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京の夏

京都の夏といえば、納涼床に祇園さんや五山の送り火など、イベント満載ですよね。ちょっと五山の送り火に、関係あるところに行って
来ましたので、その話題をば少し。いや〜、京都の夏は暑いです。同じ関西でも、大阪や神戸とは違う、ねっとりじっとりまとわり付く
暑さですね、盆地ならではというか……。なんというか、独特です。

行ってきたところは、京都市左京区の松ヶ崎にある、新宮神社さん。雅楽のお仲間と、こちらの新宮神社さんで自主練習させてもらいに、
お邪魔してきました。新宮神社さんは、今回お邪魔した雅楽のお仲間の、お知り合いのお宮です。月に何回かボランティアの掃き掃除や、
楽器の自主練習で使わせてもらってはるそうです。私も、こちらのお宮の奥様には、大変お世話になっています。今回は許可を頂いて、
私も便乗して思いっきり社務所で、練習させてもらいました。社務所には三鼓もありますし、打ち物の練習も出来ます。

こちらの、お宮のすぐ後ろの山には、五山の送り火の一つ、「妙法」の「法」が点火される山があるんですよ〜。
少し小高いところに、鎮座するお宮の境内からは、大文字が見えました。眺めのよい、松ヶ崎の鎮守様で高麗の練習を、
思いっきりしました、幸せです。

境内0神楽殿と絵馬0神楽殿
階段脇には提灯が下がります0本殿0本殿
大文字0境内から京都市内を望む0社務所

神社正面

新宮神社

祭神 伊邪那岐命 伊邪那美命 猿田彦神

由緒 村社で、もと大比叡大明神と称していたが、徳治2年(1307年)一村改宗の時、
熊野新宮より諾冊二尊を勧請し、新宮大明神と呼び、日像上人の直筆の法華経と
曼陀羅を合祀し、妙泉寺の僧に托して祭祀を行っていたが、明治の廃仏毀釈の際、
これをやめ白髪神社と号し、社掌を置き、明治20年(1887年)10月社号を新宮神社
と復称し、現在に至る。古来松ケ崎一帯の産土神として崇敬せられ、特に毎年秋の
祭礼にはきらびやかな和鞍をつけた馬の行列と東の馬場、西の馬場における競馬の
祭事が、行われ壮観であった。例大祭は10月22日、23日。

『平成祭礼データ(CD版)』から 神社本庁

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清水寺その周辺

8月16日に京都に行ってきました。この日は、お盆で迎えた精霊を送るという『五山の送り火』の日だったので、京都市内はいつになく人が
多かったです。私達は、『五山の送り火』の観光ではなく、清水寺の千日詣りと夜間拝観をしてきました。千日詣りは19時からだったので、
夕暮れから京都にでたのですが、お日さん照って無くても、タオルとうちわと水分は必需品です。夜になっても気温は下がらず、歩きながら
京都の夏ってこんなんよね〜、と文句をいいつつ、四条川原町から清水さんまでツレと頑張って歩きました。京都の人はこの五山の送り火
が終わると、夏が終わると感じるそうですが、一日もはやく暑い夏が終わって欲しいものです。も〜、毎日毎日、暑いね〜ん。。

四条大橋から望む 夕景0花見小路0八坂神社の楼門
八坂神社 南側の鳥居0大谷御廟 入り口0鉾に見えるけど…、何の建物?!
千日詣りの看板0八坂通0二年坂

清水坂かな?0八坂の塔

四条通のどんつきにある、八坂神社。楼門がえらいことに
なってました。改修してるのは知ってたけど、こんな事に
なってたとは……。

清水寺に行くまで、色んな坂を上ったり見たりしたのを、
写真に撮ったので写真が似たようなモノに。。。お陰で、
どれがどの坂かぐちゃぐちゃに。

撮った坂は、八坂通・二年坂・清水坂やと思うんやけど。
八坂の塔は、八坂通から撮った写真。

<千日詣り胎内めぐり>

いくつもの坂を上ると、夜間拝観にあわせてライトアップされている、清水寺に着きます。ここから望む市内は、夕暮れに染まって美しかったです。
今回行った、千日詣りとは「千日参りの期間中は観音さまの最大の功徳日で、一日の お参りで千日詣ったと同じご利益がさずかる」と言われて
います。ちょっと都合が良すぎるのでは、、、と思いますが、私の様な観光客にはとてもありがた〜い、ものです。この日、お寺の『胎内めぐり』を
してから、本尊ご宝前で献灯と、千日詣りのお守り札をいただきましたよ〜。

仁王門と三重塔0夕暮れの京都市内0幻想的な子安塔

胎内めぐりとは、、

本尊の大随求菩薩は、私達のどんな願い求めにも、
すぐ随って叶えるよう働いてくださる大悲のお母さん仏で、
シンボル文字は梵字B(ハラ)です。

大悲母(だいひぼ)のお腹の中へ一度戻ってみませんか。
目・耳・鼻・舌・体と意(こころ)は、どのように働くでしょうか。
暗闇の中で一点の光明を発見したとき、心身の新生を覚える
に違いありません。

釈迦様は、明けの明星を見て悟りを開かれました。
随求菩薩の胎内に見たてた「随求堂・堂下」の真っ暗な空間を
数珠をたよりに巡ります。
暗闇の中であなた自身の光を感じてください。

(胎内めぐりの半券に書いてあった説明文↑)

胎内めぐりの半券

随求堂0看板0随求菩薩の写真

左の写真が胎内めぐりの入り口、随求堂。階段を降りると真っ暗な空間が広がります。あんな真っ暗はあまり体験した事がりません。。
怖かった!前の人すら見えません。左の写真は胎内めぐりの説明看板。
右の写真は入り口に置いてあった、随求菩薩の写真。綺麗な慈悲深い顔をなさってました。

とにかく、初めて体験したこの胎内めぐりでしたが、今度は昼間人があまり居ない時に又チャレンジしたいかも。。。
なんせ、人が多かったので、悲母(だいひぼ)のお腹の中で、五感を研ぎ澄まして、ゆっくり真っ暗な空間を
移動出来なかったのよね……。夜間拝観だったから、真っ暗な空間から出てきても真っ暗!というのも、気分的にへこんだし〜。
でも、面白かったよ。とにかく昼の人が居ない、静かな平日とかに、又来たい所です。

出世大黒マスコット守りとキンホルダー0清水の舞台

拝観券

清水寺の辺りは小高くなっているので、帰る道中に『五山の送り火』が
見えるかな〜、と思ってたんですが見えず。。。
送り火は学生の時に見ただけなので、又見たいと思いました。来年行けるかな?!

いただいた御札は『千日詣りお守り札』と呼ばれているそうです。
家の柱に張り一年の家内安全、無病息災を祈るのですが、ウチには柱が・・・ないっ!笑)

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