夜の授業  よるのじゅぎょう 司 翡翠 さま
「ねえ八戒、セックスって気持ちいいの?」
ピタッ、ぐしゃっ、ブッ
悟空のいきなりの言葉にゆっくりと流れていた時間が一瞬凍った。
皿を持ったまま動かない八戒、読んでいた新聞を握りつぶした三蔵
飲んでいたコーヒーを噴き出し熱いと騒いでいる悟浄。
悟空は三人に順番に視線を送ると
「どうしたの・・・・?」
と、純粋まなざしで聞いた。
八戒はゆっくりと皿を置くと悟空の前に行きにっこりと話しかけた。
「どうしたんです?いきなり」
「んーとねっ。昨日悟浄が酔っ払って帰ってきたときセックスってすッげー気持ちいいって行っていたんだ」
「・・・貴様・・・・」
「・・・・・」
三蔵は新聞をたたみ悟浄を睨みつけた。
悟浄は冷や汗をかきながらコーヒーを口に運んだ。
「それで悟空、何で僕に聞くんです?」
「悟浄が攻めのほうもいいけど受けの話もいいって」
「・・・・僕が受けですか・・・」
八戒は悟浄にちらっとめをやった。
「悟空、セックスッて言うのは、すっげー腹が減るもんなんだ。」
「えー、そうなの?じゃ俺いーや・・・・」
なぁーんだ、という悟空はんじゃ風呂はいってねよっっといいジープを連れダイニングからでていった。
悟空の後姿をなんとなくみていた悟浄の背筋に殺気が刺さる。
「・・・・覚悟はできたか・・・?」
チャキッと引き金を引く音が悟浄の耳元でなる。
「悟浄何で僕がうけなんですか?」
反対側で気をためるけはいがする。
「え、いやほらもう夜だから静かにしないと・・・・」
「「激むかつく」」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ガウンッ ガウンッ
ドォンッ 
 
「いやー、さすがにさっきの一言には驚きましたねぇ」
悟浄を始末し部屋に戻ってきた三蔵と八戒は向かい合わせにベットに座っていた。
「でも、僕が受けっていうのはちょっと引っかかりましたねぇ」
「・・・・受けだろ」
「僕だって男です。」
「・・・・・」
三蔵は黙って八戒の隣に座り首筋に唇を落とした。
「あっ・・さっ・・んぞ?・・・」
「攻めのやつがこんな声だせんのか?」
くっとのどで笑う三蔵に八戒は反撃した。
「きっと三蔵だって出ますよ!!出させて見せます!」
「ほう・・・なら試してみるか?」
「望むところです」
「そうか」
にっと笑いを浮かべベットにあがってくる三蔵に
はめられましたねぇ・・・・
と、少しこうかいした八戒であった。
 
「んっ・・・・・ふっ」
くちゅっ・・・
八戒は三蔵のモノを銜えていた。
「もういい・・・」
やめさせようとする三蔵の手をつかみなおもふかく銜える。
「いってもいいですよ・・・」
「っ!!」
「ぐっ・・げほっげほっ・・かはっ・・・・」
「八戒!!」
八戒は三蔵の量となれないせいで受け止められずむせる。
「・・・苦いですよぅ・・・」
三蔵に背中をさすられながらいう。
「大丈夫か?」
「・・・三蔵はいっつもこんなの飲んでいるんですか?」
三蔵はにっとわらうと八戒の耳元に口を持っていき呟く。
「お前のは甘いから・・・愛がから・・・・」
その瞬間、八戒の顔は真っ赤になる。
「んっ・・・・」
首筋を吸われ八戒はピクンッと反応する。
その唇は徐々に舌の下がって行く。
「ああっ・・・ん・・ぅ」
三蔵は八戒自身を銜えやさしくなめあげた。
「ああんっ・・・」
激しくなっていく愛撫に八戒は理性を飛ばした。
「ああっ・・あっ・・あっ・・」
三蔵は八戒の先から出ている透明な液を指にたっぷりつけると八戒の秘部にゆっくりと
おしいれた。
「あああっ!!あっあっ・・・んっ・・・くぅ」
八戒の腰が怪しく妖しくゆれる。
三蔵は指を増やし八戒の弱いところを集中的につく。
「あああ!さっ・・んぞぅ・・おかしく・・なりそっ・」
「いいぜ・・・・こわれっちまえよ・・・」
三蔵はそういうと、いきなりゆびを引き抜いた。
「ひゃうっ!!」
「入れるぜ・・・?」
三蔵は自分自身を八戒の秘部におしあてゆっくりと慣らしつつ入っていった。
「ああっ・・さんぞっ」
三蔵は奥まではいるとゆっくりと動き出した。
「あっあっ・・んっうぅ・・・くっ。」
徐々に速さを増して行く。
「あああっ!!さっんぞっ・・もっ・・だっめっ」
「っ・・・」
三蔵は最後を迎えるために激しく打ち付けた。
「あああ!!あっああぁっ・・んくぅ・・・はぁ」
「っぅ・・・・」
「ああああぁぁぁぁ!!」
八戒は、意識を手放した・・・・
 
「八戒、今日の感想は?」
「・・・んー、僕やっぱりしてもらうほうが・・いい・・・です。」
すこしほほを赤らめながら答える八戒に三蔵はいとしさを募らせた。
「しかし・・悟浄のやつ余計なこと吹き込みやがって・・・」
「でも、悟空もそろそろお年頃ですし、知っておいても損はないと思うんですが・・」
八戒は三蔵の腕の中で答えた。
「・・誰が教えるんだ・・・?」
「んー・・・僕か・・悟浄ですかねぇ・・・」
「あ、でもどうやって教えたらいいんでしょう?」
「きくな。」
三蔵は八戒に軽くキスをした。
「でも、知っておかないと・・・・」
「・・・ビデオでも見せておけ」
「はははは、いい考えですねぇ」
「それとも・・・・」
三蔵は八戒の上に覆いかぶさった。
「俺達が実際見せてやるか?」
「絶対いやです」
「・・・じゃ、八戒先生・・・俺に教えてくれ・・・」
「え?」
「どこが一番感じるか・・・」
「あっ・・・」
二人の夜はまだまだつづく・・・
 
そのころ悟浄・・・・・
ジャー・・・
「ったく、何で俺がこんなこと・・」
八戒に言われた食器のあとかたずけをしていた・・・
 
おわり 



翡翠さまご本人は「本当にへぼい」と仰っていらっしゃいました。どこが?とあっさり否定してしまうほどの小説ですよね。すごく嬉しかったです〜。まさか自分のサイトにこのような、すばらしいお話を置かせていただけるとは、思ってもいませんでした。
最後の「どこが一番感じるか」の三蔵のセリフに、もう私はクラクラです。でも、どこが一番感じたんだろうと、気になった私は本当に腐ってる…。みなさまはどこだと思いますか?
本当に翡翠さん。有難うございましたっ(><)