名台詞集  16〜20巻


このページ内で赤色で表示された文章は、
「スラムダンク」(井上雄彦/集英社)より
引用させていただきました。

■16巻
オレは3年だから…
これが最後だからな
もしIHに行けなかったら…
あさっての陵南戦が最後だ
  (木暮)
 まだ1年でシロート同然、つまりこれから伸びることしか知らない桜木にとって、この木暮の言葉は衝撃だったかもしれない。まだ彼には「終ってしまうこと」への実感はないだろうから。
 ところでコレ、2つ入ってますよね。でもいつ読んでもいい台詞だから(笑)。

オレじゃない
ウチの仙道がやる
  (魚住)
 「神奈川ナンバー1の看板は下ろしてもらう」「おまえにゃ無理だ」…そしてこの台詞。のちにIH会場で、赤木に「縁の下の力持ち」を説く魚住は、この時点ですでに自分がエースにはなれないことをわかっていたのだろう。
 魚住には仙道という1学年下にエースがいた。けれども自分のワンマンチームであった赤木が、その事実を受け入れることは難しかったというのがあると思う。
 自分自身の実力や進退をきっちり見極めることのできる魚住は、とても魅力的なキャラだ。

仙道君を一番生かせるポジションは
PGなのかも…!!
  (相田弥生)
 きっかけは牧に対抗させるためだったとしても、結果的に仙道の才能をもっとも生かせるポジションを見つけられたのではないだろうか。
 第2部ではこれがどう描かれるか見物。流川はどうみてもFタイプなのでポジション変更はないだろうし…ということは、敵方としての流川のライバル、から仙道は抜けるのか? 流川ライバル多いもんなあ…沢北とか清田とか仙道とか桜木とか。

お前ら本当にこの陵南相手に1点差だったのか…?   (三井)
 冷静なツッコミありがとうミッチー。おそらくこれは、読者の声の代弁だろう。
 えてして連載当初から状況は変化して行くものだけど、確かに今見返すと、最初の6巻辺りまでは完全に別世界という感じ。

いつまでも牧さんに頼ってばかりいられるかァ!!
(中略)
王者・海南をなめんなあっ!!
  (清田)
 ムードメーカー・清田の本領発揮。このプレイ以降、がらりと海南のペースが変わる。神も高砂も武藤もあまり押しの強いタイプには見えない。それは、牧という大エースがいるためにそうなりがちなのかもしれないが、そこでもう一人、ムードメーカーたりえるキャラがいるところが海南の強みでもある。
 牧なり藤真なりという強すぎるカリスマがいると、どうしてもその周囲はおとなしくなってしまう。そこで「頼ってばかりいられるか」と考えられる人間が育ちにくいのだと思う。それだけに清田は貴重。間違いなく、来年からの海南を背負うのは彼だろう。
 清田のようなタイプが翔陽にいてくれたらなあ…。

さすがに…すんなり勝たせてはくれないか…
そうこなくちゃよ…!!
  (仙道)
 ここで仙道は笑顔を見せているが、これが対湘北との練習試合のときに流川・桜木に見せたものとは違うのに注目したい。けして、「楽しそう」ではないんだなあと思ったり。

■17巻
「それでも仙道なら…」
「仙道ならきっとなんとかしてくれる…!!」
そういう目をしている…!!
  (赤木)
 そのカリスマがエースの条件。これからの勢いである陵南にとっては、仙道という天才はまさにそう思わせるにふさわしい人物だったのだろう。

やすやすとダンクなどさせると思うか!!   (牧)
いーややってやる! この試合中に1本!   (仙道)
おうやってみろ! やれるもんならな!   (牧)
 ようやく「楽しそう」な表情を見せる仙道。これはあくまでも「牧対仙道」という場面であって、「海南対陵南」ではない。だからこそ、仙道は流川以上に個人主義だと思うのだが…。

仙道のプライドが傷つく
あいつはきっと負けない
  (福田)
 1年の頃から仙道をライバル視してきた福田だからこそ、飄々とした見た目の下に隠された仙道のプライドを感じ取っていたのかもしれない。

おそろしい男だ仙道…
2点負けてて5秒切ってたあの場面であいつは…
わざと牧に追いつかせた
  (藤真)
 この場面、高頭・田岡両監督の表情を見ても、両チームで仙道の意図に気づいていた人は本人たち以外いなかったと思える。それをただ一人見抜いた藤真。
 このシーンをもって牧は、仙道が自分の地位まできたことを確信するのだが、逆にいえばこれをわかる藤真というのもまた、描かれはしなくとも、間違いなく牧と同じところにいるのだろう。

まだ終りたくない…
もう少しだけ
このメンバーでバスケがしたいんだ
  (木暮)
 おそらく高校でバスケをやめるだろう木暮にとって、たとえ自分が出場することはなくても、これが人生で最後のバスケ経験なのだ。それを少しでも先延ばしにしたい。その気持ちは痛いほどわかる。

■18巻
福田のバスケットに対する飢えが…それゆえの粘り強いプレイが
チームにガムシャラな勢いをもたらす
それは仙道にすらできないことなんだ
  (田岡)
 それは仙道に“すら”できないんじゃなくて、仙道“だから”できないことなんじゃないかと思うのだが…。だって天才だもん、がむしゃらになんてならないよ。

うわちゃ〜 こりゃ決まりかな   (牧)
 ときどき見せるこの人の天然ボケっぷりが好き(笑)。

■19巻
仙道はオレが倒す   (流川)
 前半をあえて捨て、後半に賭けた流川。ここからが彼の見せ場だ。しかし牧にはかなり食いついていった仙道だけど、結構流川にはやられてるなあ…主人公チームだからしょうがないのか。

流川は本物だ
同学年にあの男がいるっていうのは…
これからずっとお前についてまわる問題だろうな…清田
  (牧)
 王者・海南で1年からスタメンをとった清田、たとえ作中では描写が多くなかったとしても彼がすごくないはずがない。しかしそんな「海南」の看板を背負いながらも、決して流川や仙道には「個人として」勝てはしないだろう清田の未来を占うかのような牧の言葉が悲しい。

でかいだけ? 結構じゃないか
体力や技術は身につけさすことはできる…だが…
お前をでかくすることはできない
たとえオレがどんな名コーチでもな
  (田岡)
 2年前、魚住が1年生のときの回想シーンで田岡が告げた言葉。いい監督だよなあ…。きっとこれから陵南は大きくなっていくに違いないと思う。

■20巻
天才と呼ばれていても奴はまだ2年なんだ   (牧)
 といってもつい先日、帝王と呼ばれた牧とマッチアップしながら、魚住が退場した陵南を支えてた仙道を、目の前で見てたんじゃないの、牧? それなのに、なんでこの湘北戦では仙道そんなに「ほっ」として、牧もこんなこと言うんだろう。それは流川が牧より上ってことなのだろうか…。

オレならいつでもブロックできると思ったかい?   (宮城)
 ブロックしにきた仙道をものともせずに決める。見せ場の少ない宮城だけど、この台詞は文句なしにかっこいいと思う!
 しかし…この陵南、ついこの前に海南相手にあれだけやったのと同じチームには見えないよ…。

ウチには点をとれる奴がいる
オレが30点も40点も入れる必要はない
オレはチームの主役じゃなくていい
  (魚住)
 高校生くらいでこういうのを悟るって結構辛いものがあると思うんだけどなあ…神とかもそうだけど。だからこそ偉いと思う。魚住、いい男だよなあ。

うーん難しい
なんせどっちもエースが気まぐれだからなあ
  (牧)
 だからこそ、海南にはどちらも勝てなかったのだろうと思う。気紛れな天才よりも、コンスタントに力を出せる凡人のほうが勝負には強いのだろうから。

仙道をどうする…!?   (湘北)
 タイムアウトをとったのはいいが打つ手がない湘北。いつもそれほど積極的に指示を出すわけでもない安西の不在が、こんなにも大きいとは…。ここを見る度に、藤真ってやっぱりすごいんだなあと思ったり。



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