■雨音■

先に海から上がった彼女。
正士も休憩を取るために荷物を置いてある所まで戻ろうと
彼女の少し後を歩き始める…。
すると彼女は突然立ち止まり、お尻の辺りでもぞもぞと妙な仕草をはじめる。

泳いでる時は気が付かなかったが白い薄手の水着は
お尻の谷間に入り込み、丸いふくらみに貼りついており
生地が薄い事も有り、肉付きは薄いが、形の良いお尻は
薄っすらと肌色に透け、その形を露にしている。

彼女は正士の存在に気が付いていない様子で
水着のお尻の所に親指を掛け、本来有るべき水着のラインに修正すべく
お尻を少し突き出している。

なおったかな?と確認する為に後ろを向いた彼女と視線が会い
彼女は初めてそこに正士が居ることに気が付いた様で
みるみる顔を赤くしていく

「…正士君!」

正士も目のやり場に困りながらも終始その仕草を見ていた事に
赤面してしまい、何と言って良いのか分からず黙り込んでしまう

「いつからそこにいたの?」
雨音は羞恥に顔を赤く染め弱々しい声で聞いてくる

「え…と、海から上がった所から…。」
と答える正士

ずっと見られていたと知った彼女は更に顔を赤らめ
踵を返し走り出す。

暫くその後姿を呆然と眺めていたが
後ろから上がって来た悠夏が声を掛けてきた。

「どうしたの?正士」

「な、何でも無いよ!」
慌ててごまかそうとするが走って行く雨音の姿は明かに何でも無い訳は無い

「ふ〜ん、何でもないんだぁ?」
悠夏はにやにやと笑いながら顔を覗き込んでくる
「な、なんだよ?」

「正士ってば、雨音のお尻をこ〜んなに鼻の下伸ばして見てたじゃん」
大袈裟な仕草で正士をからかう様に真似て見せる

「お、お前最初から見てたのかよ?」
「うん!最初からねっ!」


このあと合流した藍にも悠夏は身振り手振りを交えて聴かせ
二人して正士をからかうのでありました(笑




おまけじゃよ