,FF Old & Son,
Pierret,Antoine-Joseph Sax,Adolphe-Edward Sax,StrasserMarigauxLemaire
など知らないメーカーが沢山作っていたんですね〜
TPなどで有名なマーチンのSAXも素晴らしかったです。
いい物は、何年たってもいいですよ!
さて、手が真っ黒になるシルバーのテナーですが音はどう変わって聞こえるので
しょうか・・・

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関根豆知識 第二弾!

たぶん、誰もCソプラノは見たことも聞いたこともないと思いますのでチョット紹介

その名のとおりC調のソプラノです。
ピアノやギターと同じ譜面が吹けるやつですね。
問題はテナーの譜面はC調ではないので1音下に移調しなくてはいけないことです。
普通のソプラノSAXはBbですので、このソプラノはそれよりも小さいんですね。
音色はとても甘い感じがします。
オーボエをやっている人が、このCソプラノで吹くこともあるらしいです。

この選定は7本吹き比べましたが最後に残ったのが、この前手に入れたテナーと同じ
ビシャーとコーンでどちらも良く鳴ってくれる楽器で困りました。
5時間くらい吹いて、これからまだ鳴りが良くなりそうなCONNにしたんですが、
ビシャーもとても鳴ってて良い音色なんですが、鳴りきってるような感じがしたのと
CONNの方が抜群に音程が良くて、あまり出回っていないビンテージのニッケル
メッキのものだと言うこともあったんで決めてしまいました。

この楽器は1923年製なので81年前に作られた物です。
ビッシャーのテナーが1925年製ですからCONNの方が古い物ですね。

しかし、バンドのメンバーの誰も生まれていない時に作られた楽器が今も十分通用
するんですから凄いですね。

ステージデビューをさせてあげたいですね。

最近ビンテージにはまっている2TSでした・・・