メルマガ『ちゅらさんウチナーグチ散歩』で取り上げた語を50音順で引きやすく紹介します。ヤマトグチからも引けます。
●見出し語の括弧【 】はウチナーグチ、[ ]はヤマトグチ。
●ウチナーグチ見出し語の【 】の中の( )は漢字での表記。末尾の( )の数字はバックナンバー。
●→印は、その項を参照せよ、の意。
《例》
【ちゅらさん(清らさん)】(形)美しい、清らかだ。 (1)
[美しい]→ちゅらさん
●《》は文法的事項。各品詞や語の成り立ちなどを説明。
(現在準備中ですので、もうしばらくお待ちください)
あ行
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【あい】(感)あれ (8)
【あいえなー】(感)あれー (8)
【〜あいびーん】(助動)です、ます。 (1)
【あが】(感)あいた (8)
[呆れたッ]呆れたときに発する声→はッ
[足]→くんだ
【あっちゃー】 →あっちゅん、語尾の長音
【あっちゅん】歩く、活動する、元気に暮らす。(12)
【アメリカー】アメリカ人。 (12)
[歩く]→あっちゅん
【あん】(1)
【あんさくとぅ】→だからよー
【あんし】(接)そして、それで (3)
【いちゃゆん(行ち逢ゆん)】(動)行き逢う (2)
【いちゃりばちょーでー】(句)行き逢えばみな兄弟→いちゃゆん、ちょーでー (2)
[美しい]→ちゅらさん
【うっさん】(形)うれしい (1)
【うみあっちゃー】漁師。 (12) →語尾の長音、あっちゅん
[うれしい]→うっさん
[教える]→ならーすん
か行
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[肩]→かたばい
【がじゅー】→がんじゅー
【かたばい(肩走い)】(名)肩。肩の流れ、張り。(3)
【かちゃーしー】おめでたいことや嬉しいことがあったときの素踊り。三線の曲。宴会の最後に自然発生的に踊りだされる。「掻き合わし」から。(12)
【がまくー】(名)腰、腰つき。 (3)
【がんじゅー(頑丈)】(名)健康(だ) がじゅー、とも。 (3)
[頑張れ]→ちばりよー
【かんぽーぬくぇーぬくさー(艦砲ぬ喰い残さー)】(句)艦砲の喰い残した物。沖縄戦で米軍の激しい艦砲射撃の中を生き残った人々が自らをこう呼ぶ。 (5)
[兄弟]→ちょーでー
[きよらかだ]→ちゅらさん
【くとぅ】(助)〜だから、〜ので (1)(11)
[暮らす]→くらすん、あっちゅん
【ぐゎ(小)】接尾辞。小さいという意味を添えるが、愛称や、卑小の意もある。また名詞以外に付いて、「そのようなもの」と名詞化する。(例)若い+ぐゎ=若い者 (12)
【くんだ】(名)足 (3)
《形容詞》名詞の語幹+あん(=ある)でできている。
例:ちゅらさ(清らさ)+あん=ちゅらさん (1)
[元気に暮らす]→あっちゅん
[健康だ]→がんじゅー
[ごきぶり]→ひーらー
[腰]→がまくー
《語尾の長音》名詞の語尾を長音化することで、「〜する人、〜するもの」という語を作る。(例)アメリカー=アメリカ人 (12)
さ行
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【〜さびら】→〜しましょうねえ
【〜している】「〜そーん」の直訳型。→〜そーん (7)
【〜しましょうねえ】「〜さびら」の直訳型。「すん(=する)」の未然形さ+「べり」の志向形べら→すん、べり (1)
[〜しまった]→〜しまった
【〜しまった】〜してしまった。「〜ねーらん」の直訳型。例:「行っちねーらん(行ってしまった)」 (11)
[上等]→じょーとー
【じょーとー(上等)】(名)上等、良い、優れている。「じょーとーな+かんげー(考え)」「じょーとーやさ(上等だよ)」と使う。 (5)
【しらんふーじぐゎ】知らんふり。 →ふーじ、ぐゎ (12)
[する]→すん
【すん】(動)する。(1)
《接尾辞》→ぐゎ
[ぞ]→どぅ
[そうだよね]→だからよー
[そして]→あんし
[それで]→あんし
【〜そーん】〜している。例:「びんちょー(勉強)そーん」 (7)
た行
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[大概]→てーげー
[大変]→でーじ
[太陽]→てぃだ
[高い]→たかさん
【たかさん(高さん)】(形)高い (1)
[だから]→くとぅ
【だからよー】そうだよね。「あんさくとぅ」「あんさびーくとぅ」の直訳型。→あん、すん、あいびーん、べり、くとぅ (1)
[達者に暮らす]→あっちゅん
【ちばりよー(気張れよー)】(句)頑張れ。 (10)
【ちゅらさん(清らさん)】(形)美しい、清らかだ。 (1)
《長音》→語尾の長音、格助詞「や」
【ちょーでー(兄弟)】(名)兄弟→いちゃりばちょーでー (2)
[出会う]→いちゃゆん
【〜であるわけさあ】「〜やるばあやさ」の直訳型。「やん」の連体形やる+「ばあ」(名)+「やさ」 →やん、ばあ (1)
【てぃだ(天道)】(名)太陽 (2)
【てーげー(大概)】(名)大概 (7)
【で−じ(大事)】@(名)大変。「でーじなとーん(大変になっている)」と使う。大切の意味はない。→てーしちA(副)とても。 (7)
【てーしち(大切)】(名)大切
[〜です]→あいびーん
【どぅ】(助詞)ぞ。読みはdu、文末で「どー」と伸ばすときはdooとなる。→ぬちどぅたから (1)
[とても]→でーじ
【どんなしているかねえ】(句)どのようにしているかね→〜している (7)
な行
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【ならーすん(習ーすん)】(動)習わす、教える。 (6)
【ぬち(命)】(名)命 (5)
【ぬちどぅたから(命ど宝)】(句)命こそ宝だ。 (5)
【〜ねーらん】→しまった
[ので]→くとぅ
は行
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【ばあ(場)】(名)〜の場合、〜のわけ、理由 (1)
【はいさい】ハーイといった親しい挨拶(男性)。女性は「はいたい」 (7)
【はじ】(名)はず→はず (9)
【はず】(名)はず→はじ (9)
[蜂]→はちゃー
【はちゃー】(名)蜂 (3)
【はッ】(感)呆れたときに発する声。 (11)
【はッさ】→はッ
【びーん】→あいびーん
【ひーらー】(名)ごきぶり。とーびーらー、とも。 (3)
【べり(侍り)】 →あいびーん
《母音》一般的に3母音といわれるのはエ→イ、オ→ウと変化するため。目→ミー、これ→クリ、もろ→ムル。
その他の特徴として、キ→チ、アイ→エー、リ→イなどがある。肝→チム、笑い→ワレー、鳥→トゥイ。
おきなわの きもごころや きよらさん→ウチナーヌ チムグクルヤ チュラサン
ま行
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[〜ます]→あいびーん
【みじらさん(珍さん)】(形)珍しい (1)
[珍しい]→みじらさん
【ミンサ織】(名) (6)
[難しい]→むちかさん
【むちかさん(難さん)】(形)難しい (1)
や行
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【や】格助詞。「は」に相当。名詞に付いて主語を作るが、名詞の語尾によって次のように変化する。語尾(ア)+や=アー、(イ)+や=エー、(ウ)+や=オー、(エ)+や=エー、(オ)+や=オー、(ン)+や=ノー。
(例)イミ(夢)+や=イメー 「夢は」の意。
【やくとぅ】〜だから、なので。「やん+くとぅ」 →くとぅ (11)
【〜やるばあやさ】→〜であるわけさあ
【やる】(動)やん、の連体形 →やん
【やん】(動)〜である (1)(3)
ら行
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[らっきょう]→らっちょー
【らっちょー】(名)らっきょう (3)
[理由]→ばあ
わ行
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【わかいぐゎ】若い者。 →ぐゎ (12)
[若い者]→わかいぐゎ
[わけ]→ばあ
ん
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