トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 



城山 (462m 関市) 2022.4.17 曇り・一時雨 2人

登山口駐車場(9:11)→天神神社(9:20)→天神山分岐(9:35)→天神山山頂(9:38-9:45)→天神山分岐(9:46)→女夫山分岐(9:55)→女夫山山頂(9:56-10:00)→松本峠(10:18)→ロープ場(10:32)→展望台(10:33)→城山山頂(10:51-11:58)→松本峠(12:22)→女夫山分岐(12:43)→天神山分岐(12:48)→天神神社(12:57)→車道・墓地(13:03)→登山口駐車場(13:07)

★4月17日に関市の城山に登ってきました。
★上之保小学校前の駐車場をスタート。
★天神神社登山口から木の根が張った斜面を登って天神神社に参拝。
★天神山山頂を踏んで次の女夫山山頂に寄り、大きく下ってお地蔵様のある松本峠へ。
★登り返してロープ場を通過し山頂直下の急階段を登り切って城山山頂を踏みました。
★山頂の周囲の木々が切り払われており360度の大展望。
★御嶽山は雲の中でしたが真っ白な白山を望むことができました。
★山頂で昼食を終えるころ霧雨が降り始め、急いで撤収。
★雨は小降りで雨具を出すこともなく、登ってきた道を引き返しました。
★登山者も少なく、静かな春の山旅を楽しんできました。


 関市上之保にある城山は「じょうやま」と読む。登り残していた山であり、近年、山頂が切り開かれ道標なども整備され登山者が増えている低山。登山口は上之保の中心にあり県道63号線沿いにあることから登山口へのアプローチはいい。

 関金山線を北上し、関市武儀事務所前の信号交差点を左折して県道63号線へ。ほほえみの湯への分岐を通過すると道は東に向きを変え上之保小学校の前を通過したところで右側にロープが張られた駐車場が現れる。「P 天神神社登山口」「駐車場利用後は鍵(フック)をかけてお帰りください」の標示がある。

 10台ほど駐車できるが、駐車してある車は一台も無い。登山口はこの駐車場の北側で小学校の右側。靴を履き替え道路を渡る。鳥居がありコースガイドマップが設置されている。

 人工林の中、木の根がむき出しになった斜面を登る。ストックを忘れたので枯木を拾って杖にした。天神神社の参道でありきれいに整備されている。クマ除けのためであろうか、大きな空き缶が吊るしてある。

 10分ほど登って天神神社に到着。安全祈願をして神社の裏の登山道へ。一旦下って登り返す。急緩繰り返しながら神社から標高差100mほど登ると人工林が伐採された広場に出る。ここが天神山への分岐点であり、天神山山頂を踏むため右に向かう。

 広い尾根を3分ほど歩いて天神山山頂に到着。標高340mの山頂は樹木に囲まれて展望は無い。すぐに登ってきた道を引き返し、女夫山・城山の標示に従って少し下って10分ほど登り返すと再び分岐が現れる。直進すればすぐに女夫山山頂。標高は天神山と同じ340mで展望は無い。

 分岐まで戻り城山を目指す。ここから大きく下る。人工林の中の道は踏み跡がしっかりしていてピンクテープも付けられていることから迷うようなことはない。急斜面を下り切ってなだらかになるが再び急斜面。この先でなだらかになるがまたまた急斜面になる。

 眼下にたくさんの苔むした間伐材が並べられているのが見える。下り切って尾根を歩き、左山で歩くと松本峠に着く。松本峠は東の松本集落と西の先谷集落を結ぶ道の最高点にあり、石仏が佇んでいる。石仏には元禄の文字が読み取れ、古くからある峠のようだ。ここに「3合目 頂上まで1.1km」の標示がある。

 城山へは直進する。尾根道を歩き、天然林を歩くようになると、左側が展望のいい場所を通過。ロープの張ってあるところを通過して左山のトラバース道に入る。足元注意の黄色い標示を見ながら進むと、岩場が現れロープが張ってある。ロープにつかまって岩場を登ると明るい岩の尾根に出る。

 この先で展望台に到着。御岳山の写真があり、天気がよければ御岳山が望めるようだが、今日は厚い雲に覆われて周囲の山々が見えるだけ。

 気持ちのいい天然林を緩やかに登って6合目を通過。道は左に向きを変え、人工林と天然林の境の尾根を歩き、「害獣・まむし注意」の標示を通過。下って登り返して9合目の標示を見る。この先で急斜面のプラスチック階段に取り付く。

 左方向に登っていくとヒノキが伐採されている。前方にはアンテナが見える。折り返しながら急な伐採地を登り切って誰もいない広い山頂に立った。山頂周囲の木々はほとんど伐採されてほぼ360度の展望が得られる。南側にはNHKのアンテナがあり柱にカウンターが設置してある。

 この曇り空でも白山が望めた。中央には三角点と山名標示があり、その前で写真を撮る。山頂の一角にシートを敷いてうどんを作った。昼食中に登ってきた若い女性2名に挨拶。食事をしているとこちらに向かってくる大きなマダニを2匹を発見。最近、山頂で昼食中に出合うマダニが増えているので要注意。

 コーヒーをいれる頃、西の山が白く霞み始めた。間違いなく雨が近づいているので素早くコーヒーを飲んでパッキング。周囲の山がどんどん白くなり、パッキングを終えるころに霧雨が降り始めた。登ってきた道を下って樹林の中に入ると雨は木に遮られて体が濡れることはなかった。

 松本峠手前で山頂で出会った女性2名に追いつかれ、先に行ってもらった。2人を追って女夫山分岐点まで登り、天神神社まで下る。天神神社で2人に追いついた。神社から右によく踏まれた道があったのでこの道を下る。急斜面を下ると小学校の西側にある墓地の前に飛び出した。車道を歩いて駐車場に戻った。雨はいつの間にか止んでいた。

 城山は登山道がしっかりと整備されており危険な場所も少なく、山頂からの展望は素晴らしい。アップダウンがあり標高の割には歩きがいがある。夏場は山頂に木陰が少ないので春か秋に登るのがいい。

★城山からの展望

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