トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

城ヶ峰 (352m 揖斐川町) 2021.5.4 晴れ 2人

旧揖斐駅駐車場(9:04)→登山口(9:13)→八畳岩(9:22)→126番鉄塔(9:34)→125番鉄塔(9:39)→124番鉄塔(9:47)→123番鉄塔(9:59)→(ルートファインディング)→峠(10:39)→122番鉄塔(10:46)→255mピーク(11:03-11:08)→小野坂トンネル上部・林道横断(11:27)→城ヶ峰(12:03-13:20)→反射板(13:40)→城台山(14:02)→三輪神社(14:26)

★鯉のぼり登山第2弾。5月4日に揖斐川町の城ヶ峰に登ってきました。
★先月、野村山から権現山をつなぎましたが、今回はまだ歩いていない255mピークと城ヶ峰のルートをつなぐことが目的。
★八畳岩直下の鉄塔巡視路から山に入り、八畳岩・126番鉄塔を経由して125番鉄塔へ。
★125番鉄塔から122番鉄塔に向かう鉄塔巡視路を下りましたが、122番鉄塔へ登り返すところで大量の倒木により前進不可能。
★旧峠道に沿って強引に稜線に向い122番鉄塔を経由して255mピークの三角点を踏みました。
★ここから小野坂トンネルに向かって下り、トンネル上部の林道から急登し、城ヶ峰山頂に到着。
★山頂の木陰でゆっくりと昼食。
★帰路は西に下り反射板を経て城台山の歴史散策を楽しみ、三輪神社に下山しました。
★鉄塔巡視路でのハプニングもありましたが、これで大野町の雁又山から揖斐川町の間戸山の揖斐アルプスを踏破することができ、達成感のある山歩きとなりました。


 4月に大野町の野村山から255mピークを経由して権現山までを歩き、残る区間の255mピークと城ヶ峰を歩けば大野町の雁又山から揖斐川町の間戸山の揖斐アルプスを制覇できる。

 鯉のぼり登山第2弾は、残る区間を歩くことにした。以前、255mピークと城ヶ峰の間は踏み跡が薄く歩く人は少なかったが、近年、歩く人も増え、ネットにもその記録が掲載されるようになった。
 
 周回コースで歩くには八畳岩から255mピークに向かいピークから小野坂トンネル上部を通って城ヶ峰へ。下山は反射板を経由して三輪神社に下る半時計回りのコースを計画。
 
 車は旧揖斐駅の公共駐車場に停めた。駐車場からはこれから歩く山をぐるりと見渡すことができる。登山口は八畳岩の下の国道法面に設置された狭い階段を上がる。駐車場から10分ほど歩き、車に注意して国道を渡り、階段に取りついた。
 
 階段の途中にある獣害フェンスの扉を開け山に入る。126番鉄塔の黄色い標識に従って折り返すように歩くと八畳岩に突き当たった。岩の下部に手すりが設置してあり岩を回り込むことができる。
 
 今回は岩の上に登らず126番鉄塔に向かって急斜面を登った。切り開きの明るい道を登って鉄塔下を通過。鉄塔下のワラビはすっかり葉を広げている。次の125番までは5分ほどで到着。
 
 鉄塔下からは255mピークが美しい三角形を見せてくれる。そのピークの右肩に立つ122番鉄塔に向かって一直線に高圧線が弧を描き、その下に蛇行する巡視路が見える。
 
 ここから巡視路をたどり標高差100mを下って登り返せば権現山を経由せずショートカットできる。前回、歩いた道を通るより、新しい道を歩きたいという思いがこの後、想定外のハプニングとなる。しかし、結果的にはこの判断が思い出に残る面白い山歩きにつながった。
 
 眼下の樹林帯を抜けた先の124番鉄塔に向かって切り開きの展望のいい道を下り、樹林帯を抜けて124番鉄塔を通過。ここからの展望も素晴らしく、255mピークの左に城ヶ峰が見える。目の前の山肌に見える黄色い木はツブラジイであろうか。
 
 前方下に123番鉄塔を見ながら芽吹き始めたウラジロの群落の斜面を右山で下る。巡視路は狭く滑り落ちないように慎重に下る。山側のウラジロが巡視路を覆い、それに触るとマダニの子虫が付いた。なるべくシダに触れないようにして123番鉄塔に到着。
 
 鉄塔からは左下に未舗装の道が見えるが鉄塔下から先に巡視路は見つからない。鉄塔手前から左に下って広い道を歩き樹林帯に入ると鉄塔巡視路の黄色い標示が現れたので、122番の方向に向かう。
 
 竹藪の中に入ると道が拾いにくくなるが鉄塔標示がありその方向に向かう。竹藪を抜けて広い谷の下部を歩く。道は拾えるが倒木を迂回したり乗り越えたりして鉄塔に向かう斜面に取り付くところに到達。
 
 ここの倒木が激しく、全く道は見つからない。迂回も難しいが、強引にヤブに踏み込んでみると、数匹のマダニの子虫が服に付いた。ここで鉄塔に向かうことはあきらめて作戦会議。
 
 地図では志津山から牛洞に抜ける峠道が破線で描かれており、前回、歩いたときに稜線上にはしっかりした峠道があることを確認している。この峠道を利用して稜線に出ることとし、GPSで峠道の入り口を探した。
 
 峠道は谷にあり、谷の先端で道を探しても見つからない。谷は涸れており登れないことはないが倒木などで苦戦することは目に見えている。周辺を探しても道は見つからないことから、強引に谷の右側の斜面を稜線に向かって登ることにした。
 
 標高差は約100m。急斜面ではあるが比較的疎林で灌木を避けながら木につかまって登りにかかる。ところどころにコシダの群落があり、マダニの付着を避けるため群落を迂回。
 
 10分ほどで峠道と稜線上の道が交差する場所に出た。権現山を越えるルートを歩けばもっと早くこの場所を通過したが、鉄塔巡視路を選択しルートファインディングしたことでかなり時間を費やした。
 
 ここからは前回歩いたコースの逆をたどる。峠から5分ほど登って122番鉄塔へ。先ほど下ってきた鉄塔巡視路がよく見える。122番鉄塔から北に稜線を歩く。前方からやってきた単独女性に挨拶。牛洞坂から権現山をピストンするという。我々は城ヶ峰まで行くことを告げると、小野坂トンネル上部付近の道が荒れていること、城ヶ峰への登りが急なことなどを聞くことができた。
 
 255mピーク手前で右に121番鉄塔への分岐を見てすぐにピークに到着。255mピークは展望がなく、三角点がある。このピークから3つの道が派生しており、東に行けば牛洞坂、北に行けば城ヶ峰に至る。
 
 立ち木にマジックインキで「P255.0 ←権現山 ↑城ケ峰」と書いてある。ここから初めて歩くルートで城ケ峰方向に下る。踏み跡のしっかりした道を一直線に下っていく。人工林が多くコシダの群落も見られる。
 
 急斜面を下り切ってなだらかな天然林の尾根歩きとなり、ゆるやかに登るところもある。小野坂トンネル上部に近づいた辺りで道は灌木帯に突っ込む。道が荒れていると聞いていたがそのような場所はなくしっかりとしており、灌木の壁に囲まれた状態で狭いが難なく通過できる。右山となりその先で未舗装の林道が現れた。トンネルができる前の旧道のようだ。
 
 林道を横断してピンクテープの付けられた道をトラバース。すぐになだらかな尾根に出て人工林を抜け天然林を歩く。この辺りの道もしっかりしている。ピークを越え右側が人工林の道を歩きコシダが自生する天然林へ。

 前方から男女2人が下ってきた。マイナーなルートであり登山者に出会えるとは思わなかった。次第に傾斜が増し真っすぐに登っていく。城ヶ峰山頂まで標高差150mほどを一気に登る。
 
 再び前方から大勢の登山者が下ってきた。保護者と児童数名のパーティで、急斜面を駆けるように下ってきた。これにもびっくり。聞けば牛洞坂までで、余裕があれば権現山まで行きたいとのことだった。我々と逆のコースである。
 
 ゆっくりと登ってなだらかになった先で城ヶ峰山頂に到着。山頂の中央に三角点があり、立ち木に2枚の山名標示板が付けられている。展望はない。正午を過ぎたところであり、昼食にする。木陰にシートを広げてゆっくりと昼食を楽しんだ。昼食中に単独男性が登ってみえただけで、登山者は少なかった。
 
 帰路は幾度か歩いている三輪神社へのルートを下る。天然林の木漏れ日の中、緩やかに歩いて急斜面に入る。急斜面を下り切ってなだらかな道を右山で歩き、急緩繰り返しながら下ると反射板の立つピークに着く。

 反射板の横から南東方向の展望が得られ、権現山や揖斐川町の田園が望めた。反射板から広い道を下って気持ちのいい尾根道を進むと階段が現れ揖斐城跡に入る。揖斐城は今から650年程前に土岐一族が築いた城で、約200年間利用されたが、1548年に斎藤道三に攻め滅ばされた。今でも築かれた当時の形が残っている貴重な文化財となっている。
 
 出丸近くの高台は南側の展望地となっており、正面には池田山や揖斐川が望める。三の丸、曲輪、二の丸など案内板を見ながら城跡を登り詰めたところが本丸で城台山山頂となる。ここも展望地となっており、今日、歩いてきた八畳岩のある尾根や鉄塔巡視路が見える。
 
 展望を楽しんだら、後は三輪神社まで遊歩道を下る。極楽寺への道を右に見て東屋、一心寺、水道タンク、城跡公園を通過して三輪神社に到着。事前に神社にデポしておいた折り畳み自転車で駐車場まで戻った。駐車場近くで、城ヶ峰手前で出会った小学生のパーティに遭遇。権現山経由で八畳岩に下ったようだ。
 
 鉄塔巡視路でハプニングもあったが、権現山経由で今回のルートをたどれば、道はしっかりとしており周回ができる。急斜面ではスリップに要注意。このルートを歩く登山者も増えているようだ。大野町の雁又山から揖斐川町の間戸山の揖斐アルプスを踏破することができ、達成感のある山歩きとなった。
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