トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

呉枯ノ峰・田上山 (532m・323m 滋賀県) 2016.11.12 晴れ 6人

墓地(9:09)→登山口(9:11)→三ツ頭(10:08)→呉枯ノ峰山頂(10:31-10:37)→田上山分岐点(10:42)→菅山寺分岐点(10:59)→近江天満宮分岐点(11:07)→近江天満宮(11:13)→菅山寺本堂(11:26)→近江天満宮分岐点(11:48)→菅山寺分岐点・昼食(11:58-13:36)→田上山分岐点(13:54)→田上山山頂(14:32)→林道終点(14:45)→車道(15:02)→墓地(15:10)

<参加者> TOMUさん、NARIさん、ARIさん、NAOさん、RAKU、RAKU-N

★11月12日に滋賀県の呉枯ノ峰と田上山に6人で登ってきました。
★伊香高校東の水道タンク横の登山口をスタート。
★ジグザグと登って明るい稜線を歩き三ツ頭を通過。
★紅葉の美しい天然林の尾根を楽しみながら呉枯ノ峰山頂を踏みました。
★さらに稜線を歩いて菅山寺方向に下り、近江天満宮や菅山寺を見学。
★再び稜線まで戻って、紅葉を見ながらにぎやかな昼食タイム。
★昼食の後、稜線を戻って田上山方面に下り、鞍部から登り返して田上山の城址へ。
★城址から石仏を数えながら下山しました。
★秋晴れの中、紅葉最盛期の里山で歴史探訪を楽しんできました。

 11月中旬になると、紅葉前線は標高1000mを切る。紅葉を目的に滋賀県の呉枯ノ峰を選んだ。以前登ったときには田上山を踏まなかったことから、今回は帰路に田上山へ寄る計画とし、いつものグループ6人で木之本を目指す。

 呉枯ノ峰の一番南にある登山口をスタート地点とし、伊香高校の近くにある墓地の駐車場に車を停めた。空は真っ青で雲1つ無く快晴の素晴らしいハイキング日和。靴を履き替えて、墓地のすぐ上にある水道タンクの右側から山に取り付く。
 
 右に堰堤のある谷に沿って歩くとすぐに「←三ツ頭方面」の青い看板があるので、ここを直角に左に折れて常緑樹の林の中、掘れた道をジグザグと登っていく。急斜面のところもあり、山歩き初心者のNAOさんのピッチに合わせながら歩く。次第に稜線が近づき、明るい道となる。稜線に出ると、切り株に群生したスギヒラタケや地面に落ちたオオウラジロノキの果実が見られた。
 
 紅葉し始めた木々の中、フユイチゴの赤い実を食べながら尾根を歩くと、木に「始点」「終点」と書かれた白いプレートのある場所に着いた。ここが、三ツ頭である。ここで小休止。道は稜線を左右に外しながら大きなアップダウンもなく北に続いている。
 
 三ツ頭から20分ほど稜線を歩くと、やや広い場所に出る。ここが呉枯ノ峰山頂で展望はない。大きな三角点は一等三角点。三角点の後ろに立てられたポールに小さな板が付けられており、三角点の前で記念写真を撮った。昼食には早いので、菅山寺に向かう。
 
 山頂を後に、なだらかな道を歩くと、5分ほどで田上山の分岐を左に見る。帰路はここを下って田上山に向かうことにし、稜線を直進。左側の谷にはカエデが多く、赤く紅葉して美しい。

 道は下り坂となり、シロモジの黄色がきれいな道を通過して、大きな看板のある4つ辻に出た。管山寺への分岐点であり、東へ、一段と広くなった道を下る。道端にある小さな石仏は首から上が無く、ちょっと不気味。
 
 ブナ林の中、散ったばかりの落ち葉を踏みながらどんどん下っていく。分岐点が現れ、右は近江天満宮の標示。どちらに行こうか迷ったが、標示に従って天満宮方向へ下る。花の終わったミカエリソウを見ながら、近江天満宮の前に出た。神社の前には大きな朱雀池がある。
 
 天満宮は屋根が雪で変形するなど、以前よりもかなり傷んでいるようで、立ち入り禁止のロープが張ってある。建物の裏から横山岳を見ようと回ってみたが、木が大きくなっており、横山岳はかろうじて見える程度だった。
 
 神社から池の横を歩く。朱雀池には木漏れ日が差し込み、対岸の紅葉し始めた木々が水面に映って油絵のように見える。また、風で寄せられた落ち葉が水面を覆って美しい。巨木や五所権現の建物を見ながら歩き、その先で石段を登ると菅山寺の本殿の前に出た。
 
 木造の立派な建物であるが、これも以前よりかなり傷んでおり、全く修繕されていないようだ。隣にある鐘楼の鐘も撤去されており、このままではここにある全ての建物が朽ちて消滅してしまうのではないかと思われた。  
 
 鐘楼から北へ続く道を歩き、左に向きを変えると宝蔵庫が現れ、正面に2つのケヤキの巨木とその間の山門がある。このケヤキの大木は見事である。ケヤキを撮影している数人のパーティがあった。登山ではなく歴史探訪に訪れた方のようだ。我々も写真を撮って、山門を潜った。

 紅葉したイチョウの巨木や庫裡などを見ながら、焼き芋を食べてエネルギーを補給し、山門の前で記念撮影。近江天満宮と菅山寺の見学を終え、西に歩いて歴代住職の墓を通過して往路に合流。稜線への坂を登っていると仏花を持った夫婦連れとすれ違った。ウッディパル余呉方面からの最短距離でお墓参りにみえたようだ。
 
 稜線に出たところでちょうど正午になったので、四つ辻の隅で昼食にする。いつものようにガスストーブ3台で、みんなが持ち寄った食材を煮る・焼く・炒める。ウインナーソーセージ、ハム、はんぺん、がんもどき鍋、ワンタン、うどん、チーズ、漬け物など様々な食材で食べきれないほど。最後はコーヒーで締めて1時間半の昼食を終えた。昼食中に登って来る人は無く、お墓参りのご夫妻にお会いしたのみ。

 パッキングして田上山に向かう。以前は、この四つ辻から西に下って大鳥居に向かったが、今回は田上山を踏むため、歩いてきた稜線を呉枯ノ峰山頂手前の分岐点まで引き返す。稜線を登り返すことになるが、大きな登りではない。20分ほどで分岐点まで戻り、ここから右の道に入る。
 
 コアジサイの紅葉が美しいトラバース道を経て尾根に出る。窪んだ道を下り針葉樹林帯を抜ける。道は西から南に向きを変え、左に深い谷を見ながら歩く。かなり下ったところで左に道が分岐しており、下れば赤川沿いに付けられた道につながっていると思われた。ここは直進。
 
 気持ちのいい道を下り、ヒノキ林の薄暗いような場所を通過。ここが呉枯ノ峰と田上山を分ける鞍部。この先で明るい道となり、田上山へ分岐がある。地面に標示板が置いてあったが、字が消えて読めなかった。直進すると木之本の町に下りると思われた。
 
 左の道に入り、真っ赤なモミジの紅葉を見ながら数分登って平らな場所に到着。田上山城跡の案内板がある。案内板によると賤ヶ岳の戦いで、秀吉の弟、羽柴秀長が構えた陣城で、本陣に相当したという。城郭遺構全体で南北500m、東西250mとかなり大きい。この後、城跡を南北に横断してその大きさを実感した。
 
 本丸に相当する主郭まで歩いて、ここでも記念撮影。南尾根の道を下って、田上山山頂を後にした。良く整備されたなだらかな広い道を下り、上宮跡を通過。丸木階段を下って、林道終点上部の展望地に出た。今日一番の展望地からは木之本市街の向こうに賤ヶ岳から山本山に続く稜線が、また左には小谷山が望めた。
 
 未舗装の林道を下る。番号がついた石仏がいくつかあるが、33体あるのかどうかは確認できなかった。展望や紅葉を楽しみながら林道を下って伊香高校の前へ。今日歩いてきた呉枯ノ峰を見ながら駐車地点まで戻った。GPSを確認すると、歩いた距離はちょうど10km。秋晴れの中、紅葉最盛期の里山で歴史探訪ハイキングを楽しむことができた。国道303号線で揖斐路を走り、岐阜に戻った。
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