踏歌神事
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今年は、大阪の住吉大社(すみよっさん)に初詣してきました。住吉大社は大阪で一番参拝客が多くて賑わう
お宮ですが、今回初めて参拝してきました。摂津国の一の宮で住吉神社の総本宮なだけあって、境内は広くて立派。本殿は第一本宮〜第四本宮まであり、第一〜第三本宮が縦に、第四本宮が第三本宮の横にあるという住吉大社だけの
大変珍しい配置だそうで、国宝にしていされています。参拝した日は4日だったのでちょうど踏歌神事が行われていたので、
たまたま見る事ができました。
神事は穀豊穣を祈る儀式です。昔はアラレバシリと呼ばれていました。まず祝詞を奏上し、2名の神職が神前に福の餅を
捧げます。その後、神楽女による白拍子舞(しらびょうしまい)と熊野舞(くまのまい)が披露されます。白拍子舞は、
全国的にも貴重な秘曲です。神事の最後には、福の餅撒きが行われます。福の餅とは、朱色で「福」と刻印されたお餅のことで、紅白そろって
参拝者に配られます。踏歌神事では、白拍子舞(しらびょうしまい)と熊野舞(くまのまい)が見れました。
白拍子舞は、全国的にも貴重な秘曲です。【住吉大社HPから抜粋 http://www.sumiyoshitaisha.net/】
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踏歌神事
第一本宮にて斎主祝詞奏上後、直垂着用の所役2人(1人は、戎神に、1人は大黒神に扮している)が庭に降ります。
戎神の所役は「ふくろもちー」と大国神の所役に呼びかけ、大国神の所役は、「おーともよー」と答えてます。
各三歩ずつ歩みよりながら、三度同じ事を言い合います。両者互いに行き違って場所を変え、大国神の所役は神前に進んで袋の中の小餅を取り出し、「ひ・ふ・み・よ・ご・と」と
数えながら案上に献げ、「万歳楽」と三度唱え、拝礼して退く。この戎神さんと大黒さんのやり取りの後、神楽女による一人舞の秘曲「白拍子」と「熊野舞」が奏でられます。
この神事は古来、夜に行われていたそうです。江戸時代に、かなり単略化されたものの骨子は変わりなく伝えられていると言う事です。
<白拍子舞>
<熊野舞>
祭典終了後、福餅が撒かれます。福の餅を授かると幸運が得られるといわれています。
この餅を取ろうとすごい人の中で、もみくちゃにされましたが、奇跡的に一つ取れました!ラッキー!!初めてこんな行事に参加したのですが、案外取れないものですね……。
心理的に飛んで来るものは、自然に避けてしまう、、、だって、餅がすごい速さで飛んでくるから、怖いもんっ!
踏歌神事はすごい人で、ちゃんと見れなかったし、写真もあまり撮れませんでした。
又、機会があったら行ってみたい神事です。ブログ(トップページから飛べます)の方には、舞を舞う神楽女さんと、その神楽女さんを模したお守り
“神楽女守”をアップしてます。頭に付けている松の簪が一緒なのが可愛いので、是非見てくださいね。