工具箱




【ソケット論 02】〜面接触






























なぜか、

KTC、Ko-ken、ストレート、

と3セットも3/8ショートソケットを持っている僕



















その理由







最初にメーカー工具を買い始めた時に、KTCを買ったの。

その後、カブのクランク割りの時など、

横浜から実家まで、毎回工具箱ごと持って行ってたんですよ。







ただ、毎度毎度カブのキャリアに、

重くなり始めた工具箱を載せて運ぶのは、少々面倒であり、

実家にも最低限の工具箱を用意しよう!と決意







ただ、決意したものの計画倒れで、何も進展のないまま時は過ぎていたんだが、

つい先日の、『ホーネットの×××』の時に、

必要に迫られて、工具を揃えたのさ



















工具箱はメインと色違いで同じ箱



使い勝手は文句ないし、なによりお手頃なお値段が決め手

1480円なら気軽に使えるもんね



















で、その時に買ったのがストレートのソケット

1個250円程とお手軽価格だったんで。































が、







買ってみたら少々失敗

なんと、ストレートのソケット



















未だに“非”面接触!!!



















面接触というのは、ボルトとの接触を角ではなく、

ボルトの面で接触することによって、ナメにくくなるっていうモノ。







こんな図見たことあるかな?



左が非面接触、右が面接触

面接触の方が力が分散されているんです。



















ちなみに、Snap-onが元祖面接触として有名だけど、

世界で始めて面接触を発明したのはアメリカの「UTICA」って言うメーカー







UTICAが「LOC-RITE」という名で特許を取ったのが1964年の3月

Snap-onが「FLANK DRIVE」という名で特許を取ったのが1966年の9月







ただ、後発メーカーSnap-onのFLANK DRIVEが面接触として、

商売的には有名になったんだってさ







参照サイト「舶来工具について色々と語ろう



















へぇ〜

































左が非面接触のストレート、右が面接触のKo-ken

ストレートの方が、内側が角張っているのわかるかな?

逆に、Ko-kenは滑らかな曲面でしょ

これが面接触なんです。



















で、ホーネットのエンジンバラしのために、ストレートのソケットを買ったが、

買ってから非面接触に気付いたのです。







別に実用上は何ら問題なく使えるよ

ホント、非面接触でも使い勝手の違いはわからない

事実、ホーネットのエンジンバラし&組み立ては、

ストレートの非面接触ソケットでやったんで。



















まぁ、それまで6角のKTCのソケットを使っていたけど、

ストレートのソケットで12角の便利さを知り、

12角のKo-kenを欲しくなっちゃったんです。



















気分的に、あとからKo-kenのソケットを買ったのです。



















始めてのメーカー工具の時はKTCしか眼中になかったが、

やはり、ソケットならKo-kenでしょう!



















ちなみに、ストレートのソケット、

6角はすべて面接触みたいです。

12角では、250円のモデルは非面接触だけど、

500円程度の「ダイヤモンドカット」というモデルは面接触です。

その「ダイヤモンドカット」なら、なんの文句なく使えると思うよ。







ただ、500円出せば、Ko-kenが買えるんだが・・・・



















で、三者整列



左からストレート、Ko-ken、KTC(全部12mm)

見たからに、ソケットのコンパクトさはKTCが一番

やはり、KTC、イイ工具なんです。



















だけど、僕はKo-kenが好きだね。



















確かに、KTCより若干お手頃っていうのもあるけど、

ソケットレンチ専門メーカーっていうところが素敵☆







欧米ではかなり有名らしいよ

BetaやProtoを始め、かなりのメーカーにOEMとして出荷しているんです。







膨大なバリエーションで、カユい所に手が届くような工具も多数

厳密に比較したわけじゃないが、Snap-onやKTCよりずっと豊富なバリエーション







日本が世界に誇るソケットメーカーなんですよ。Ko-kenは



















あと、







「KTCは良いメーカーだけど、Ko-kenも良いよ」

「むしろ、ソケットに関したら、Ko-kenの方が良いぐらい」







そんな話を東京堂で聞いた影響も大きいね。

まぁ、その時の比較はKTCの旧世紀モデルとKo-kenだったようなんで、

21世紀ツールのKTCに比べたら、負けそうな気もするけど、







僕はKo-kenが好きだね。































参考までにKo-kenの由来







山下工業研究所→山下工研→工研→コーケン→Ko-ken







ということ

名前もイイじゃん!



















本田技研みたいで





















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