トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

冠山 (1257m 藤橋村) 2017.6.17 晴れ 3人

冠山峠駐車場(9:58)→冠平分岐点(11:17)→冠山(11:37-11:57)→冠平(12:21-13:32)→冠山峠駐車場(14:43)

★6月17日に冠山にMIZUさんと3人で登ってきました。
★雲1つない青空の下、たくさんの車が駐車してある冠峠をスタート。
★いつものように植物観察をしながら尾根をアップダウン。
★マイヅルソウ、ユキザサ、イワカガミなどいろいろな花を見ながら冠平へ。
★冠山名物の岩壁を、フデリンドウの群落を見ながら慎重に登って狭い山頂を踏みました。
★山頂は360度の大展望地。白山、穂高、美濃の名峰や、冠峠から歩いてきた尾根など、大パノラマを楽しみました。
★冠平で昼食をとって、歩いてきた尾根を引き返して冠峠へ。
★最高の天気の中、たくさんの花と出会い、大展望の素晴らしい山旅となりました。


 昨年、国見岳に一緒に登ったMIZUさんと冠山に登ることにした。冠山は2001年に登って、すでに16年が経過している。国道303号線を走り、横山ダムの橋を渡らずに国道417号線を直進して徳山ダムに向かう。藤橋城のトイレに寄ったが、徳山ダムより先のポッケトパークにも2箇所ほどトイレがある。

 徳山ダムを過ぎると、想定外によく道路が整備されているのに驚いた。トンネルがいくつもできており、快適に走ることができる。現在、冠峠の下を貫通して福井県に至るトンネルが工事中であり、工事車両が行き来する工事現場を通過して、冠山林道に入る。

 カーブの多い登りが始まる。道幅は狭いが路面状態はよく、普通車でも何の問題もない。途中、1箇所、高倉峠への分岐点があるが、ここは右に進む。この辺りから、右に冠山の特徴ある山容が見え始める。MIZUさんが林道の横にいる熊を発見し、びっくり。

 冠山を見ながら高度を稼ぐと、車がたくさん駐車してある冠峠に着く。峠で車をUターンして路肩に駐車。この車の数から、この山の人気が伺える。靴を履き替えて、雲1つない青空の下、峠の大きな石碑から山道に入る。満開のタニウツギの歓迎を受けながら、分水嶺の碑を見て、植物観察をしながらゆっくりと登る。前方には冠山の尖った山頂が素晴らしい。

 マイヅルソウやユキザサの可憐な花を見ながら、展望の良い尾根を歩く。急な岩を登ってアップダウンを頻繁に繰り返す。ブナ林の樹林帯を歩き、鞍部の湿地を通過。北側の展望が得られる場所からは残雪の白山と別山、その右に荒島岳の三角形が望めた。

 冠山が近づき、巨大な山塊がぐんぐん迫ってくる。やがて冠山の姿は消え、前方には緑の壁が立ちはだかる。この壁面を登れば冠平である。雨水で掘り取られた溝状の急坂を登る。イワカガミの花がひっそりと咲いている。左にトラバースしてササ原に出ると、前方に広々とした冠平が開ける。

 冠平らには10人ほどの登山者が休息中。冠平の分岐点からノンストップで冠山山頂に向かって右折。すぐ先で最初の岸壁に取り付く。岩壁には結び目のあるロープが2本用意されているが、岩には足をかけるところが多くあり、補助的にロープを持って、落石に注意しながら岩場を登り切る。

 すぐに次の岩壁が待ち受ける。数人のパーティが下ってきたので、岩の下で待機。下ってきたパーティに挨拶をして岩に取り付く。3点支持でルートを定めながら慎重に登る。たくさんのフデリンドウが満開であり、この美しい花に癒されながら岩場を登り切った。

 灌木のトンネルをくぐって山頂へ。細長い尾根の南が山頂であり、中央の岩の中に三角点がある。三角点の前でまずは記念写真。素晴らしい天気に恵まれ、展望は最高。

 北東に白山、時計回りに、荒島岳、そして遠くには笠ヶ岳と槍・穂高、御岳。東には能郷白山が大きい。その南には雷倉、花房山、小津権現山の3山、真南には五蛇池山と蕎麦粒山、伊吹山も見える。山頂から北に細い道があり、左の崖に足を踏み外さないように先まで行くと、冠峠駐車場や金草岳が見渡せる。

 展望を十分に楽しんで、登ってきた道を下る。岩場は落石しないように慎重に下り、ササの道を歩いて冠平に向かう。ササの中でニッコウキスゲの蕾が大きくふくらんでいた。冠平の一角には遭難碑がある。

 10人ほどが食事中。日を遮る木陰は無いが、ここで昼食にする。隣の若い数人の男性パーティにサクランボをお裾分け。愛知県から見えた職場の同僚ということで、冠山には初めて登ってきたとのこと。初心者の人もあり、しばらく山談義。

 MIZUさんは冠山のスケッチ。炎天下で熱いので、早めに食事を終えて、登ってきた道を引き返した。帰路も、植物観察しながら、ゆっくりと稜線を歩いて峠に戻った。峠から少し下った展望地で冠山の写真を撮った。ノアザミが咲き始め、本格的な夏が訪れようとしていた。

 帰りに見学者で賑わう徳山ダムに寄った。ダムの堰堤から冠山の頭が望めたのには驚いた。

 後日、MIZUさんから絵手紙が届いた。葉書の裏で冠山を背景に咲くノアザミが輝いていた。
 
★冠山からの展望


★冠山の植物と蛾
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