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宮内庁式部職楽部 雅楽演奏会・その3

10月20日(日)、皇居で3日間行われた宮内庁式部職樂部秋季演奏会に行って来ました。前回の春季演奏会に引き続き、2回目の宮内庁での雅楽体験です。雅楽界の頂点である宮内庁式部職樂部の演奏を聞く機会に年2回も恵まれるなんてとても幸せ!私が所属している雅楽会の会長さんが券を譲ってくれたのです。春季の時は関西から寝台列車で東京に着いてすぐの午前の部の演奏でしたので、写真もあまり撮れずいつの間にか終わっていたのでした。。。今回は午後の部でしかも私は東京本社に旦那さんが転勤になり関東に住んでる事もあって余裕をもって楽しめましたよ。

今回も前回一緒に行った友達と東京駅でお昼前に待ち合わせしてから皇居東御苑に行きました。東御苑の中の案内板には英語で『エンペラー・パレス』って書いてあったよ。御苑内は全体が庭園の様で、ススキや松、それに一般には見かけない植物も見られました。『ジュウガツサクラ』と言う桜が可愛らしい花を付けてました。しかし天候は今回も雨。。。青空の下、明るい陽射しの中で散策出来たら良かったのに…。でも雨に濡れてしっとりとしているのも趣があってよかったですけどね。

演奏会が行われる式部職樂部寮の建物は汐見坂』という急勾配の坂を上がった所にあります。そのことから、この坂は『雅楽坂』と言われていると以前先生から聞いたのを思い出しました。坂の上からは都心のビジネス街が一望できました。この坂を上がるとなんだか雅楽が上達しそうな気分になるから不思議です。

工事中の汐見坂、少し見づらいかな…。 汐見坂は工事中

汐見坂を登り会場に入ると後は演奏者である楽師の登場を待つだけです。演奏中の写真は撮れないのですが、演奏前に建物の内部は撮る事が出来ました。「こんな場所で雅楽を聞けて、私幸せ!」って思わせてくれる、そんな素敵な空間でした。宮内庁式部職楽部 雅楽演奏会その4に続く.......

2階は席取りが大変です   高い天井は音を反響させてくれます   大地を表す緑の床

 ◇ ◇ 追記 ◇  

今東京にいる私ですが、お盆の帰省を利用して京都府神社庁雅楽研修に2日間参加しました。この研修に参加するのは今回で4回目です。研修場所は京都嵐山の松尾大社敷地内にある京都神社庁会館。私の受講した龍笛中級クラスは生徒さんは毎年ほぼ同じ面子です。その人達と一年ぶりに再会する事ができました。皆日頃は京都の別の神社や雅楽会で活動されている人たちで、私にとっては雅楽という共通の話題で盛り上れるとても貴重な友人達です。この研修は私の夏の恒例イベント?になりつつあります(笑)。趣味を通じて友達が増えるのはとても嬉しいものですね!

 

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