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顧問杜氏 池田宏司(いけだ こうじ)
新潟県上越市柿崎区百木
昭和二十年より蔵人として酒造にかかわり、竹田酒造店の杜氏としては30回以上の仕事をこなしてきました。
杜氏はこの蔵の特徴として「水」を一番に上げる。海岸線特有の醪(もろみ)における湧きの強さを指摘する。安定した発酵に助けられ安心、安全な造りを行うことが出来るからである。
しかしながら、「米」の旨味を十分に引き出した酒を造るには時としてこの湧きの強さが邪魔をする。
ここからが、杜氏の腕の見せ所である。酵母の発酵の強さをコントロールする醪(もろみ)管理と酵母の発酵に負けない麹づくりが杜氏池田の神髄である。(名前が宏司・麹だけに)
そして、もう一つ杜氏には信念がある。それは、「手を抜かない」ことである。「手抜き」と「合理化」は違う。確かに、酒づくりは豊かなな経験を必要とするが、一つ、一つの作業をていねいに確実に進めることが基本である。機械に頼ることなく手作業すべきところは頑固なまでにこだわり手を抜かない。甘えと妥協を許さない杜氏池田の信念を貫き通している。

“かたふね”の由来
「潟舟(かたふね)」は幕末頃の創業の頃よりの名で、砂丘に点在する「潟」と「上小舟津(かみこふなづ)」(漁舟の船着場)の「舟」に由来します。近辺の柿崎から直江津付近には学術的に注目されるほど潟沼が多いため、この砂丘にて雨水が濾過され、豊富で良質な地下水となり、最適な醸造用水となります。
製造石高400石以下と若干少ない「潟舟」ですが、幕末創業の頃より醸造高のほとんどを高田や直江津の舌の肥えた客の多い地域へ出荷しており、この長年の時間の中で酒好きに愛される確かな技術が培われました。
明治40年10月に行われた新潟県酒造組合聯合会第一回酒類評議会で授与された褒状も現存しています。
新潟の酒は「水のような淡麗辛口」のイメージが強く、そのような需要が高いのも事実ですが、当蔵では決して淡麗辛口酒は造らず、また、原点にこだわり、米の特性をより引き出すため、一反につき八俵以上作らないよう農家と契約し、味を追求し続けています。
「潟舟」はコクと丸みがあり五味の調和した旨口酒。本当の日本酒を味わっていただきたいと思います。
竹田酒造
所在地 新潟県上越市大潟区上小船津浜171
創  立 慶応2年

もろみ
日本酒を愉しむ
食べて美味しいお米があるのと同様、酒に適した米のことを酒造好適米といいます。
  • 大粒で心白(米の中の不透明な塊部分)粒が多い。
  • 吸水性に優れている
  • 麹菊が蒸米の中に入り込みやすい
  • たん白質と脂肪の含有量が少ない
このような条件をすべて満たし、当蔵で使用しているのは新潟県産の「こし淡麗」「五百万石」です。
日本酒はキンと冷たく冷やしたり、香る程度にお燗したり、または常温で味わうなど、酒の種類によってそれぞれ適温があります。
しかし冷酒は身体に悪い(悪酔いする)とよく言われますが、これはアルコールが人間の体温と同じくならないと吸収されにくいためです。(人肌が丁度良い訳です)
飲み口もいいので調子に乗って呑みすぎると、身体が温かくなって来た頃にガツンときますので要注意。ほろ酔い気分を楽しみたいなら、ぬる燗がお勧めです。