トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) *赤色が今回のトレース

米田白山 (274m 美濃加茂市) 2022.6.12 晴れ 2人

白山神社コース登山口駐車場(9:57)→白山神社(10:07)→白山槍(10:25)→米田白山山頂(10:38-10:41)→展望デッキ(10:51-11:00)→車道(11:20)→馬串山(11:22-11:40)→箱岩コース登山口(11:49)→展望デッキ(12:16)→米田白山山頂(12:22-13:31)→4番鉄塔(13:45-13:50)→ため池(14:08)→駐車場(14:18)

★6月12日に美濃加茂市の米田白山に登ってきました。
★今回は近年整備された南側のルートを周回してきました。
★白山神社の駐車から参道を歩いて白山神社に参拝。
★丸木階段の登山道を登って稜線へ。
★白山槍で大パノラマを楽しんで米田白山山頂を踏みました。
★さらに西に向かいデッキが整備された展望台へ。
★展望台から西に下って鉄塔を通過。下山し超々低山の馬串山で石仏ウオッチング。
★山沿いの車道を歩いて箱岩から箱岩コースを登って再び山頂へ。
★山頂の木陰で展望を楽しみながら昼食を楽しみました。
★昼食後、稜線を東に歩いて4番鉄塔から鉄塔巡視路を下り、白山神社駐車場に戻りました。
★低山でありながら山頂を2回踏むなど変化に富んだ山歩きを楽しんできました。


 昨年、新聞に米田白山の新ルートとして白山神社からのコースが整備されたとの記事が掲載された。米田白山には2回登っているが、いずれも北側にあるさくらの森から周回している。今回は白山神社コースを登って、まだ歩いていない馬串山へのコースを下り、箱岩コースで再び山頂を踏むこととした。

 県道350号線で飛騨川にかかる青柳橋を渡って道なりに米田白山の南側を東進。牧野バス停の手前の交差点を左折して山に向かって水田の中を走ると鳥居が見える。山裾に沿って走り、鳥居の横にある駐車場に車を停めた。

 10台以上駐車できる広い駐車場には軽トラックなど数台が停まっていた。登山者が多いのに驚いたが、この後、白山神社で神事が行われており関係者の車であることが分かった。
 
 靴を履き替えてスタート。鳥居を潜って神社に安全祈願。もう1つの鳥居を潜って丸木で整備された広い道を登る。この道は白山神社への参道で、折り返しながら歩くと10分ほどで神社が現れた。
 
 背広を着た数名の地元の方が集まっておられ、ちょうど神事が終わったところだった。ここでも手を合わせて本殿右側から山道に入る。人工林を抜けて、丸木階段の道を登っていく。白山登山道の地図がビニール袋に入れられて木の幹に貼ってある。
 
 コシダの群落の中、傾斜が増した階段が続く。右山でトラバースしロープ設置場所を通過。ヒトツバが張り付いた大岩を見て稜線の道に合流した。合流点にはしっかりした案内板があり山頂方向に歩く。
 
 すぐに岩場が現れ、岩を登ると白山槍がある。素晴らしい展望地で南側180度の大パノラマが楽しめる。周囲の岩場にも登って展望を楽しんだ。白山槍を後に稜線の道を西に向かうと、北に下る遊歩道を見て山頂に到着。
 
 山頂のベンチで女性2名が昼食中。山頂の地面には石ころで山名や日にちが書いてある。毎日登られている方があるようだ。山頂からは南北の展望が得られ、木曽川や飛騨川が望める。この後、もう一度山頂に戻ることになるので、早々と山頂を後にして西に向かう。
 
 反射板の脇を抜けて西側の展望地となる岩場を経由して遊歩道に戻ると、展望台手前に南北に下る道がある。北へ下ればさくらの森、南は箱岩コースであり、この後ここを登ってくることになる。
 
 交差点を通過して展望台へ。なんと展望台の前にウッドデッキが作られている。令和3年度に森林空間活用事業を利用して作られたとのこと。デッキの上からは美濃加茂市の市街地が一望できる。
 
 大パノラマを楽しんだらまだ歩いていない西尾根を下る。展望台の左からしっかりした山道を下る。すぐにテーブルのようなった岩があり、その先も展望地になっている。明るい道を下っていく。正面に木曽川が見えるようなところもある。
 
 かなり下って灌木帯を抜けると高圧線の下の伐採地となり前方に鉄塔が見えるようになる。ササの道を進むと車道に出た。車道を西に歩くと正面に低い馬串山がある。山道があったので踏み込んでみるといくつかの石仏が並んでいた。米田白山で見た地図が木に貼り付けてある。
 
 ヒトツバの道を登ると大岩があり、大岩に沿って進むと踏み跡が消えてしまった。引き返して大岩に登ろうとしたがテープで止めてある。登頂はあきらめて引き返し、米田白山の南側にある道を歩く。
 
 山沿いに10分弱歩くと「白山箱岩登り口」の標示と展望台で見た里山千年構想の看板がある。標示の少し東に山に向かって木道が設置してあり、ここを渡って山に入る。この入り口の南側には樹木に囲まれた大きな岩があり、これが箱岩のようだ。
 
 丸木階段を登って左山でトラバースするとため池が現れ、ため池のフェンスに沿って歩き再び山道に入る。よく整備された道を登っていくと登山口から25分ほどで先ほど通過した稜線上の分岐点に出た。
 
 展望デッキに寄ってから引き返して再び山頂に戻ると女性のパーティが昼食中だった。我々も南側の展望を見ながら昼食。切り開きには空き缶で作られた風車が回っていた。
 
 昼食の後、往路で歩いた稜線を東に向かい、白山槍や八畳岩を通過して鉄塔への分岐路へ。北へ下ればさくらの森に至るが、ここは未踏の鉄塔に向かう。なだらかに稜線を歩くと南側に岩の展望地が現れ、岩の上に立つと木曽川や環状線が望めた。
 
 この先で鉄塔が見えるようになり、すぐに鉄塔下に着く。鉄塔標示によると4番鉄塔である。鉄塔下の裸地にはいくつかのケルンが積まれており、空き缶で作った風車も見られる。稜線上を東へさらに道が続いており少し踏み込んでみると木の幹に「信友ルート」と書かれた貼り紙があった。この山の東に信友という地域があり、そこに下ることができるようだ。
 
 鉄塔まで戻って5番鉄塔の標示に従って南の巡視路を下る。プラスチック階段が設置してある急斜面を下っていく。西方向に下るので駐車場に近いところに下山できると思ったが、道は途中から東に向きを変え、どこに出るかわからない。
 
 GPSを見ると高圧線に沿って下っている。かなり下ったところで5番鉄塔を通過。道は東に向かって続いており、5番鉄塔から4分ほど下ったところでため池の横に出た。農道に出て西に向かい東海環状自動車道の高架を潜って歩いてきた米田白山を見ながら駐車場に戻った。
 
 今回の目的である、米田白山の南側のルートを完歩することができた。新たに信友ルートを発見したので、次回に登ってみたい。

★米田白山からの展望

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