トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

釜ヶ谷山 (696m 山県市) 2018.1.21 曇り 2人

お染地蔵(8:47)→登山口(8:49)→71番鉄塔(9:04)→70番鉄塔(9:10)→128番鉄塔(9:19)→鉄塔巡視路終点(9:25)→463mピーク・三角点(10:03)→甘南美寺コース合流(10:35)→みぞれ谷コース合流(11:06)→釜ヶ谷山山頂(11:14-12:28)→みぞれ谷コース離脱(12:33)→甘南美寺コース離脱(12:55)→463mピーク・三角点(13:18)→鉄塔巡視路終点(13:50)→128番鉄塔(13:55)→70番鉄塔(14:02)→71番鉄塔(14:06)→お染地蔵(14:21)

★1月21日に釜ヶ谷山南尾根コースを歩いてきました。
★木倉集落の入り口にあるお染地蔵の前に駐車して鉄塔巡視路に入りました。
★急斜面のプラスチック階段を登って71番鉄塔を経由し、展望のいい道を70番鉄塔へ。
★鉄塔から左に向きを変えて、三角点を見ながら128番鉄塔を通過。
★小さなアップダウンを繰り返しながら鉄塔巡視路を離れ、倒木の多い尾根を歩きました。
★なだらかな尾根から急斜面に取り付き、シカの足跡を追って463.2mピークへ。
★さらにアップダウンしながら歩き、2年前に歩いた甘南美寺からのコースに合流。
★急斜面を登り詰めて釜ヶ谷山山頂に到着。
★2時間半かけてロングコースを登り切りました。
★雪で釜ヶ谷山山頂までは到達できないと思っていましたが、雪が無かったことから、想定外に山頂を踏むことができ充実の山歩きとなりました。


 2年前の冬、甘南美寺から釜ヶ谷山に登ったとき、猪ノ谷の源流部にあたるピークで、南尾根が猪ノ谷を挟んで2つに分かれていることを知った。2年前には東側の尾根を甘南美寺から歩いたが、西側の尾根は本巣市の木倉集落近くに下っており、この尾根を歩けば釜ヶ谷山に登れそうだ。

 霜津岳から釜ヶ谷山を経由してこの尾根を下ったジオンさんのレポートがあり、歩けることが分かった。早速、行動に移す。この時期、確実に雪があると考え、目標を甘南美寺コースに合流するピーク頂上とした。まだ歩いていない部分を歩こうという計画である。
 
 山県市役所から県道79号線を西進。本巣市に入り、本巣カントリーの左側を通過して外山地区に入ったところで左側にある「東外山ふれあい広場」の公衆トイレに寄る。

 ふれあい広場から北に1kmほど走ると、山間を出て花壇やバス停がある交差点に差し掛かる。この交差点の左側にはお染地蔵が祭られており、その前に駐車スペースがあるのでここに駐車。

 この辺りは雪に覆われていると思ったが、全く雪が無い。この様子だと山にも雪がないと考え、ザックに付けたワカンを外して、軽アイゼンを持った。

 登山口はお染地蔵から少し南に戻った鉄塔巡視路入り口。靴を履き替えて歩き始めると、自宅前にいた女性の方から「気をつけて行ってらっしゃい」と声をかけられた。「釜ヶ谷山まで行ってきます」と挨拶して車道を歩き、左側のコンクリート壁の階段を登る。ここにはカーブミラーが3つまとめて付けてあり、また鉄塔巡視路の黄色いプレートもある。
 
 ブロック壁の上を右に歩くと、コンクリート桝があり、落ちないように飛び越えてプラスチック階段の山道に取り付く。左の竹やぶの向こうには堰堤が見える。枯れ木が散乱したかなりの急斜面を、道を拾いながら、鉄塔巡視路の黄色いプレートの71番方向に登る。
 
 正面に朝日が輝き、71番鉄塔下に出る。鉄塔下は展望がよく、南にはいくつかの鉄塔が立つ大茂山が大きい。ここから、木々が伐採された送電線の真下を歩いて次の70番鉄塔に向かう。

 広い道を一直線に歩いてすぐに70番鉄塔へ。ここからは、以前歩いた甘南美寺からのコースがある稜線が望める。道は左に折れて人工林の中を下り切ったところに鉄塔番号のプレートが4枚あり、直進して128番方向へ。
 
 この人工林では間伐が行われた直後であり、緑の葉を付けたヒノキの枝が地面に落ちていた。すぐに左側が切り開かれた尾根に出る。送電線の下であり、128番鉄塔まで切り開きが続くことから、左側の展望が素晴らしい。霜津岳方向の山が望めた。
 
 切り開きが終わった辺りの道の右側に標高267.7mの三角点がある。三角点のすぐ先で128番鉄塔を通過。なだらかな尾根を鉄塔から数分登ったところで鉄塔標示があり、129番と69番の巡視路は右に付けられている。
 
 ここからは巡視路から外れた尾根歩きとなるが、踏み跡はしっかりしており、テープや赤ペンキの印が見られる。ピークを越えて、左が天然林、右が人工林の境を下り、463.2mピークに向かって急斜面の登りとなる。
 
 落ち葉が敷きつめられた斜面には、一直線に黒い土が露出しており、シカが駆け下りた跡のようだ。急斜面を登り詰めると四角に仕切られたテープの囲みがあり、植生調査と思われる。その近くの白い石に赤ペンキで今登ってきた方向に矢印が書いてある。ここで尾根が二つに分かれており、下山時に東の尾根に迷い込まないよう印が付けられている。
 
  緩やかに歩いて、再び急斜面となる。岩を見ながら登り切ると、アカマツの落ち葉の中、黄色いプラスチック杭と三角点が現れた。463.2mピークである。展望は無い。1時間以上歩いたので、三角点から少し先のアカマツの大木の下で休憩。

 ピークから人工林を左に見ながら一旦下って登り返す。赤テープが付けられた枯れ木が立つ広い頂のピークを通過して、さらに急緩繰り返して石に赤ペンキが塗られた杉林を登って行くと甘南美寺からのルートに合流。人工林の丸いピーク頂上である。
 
 前回登ったときには、このピークは雪に覆われており、踏み跡の状況は分からなかった。甘南美寺からの道はスギの落ち葉に埋もれてはいるが踏み跡は確認できる。しかし、今、登ってきた尾根への道は不明瞭で、分岐があるとは思えない状況である。テープや木に塗られた赤ペンキが目印であり、下山時にここを直進しないように注意が必要。
 
 ここからは2年前のコースをたどる。人工林のピークから天然林の中を下り、倒木を跨ぎながら、「川内方面→」の標示を見て登り返しにかかる。急斜面をジグザグしながら、 天然林の中を登っていく。10分ほど登ると道はなだらかになるが、すぐに再び急斜面となる。
 
 山頂までは後少し。最後の急登。落ち葉の急斜面を登り詰めて、なだらかになると石の転がる尾根に出た。奥の院コースに合流。この合流地点も木にテープが巻いてあるのみで、分岐は分かりにくい。
 
 山頂まで200mの標示を通過し、最後の登りである丸木階段を経て山頂に到着。2年ぶりの山頂である。
 
 山頂の避難小屋の前で男女2名が昼食中。挨拶をして南東の切り開きから岐阜市方面を眺めた。曇り空で展望は今一つ。山頂の「山県市名山めぐり」の看板の前で記念撮影。避難小屋のドアが外れており、内部はかなり荒れていた。小屋が傷む前にドアの修繕が必要と思われる。

 北風を避けて、南斜面で昼食にする。風もなく、日向は暖かい。メニューは定番の卵雑炊と缶詰。昼食中に、先着の2名は「やまびこコース」方向に下って行かれた。誰も登ってこない山頂でゆっくりとフルコースのランチを楽しんだ。
 
 帰路は同じ道を戻る。右折する分岐点を見落とさないように注意し、また463mピーク南側の尾根分岐点では石に書かれた矢印に従って右に下った。山頂から約2時間でお染地蔵に戻った。

 釜ヶ谷山への登山ルートはいくつかあるが、今回の南から攻めるコースはバリエーションルートであり、歩く人は少ないと思われる。通常のコースを全て歩いた人には面白いルートである。
 
 ロングコースであり、鉄塔巡視路から先は道が薄いところもあるが、尾根を外さないように歩けば道を誤ることは無い。ただし、下山時には分岐した尾根に迷いやすいところがあり、地図は必携。
 
 登り始めの鉄塔下以外、ほとんど展望地は無いが、静かな山旅が楽しめる。
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