感染症
治療方針・生活指導
@水虫
A爪みずむし
Bとびひ
Cイボ
Dみずいぼ
E単純ヘルペス
F帯状疱疹
水虫
【原因】
◆白癬菌(はくせんきん=しろカビ)というかびの一種です。
いんきん、たむし、ぜにたむし等も白癬菌の原因です。
水虫には大きく4つの形があります。
@趾間(しかん)型
しばしばかゆみがみられ、足の指の間の皮がむけたり、ジクジクしたりします。
A汗疱(かんぽう)型
痒みを伴い、足の裏にはしばしば水ぶくれをつくります。
B角化(かくか)型
慢性の水虫でほとんどかゆくなく、足の裏全体が白くカサカサになり、冬期にヒビ割れの原因になることもあります。
C爪(つめ)白癬
水虫が長く続くとツメが犯され、多くはツメの先端部から白く濁り、厚くなってきます。
【治療】
◆上の@、Aは、塗り薬を一日1〜2回程度すり込むようにまめに塗れば、完治します。見かけが治った状態でも治療を中止しないで、医師の指示に従って、長めに治療を続けてください。
◆B、Cは、原則として飲み薬が効果的です。しかし他の病気があって飲み薬を飲めない人は、塗り薬を使います。
【注意】
@水虫は、バスマットやスリッパなどで他の人にうつります。
Aストッキングや長靴、安全靴など、通気性の悪いものは、水虫の悪化の原因となります。
B水虫の塗り薬は、まれにカブレの原因となることがありますので、医師の注意にしたがってください。
爪みずむし
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【原因】
白癬菌というかびの一種です。
【症状】
爪が白く濁り、厚くなります。黄褐色になる場合もあります。
【診断】
爪を削り、顕微鏡でカビの菌を確認します。爪は確認できない場合もあります。
【治療】
爪は、飲み薬を使用しないと完治が難しいのが現状です。肝臓の機能が低下すること、貧血になることがありますので、必ず血液検査を受けて頂きながら飲んでもらいます。
【飲み薬の種類】
イトリゾール(パルス療法)
1ヶ月に1週間内服するというサイクルで3ヶ月繰り返します。
→併用できない薬(抗精神病薬 オーラップ、不整脈治療剤 キニジン、降圧剤 カルブロック、抗脂血症治療薬 リポバス、頭痛薬 カフェルゴット、ジヒデルゴット、睡眠導入剤 ハルシオン、消化管調整薬 アセナリン)があります。
ラシミール
1日1回6ヶ月の内服が必要です。
重篤な肝障害があらわれることがあり、服薬前を含め定期的な血液検査が義務付けられています。
グリセオフルビン
1年程度の内服が必要です。
爪水虫治療スケジュールについて
爪水虫の内服薬は肝機能障害を含め副作用の生じる可能性があります。副作用による死亡例の報告もあります。よって、当院では必ず定期的に肝機能を中心とした血液検査を行い処方しております。検査を受けられない方への処方は、医師として無責任になると考え、行いませんのでご了承ください。
治療スケジュール
○イトリゾール(イトラコナゾール)
1 初診時処方、血液検査
2 2週間後血液検査
3 4週間後処方
4 8週間後処方、血液検査
5 10週間後血液検査
いずれも、再診予定が前後されても構いませんが、処方の場合は必ず4週間、8週間以上間隔をあけてご来院ください。(前倒し処方はできません)
○ラミシール
1 初診時血液検査のみ(処方はできません)
2 開始日(初診の2日目以降2週間以内にご来院ください) 処方
3 4週間後(開始日より。以下同様です) 処方 血液検査
4 8週間後処方 血液検査
5 12週間後処方 血液検査
6 16週間後処方 血液検査
7 20週間後処方 血液検査
8 24週間後血液検査
他院および健康診断などで血液検査をされた患者さんは、必ず検査結果をご持参ください。結果が確認できない場合の処方はできません。
院長
とびひ
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【原因】
ばい菌(ブドウ球菌など)によります。
【症状】
@乳児期から学童期、特に暑い時期に好発します。
A体のどこにでもできますが、鼻周囲やジメジメした所(湿潤部)から始まることが多いです。
B水疱を伴なう赤い斑(紅班)で始まり、まもなく破れてかさぶた(痂皮)ができ、一方で他の部位にも広がります。
Cかゆみを伴なうことも多く、掻きこわしてしまって、あちこち触るとよけいにひろがりやすくなります。
【治療】
@患部を清潔に保ち、抗生物質含有軟膏をつけます。
A程度によって、
◆消毒
◆重ねぬり(別の軟膏を重ねてねる)
◆保護(ガーゼ、包帯などで患部をおおう)
◆抗生物質の内服
などが必要となりますが、必ず皮膚科専門医の指示に従ってください。
【生活指導】
@伝染(うつ)しますので、治るまでは、他の子供との接触は、避けましょう。
A入浴は避け、シャワー浴にしましょう。
(石鹸を使って、手のひらで洗い、シャワーで流します)
Bシャワーのあとには、しっかり薬をつけましょう。
C患部は、できるだけ掻いたり、こすったりしないで下さい。
イボ
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【原因】
◆ウイルス(パピローマ・ウイルス)によります。
【症状】
◆手足によく見られる硬いイボで、ウオノメ(鶏眼けいがん)やタコ(胼胝ベンチ)とよく間違えられます。よく見ると、表面が細かくブツブツのようになっていて、いじっているうちに次第に大きくなったり、周囲に同じようなイボが増えてきます。
【治療】
◆自然に消えることも稀にありますが、多くは次第に大きくなったり、数が増えたりしますので、積極的な治療が必要です。
@通常、液体窒素で瞬間的に凍結させて、少しずつウイルスを死滅させていきます。一回で治ることがありますが、多くは週一回か、少なくとも二週間に一回の加療が必要で、それ以上間隔をあけると再び大きさを増し、数も増加してきます。完全に治るまで、数ヶ月から一年近くかかることもあります。病変部を削ることも効果的ですが、液体窒素も治療をしないで、削りっぱなしにすると、かえって数が増える原因となります。
A数の多い場合には、漢方薬(ヨクイニン:ハトムギのエキス)の服用もいっしょに行ないます。
Bなかなか治らないものには、特殊な塗り薬を使うこともあります。
【注意】
@液体窒素の治療後は、通常の生活のままで結構です。入浴もかまいません。
A液体窒素の治療に痛みを伴うこと、ときに水ぶくれができることが難点です。水ぶくれができた時には、できるだけ破らないで、カットバンなどで保護して下さい。
B他人にうつすことは、ほとんどありませんが、自分の身体でほかの場所の皮膚やときに、口の中、おしりなどにうつるころもあります。できるだけ、引っ掻いたり、いじったりしないようにしましょう。
みずいぼ
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【原因】
◆ウイルス(ポックスウイルス)によります。
主として、子供にみられるイボで、アトピー皮膚にできやすく、しばしばたくさんでき、また次第に増えてきます。
水泳教室に通う子に多く、子供同士の肌の触れ合いや、タオルを介した伝染が考えられます。ビート板を使う子が板でこすれるワキの下に多くみられます。
このイボは、自然に消えると言われるため、放っておくように指示する場合もありますが、自然に消えるのに長い年月がかかること、その間に数が増えたり、化膿したり、他人へうつしたりするので、早目に、数の少ないうちに治療するのが確実です。
(ただし、治療に痛みが伴うのが難点です。)
【治療】
@特殊なピンセットで、イボをつまんで、中に詰まっている白いかたまりを出します。その後、消毒して化膿させないようにします。
Aイボを取ったその日の入浴はやめて下さい。入浴は化膿の原因になります。
【予防】
◆数の少ないうちに、治療すること。
◆アトピー性皮膚炎や湿疹を日ごろから治療しておくこと。
単純ヘルペス
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【原因】
◆単純ヘルペスウイルスの感染によって起こります。
【症状】
◆細かい水疱が集まったぶつぶつです。主に唇にできますが、そのほか陰部、指などにも起こります。軽い痛みを伴います。初めてできる場合、潜伏期は2〜10日です。以後は数年に1回(頻度は人それぞれです)繰り返します。きっかけとして風邪、紫外線照射、過労などがあります。アトピー性皮膚炎の方は急速に広がり発熱などの全身症状を伴うことがありますので(カポジー水痘様発疹症といいます)早期の受診が必要です。
【治療】
◆抗ウイルス剤の内服あるいは外用が必要です。保険診療では抗ウイルス剤の内服と外用の同時処方が認められていません。よって軽症の方は外用のみ、中等症以上の方は内服のみの処方となります。治癒まで10日から14日程度かかりますが、抗ウイルス剤は初期にしか効果がありません。できるだけ早期に受診してください。
帯状疱疹
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【原因】
ウィルスによる(みずぼうそうと同じウィルス)。みずぼうそうにかかっていない小児や成人には、みずぼうそうの形で感染する可能性があります。
【症状】
初め、痛みやかゆみ、違和感があって、その後発疹が出てきます。身体の片側(身体を縦半分に割ってそのどちらか)に帯状にならんで発疹が出るのが特徴です。
発疹がでてから、だいたい3週間位で治りますが、神経痛のような痛みが長く残ることがあるので、できるだけ安静にして養生して下さい。
◆衣服でこすれたり、運動をすると痛みがきます。
◆殆どの場合入浴は可能ですが、例外もありますので主治医に相談して下さい。
【治療方法】
@ウィルスに対するもの・・・内服薬(バルトレックス、ファムビル)
A痛みに対するもの・・・痛み止め、ビタミン剤(B12)
B病巣部をきれいに保つもの・・・外用療法
※重症の場合入院治療を必要とすることもあります。この様な時は、入院設備の整った病院を紹介します。