トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

高烏谷山 (1331m 長野県) 2022.9.11 晴れ 2人

高烏谷神社駐車場(10:06)→高烏谷神社(10:12-10:19)→林道横断(10:30)→石碑(10:45)→南福地分岐(10:58)→高烏谷山山頂(11:08-13:00)→石碑(13:16)→林道横断(13:28)→高烏谷神社(13:36-13:40)→高烏谷神社駐車場(13:46)

★9月11日に長野県の高烏谷山に登ってきました。
★駒ヶ根ICから30分程の高烏谷神社駐車場に車を停めて高烏谷神社への階段を登り神社に参拝。
★神社から広い登山道に入り、傾斜のある尾根を一直線に登りました。
★林道を横断し石碑のある大岩を通過。
★ツクツクボウシの声援を受けながら連続する単調な急傾斜の道を登り詰めて、1時間ほどで山頂に到着。
★芝生広場のような広い山頂からは、雲を抱いた中央アルプスや駒ヶ根の市街地など大パノラマを楽しみました。
★山頂には方位盤や避難小屋、トイレ、また少し離れた場所には三角点がありました。
★アカマツの木陰で中央アルプスを見ながら昼食。
★帰路は登ってきた道を引き返しました。
★松川で果物買い出しを兼ねて登った高烏谷山は想定外にいい山歩きができました。


 今年もフルーツの買い出しを目的に、長野県飯田方面の山に登ることにした。2年前に伊那谷の東にある陣馬形山に登って中央アルプスの展望を楽しんだが、今回も中央アルプス展望地である高烏谷山(たかずやさん)を選んだ。高烏谷山は陣馬形山の北に位置し、標高は1331mあるが登山口からは1時間ほどで登れる。

 駒ヶ根ICから県道75号線で東進し、駒ヶ根市道古切田線を経由して火山峠に向かう県道18号線を北上。前方に見える格好のいい三角形の山が高烏谷山である。山が近づいてきたところで高烏谷神社に向かって右折しナビを頼りに集落の中の細い道を進むと田園の中に鳥居がある。鳥居の左にある道を山に向かって走ると高烏谷神社の駐車場に着く。ここが登山口となる。
 
 10台ほど停められる駐車場には数台の車があった。靴を履き替えてスタート。参道の階段の入り口には高烏谷神社の案内がある。参道の40本ほどのアカマツは樹齢300年を超えるものがあり、また神社の彫刻のことが書いてある。
 
 鳥居を潜って一直線の参道を登っていく。参道の両脇に並ぶアカマツの巨木が神社の歴史を感じさせる。鳥居から数分歩くと神社に到着。本殿に上がる階段の手前から右に行ったところのトイレに寄って本殿に安全祈願。本殿の裏から山道に入る。
 
 道は広く案内板もある。後方からの単独男性に道を譲ってゆっくりと登る。山道を10分程歩いたところで林道を横断。登山道の両脇にはテープが張られており「茸止山 入山禁止」の標示がある。登山道以外は入山禁止になっている。
 
 天然林の道は次第に傾斜が増し、緩やかなところはわずか。よく踏まれた道を登っていくと右側に大岩が現れ、岩の上に石碑があった。石碑を後に急斜面の道を登る。岩が多いところもあるが、道は単調。ノコンギクやアキノキリンソウなどの花が疲れを癒してくれる。
 
 左に南福地に下る道を見てアカマツの巨木がある明るい道を登っていくと分岐が現れた。山頂は間近であり、どちらに行っても山頂に付けそうなのでここは直進。急斜面を登り詰めて広い山頂に出た。
 
 真っ先に西側の中央アルプスの大パノラマが目に飛び込んできた。伊那谷を隔てて雲を従えた中央アルプスが青空の下に連なっている。方位盤があり山の同定をした。木曽駒ケ岳などは雲で覆われていたが、空木岳の山頂は見える。
 
 絶景を見ながら先行の2人の女性から周辺の山の情報をお聞きした。我々がまだ登っていない山として傘山と戸倉山を教えていただいた。
 
 下山する2人を見送って山頂を散策。公園のような広い山頂には避難小屋やトイレ、神社などがある。広場の一角からは南アルプスが望めるが、雲に覆われて鋸山が見える程度だった。神社に参拝してから、アカマツの木陰で焼きそばの昼食をゆっくりと楽しむ。大パノラマを見ながらの食事は最高に美味しい。
 
 昼食の後、山頂から北東にある三角点に向かう。東から未舗装の林道が上がってきており、林道に沿って歩くとすぐに三角点に着く。三角点は木々に囲まれて周囲の展望はない。三角点の横に雨量計が設置してあった。
 
 山頂に引き返して下山開始。登ってきた道とは反対側の方向に緩やかに下って行くと東屋が現れた。東屋の先は展望地になっており、山頂からは見えなかった西方向の展望が得られる。左には先ほど教えてもらった戸倉山が見えた。
 
 展望地を後に右山で下って往路の道に合流。ここからは登ってきた道を下った。石碑を通過し、林道を横断して高烏谷神社へ。神社周辺で久しぶりにツチグリを見つけた。面白い形をしたキノコで地上に落ちた星のように見える。神社から参道ではなく林道を下って駐車場に戻った。
 
 高烏谷山は1時間登れば大展望を楽しめる。単調な登山道が一直線にかなりの勾配で続くが、道はしっかりしており迷うようなところはない。今回は中央アルプスに雲がかかっており全体を見ることができなかったので、雲のない時に季節を変えて登ってみたい。

 帰路、いつものように松川で旬のりんご「サンつがる」を爆買いした。
★高烏谷山からの展望

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