トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

雷倉 (1168m 本巣市) 2021.11.13 晴れ 2人

登山者用駐車場(8:18)→登山口(8:24)→橋(8:39)→尾根(8:50)→19/33(9:31)→15/33(10:07)→岩場下部(10:17)→林道横断(10:53)→3/33・雷岩屋(11:44)→雷倉山頂(11:57-12:39)→林道横断(13:38)→岩場下部(14:08)→26/33(15:08)→橋(15:18)→登山口(15:34)→駐車場(15:40)

★11月13日に本巣市の雷倉に登ってきました。
★八谷集落の登山者駐車場をスタート。
★水路の上を歩いて谷を渡り、トラバース道を通過して尾根へ。
★紅葉の美しい尾根を急緩繰り返しながら登りました。
★やがて尾根は広くなり、かなりの急斜面に。
★落ち葉で拾いにくい道をスローペースで登り切ると、次は岩場の急斜面で苦戦。
★岩場を登り切って林道を横断。
★落ち葉の積もった急傾斜の道を一直線に登って雷岩屋を通過して山頂に立ちました。
★山頂からは雪の能郷白山や屏風山・蕎麦粒山など美濃の名峰に感動。
★帰路も時間がかかることから昼食を早めに終え登ってきた道を下り、念願の小津三山登頂を達成しました。
★急斜面の連続でコースタイムをかなりオーバーしましたが、ワイルドなロングコースを歩き切った達成感のある山旅となりました。


 小津三山の小津権現山、花房山、雷倉で登っていないのは雷倉だけ。いつかは登りたいと思っていた山であるが、以前は登山道が十分に整備されておらずなかなか踏み切れなかった山だった。最近、登山道や駐車場が整備され、本巣七名山の1つとして登る人が増えたことから雪が降る前でヤマビルのいない時期に登ることにした。標高差950m、コースタイム3時間。最近、低山中心の我々にとってはかなりハードな山行となる。

 登山口のある根尾の八谷集落に向かって国道157号線を北上。道の駅「うすずみ桜の里・根尾」のトイレに寄ってさらに北上。道の駅から1kmほど北上したところのヘアピンカーブから左折して国道を外れて根尾川を渡り、藤橋根尾線に合流して再び橋を渡る。

 黒田建設の建物が現れ、左側の駐車場が登山者に開放されている。黒田建設さんに感謝。4〜5台駐車可能なスペースで、3台が停まっており、単独男性が出発するところだった。靴を履き替えてスタート。

 駐車場から左に歩いて、その先の分岐は左の道を下る。橋を渡り八谷集会所から右に車道を登ると未舗装道路となり、その先の左の山道が登山口。登山口には協力金の寄付箱が設置してあり、下山時に寄付することにして山道に入る。

 暗い杉林に入るとすぐに「雷倉へ(水路に沿って)」の標示がある。右に直角に曲がって苔むした水路の蓋の上を歩く。崖をトラバースするように水路が作られているところもあり、水路の造成にはたいへんな労力がかかったに違いない。崖が崩壊して道幅が狭いところもあり慎重に歩く。

 水路の上を15分弱歩いて谷に突き当たったところで「雷倉へ 下る→」の標示が現れ、谷に向かって水の流れる崖のようなところを下って橋を渡る。27/33の標示があり、以降、ところどころにこの標示が現れる。山頂までの距離の目安となる。また、山頂まではピンクテープがかなり細かい間隔で付けられており、頼りになった。

 人工林に入り、すぐに右山でトラバース。道幅が狭い部分があり、また急なところにはロープが設置してある。滝の音を聞きながら急斜面を登って尾根道に出た。落ち葉が積もったなだらかな天然林の道を歩く。しだいに傾斜が増し人工林を抜けて22/33を通過。ほぼ1時間で1/3を歩いたが、本格的な登りはこれから。

 黄色を基調とした美しい紅葉の中、落ち葉を踏みながら尾根を登る。シカの皮はぎ防止の青テープが巻かれたヒノキを見ながら急緩繰り返し、広い尾根になった辺りで小休止。パンでエネルギーを補給して急斜面に取り付く。

 尾根が広く、また落ち葉が積もっていて踏み跡が見えないところもあるが、尾根を外さないように一直線に登る。かなり急で、捕まる木もなく、滑り落ちないように超スローペースで登る。15/33を通過し、半分は過ぎた。傾斜はややなだらかになったが、次に岩場が現れる。

 急斜面に石灰岩が積み重なったようなところで登りにくいところにはロープが設置してある。道が拾いにくい場所があり、ピンクテープを見通しながらルートファインディング。落ち葉が積もっていて、時折、石灰岩の隙間に足をとられる。とにかく登りにくく、ここでも超スローペース。

 苔むした岩と灌木、わずかに残る紅葉が美しい。岩場の13/33を通過。急傾斜はまだ続く。岩場上部に来たところで下山してくる単独男性とすれ違った。30分ほどで岩場を抜け、なだらかな尾根に出ると、前方に雷倉山頂を捉えた。

 落ち葉が積もった広い道を山頂を見ながら歩くと林道が現れた。林道からは東の展望が得られ、中央に船伏山、左に岩岳と思われる山が望めた。林道を横断するように再び山道に入る。雪で大きく曲がりる灌木の中、落ち葉が敷き詰められた道の踏み跡はしっかりしている。

 前方に見える三角形のピークに向かって一直線に登っていく。傾斜が増し、急斜面を一歩一歩登る。歩き始めて3時間たったが、まだ先は長い。下ってくる単独男性とすれ違った。これでもかと続く急斜面に苦戦。登山道周辺に昨夜降った雪が見られるようになった。

 ロープ場を登っていくと雷岩屋の標示が現れ、3/33。岩屋に寄ってみると、隙間のある大岩があった。岩屋の上部から単独男性が下って来た。岩屋からも上へ道があるのかと思ったが、「ここに道は無いです」と言われた。登山道まで引き返して5分ほど登ると稜線に出た。

 道は左に直角に折れ曲がっており、下山時に稜線を直進しなように「八谷へ⇒」の標示が設置してある。林道から1時間経過し、山頂は後わずか。気持ちのいい稜線を歩いて雷倉山頂に到着。登山口から3時間半かかったが、山頂を踏むことができ、達成感は大きかった。

 山頂は狭く、目立ったピークではなく通過点のようなところで、三角点と立派な標識が立っている。周囲は灌木に覆われているが、丈が低くかろうじて周囲の山々が見渡せる。北には雪の能郷白山や屏風山、南には花房山など名山が望める。また、東には、根尾の道の駅、西には藤橋城のある鶴見地区や徳山ダムの一部が見下ろせた。花房山方向への踏み跡もある。

 今日、雷倉の登った登山者は我々を含めて5人。すでに3人は下山し、この巨大な山には我々2人しかいないと思うと心細い。下山時も急斜面でぺースが落ちるに違いない。3時半までに下山するには12時半に山頂を出る必要があることから、素早く昼食を済ませることにした。

 三角点の横で、おでんにご飯と野菜を投入しておでん雑炊を作り、いつものコーヒーは無し。ほぼ予定通り、12時半過ぎに山頂をスタート。登ってきた道を引き返す。林道までの急斜面は捕まる灌木がないところもあり、持参してきたロープを使って下った。下りは登りよりも斜面が急に感じる。よくこの斜面を登ってきたものだと思いながら林道まで下った。

 岩場とその下の急斜面でもロープを使って慎重に下った。休憩なしでひたすら下り、尾根を外れて谷を渡り水路の上を歩いた。水路の水は登山口方向に向かって勢いよく流れているが、上り坂でも流れているように見えるのは錯覚であろうか。そんなことを考えながら登山口に戻った。

 協力金をポストに入れて駐車場に戻る。駐車場には我々の車1台だけだった。駐車場にも協力金のポストがあり、ここにも投入。このように登山者に配慮していただける地域の方に感謝。

 小津三山を達成でき、充実の山歩きとなった。登りの途中で、山頂に着けるのかと心配になったが、何とか登頂できた。もう1時間早くスタートすれば余裕をもって歩くことができたと反省。根尾七名山で最も手ごわいと言われる雷倉ではあるが、道はかなり整備されており尾根を外さないように登れば迷うようなことはない。ただし広い尾根や岩場では踏み跡が不明瞭で注意が必要。ピンクテープが頼りになった。道はほぼ一直線に続いており、急斜面でもジグザク道になっていない。ワイルドでハードな玄人向きの山だと思う。それだけに手つかずの山に登ったという達成感は大きい。いい山だ。

★雷倉からの展望

 トップページへ