雅楽三昧と夏祭り
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<雅楽三昧 大阪楽所>
大分前から、竜笛の先生から「(大阪)楽所で舞楽三昧というのをやるので、見に来てくださいね」と言われて、はやくこの日が来ないかウキウキしてました。待ち遠しかったんです。だって、舞楽三昧ですよ、贅沢やわぁ。楽所の定期演奏会以前に、チラシを先生から頂いていたので、定期演奏会のパンフに同じチラシを見つけた時は、ついに来たか〜、ひゃっほ〜!という感じでした。私、もう知ってるもんね〜、ふふ〜ん。ちょっと優越感?!(←アホか)。曲目は昼の部(午後3時開演)五常楽急・延喜楽・還城楽(右方)。夜の部(午後6時半開演)万歳楽・蘭陵王・納曽利です。しかも、昼夜通し券だと、なんと千円もお得!これは、絶対一日いかなぁ、もったいない。早速、一日券ゲットです。場所は、大阪心斎橋そごう店の中にある「そごう劇場」。こんなところに、劇場があったなんて知りませんでした。新しくなったのは知ってたけど、あまり心斎橋のそごうには来ないし。そごうサン行くとしたら、三ノ宮か梅田やもんなぁ。
で、7月11日(水)行ってきました。本当に一日、舞楽三昧でしたよ(そのままやないかいっ)。最近、高麗も雅楽会で習っているので、今までだったら全く関心が無かった右舞も、以前に比べると興味がでてきました。高麗独特のフレーズとかリズムとか、竜笛ではないリズムに惹かれます。高麗は難しいけど、最近ちょっと面白いと感じます。今まで、訳がわからずに見てたり聞いたりしてたんで……。五常楽急・蘭陵王は自分でも舞ってるので、自分が習ったのと違うところを探したり、ここはこうやったわ!と忘れていたところを思い出したり、かなり勉強になりました(陵は習っている先生の舞ぶりとは少し違いましたが)。舞台の関係で、平舞は2人舞でした。平舞も走舞の舞人さん達は、拍子一杯を使ってダイナミックに舞っていて、見事でした。蛮絵装束も素敵ですが、襲装束もかっちょいいな。
その中でも還城楽は、舞人さんから舞のストーリーが一番伝わってきました。ずる手の蛇を見つける旅を各地でしていて、ぜんまい仕掛けのおもちゃのように、細かく歩くところがワクワクしますね。頑張れ!もうすぐ蛇がみつかるからね〜って。蛇をみつけて、あった!!ワーイ(^O^)!と喜ぶところも好きです。顔怖いのに、喜び方が子供みたいなところが又、可愛い。そして、納曽利の前髪って、あんな長くてフサフサしてたっけ?ひと昔の、ホストの様ですねぇ。管方は三管三人構成だったので、王乱序やアマ乱序がよくわかりました。いつもの大阪楽所の定期演奏会は大きなホールですが、今回のこじんまりとしたホールも違った見方や感じ方が出来て、良かったです。。又やって欲しいな。ただ、舞台がこじんまりしてたので、管方さん達が窮屈に見え、気の毒でした。。。
舞楽の他に、昼夜ともにミニトークと楽器紹介がありました。三管の紹介のところで、三管で曲を吹くところは、昼は『荒城の月』で夜は『君が代』でした。夜は盛況でしたが、昼の部はゆっくりみれました。一日にこんな沢山の舞を見れる機会は、めったにないですからね。帰りの御堂筋線が混んでて、ちょっとしんどかったけど。昼も夜も見たと、知り合いに言ったら『優雅ね〜』と言われてしまいました。確かに仕事持ってたら無理だよね、、、
【07.07.11の当日夜に記す】
昼と夜の部の間の空いた時間に道頓堀の辺りをぶらぶら。
左から、引っかけ橋のグリコ・かに道楽のカニ・くいだおれの人形。
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<御津八幡宮の夏祭り>
段々と暑くなり、夏休みも近づいてきましたね。この暑さは、いよいよ夏祭りシーズン到来!?と言う事で、7月15日に大阪ミナミ・アメリカ村のど真ん中に鎮座する、御津八幡宮の夏祭りに出る、夜店のお手伝いしてきましたよ。こちらは、私が日頃個人的にお世話になっている、お宮さんです。
今回、お手伝いにお邪魔したこちらの夏祭の夜店は、業者さんのものではなくて、氏子さん達の手つくりのお店が並びます。参加者は、近くに住む方達で、主役はお子ちゃま達です。採算は赤字だそうですが、お金は度返しで皆で夏祭りを楽しもう!という、神社さんの意気込みが伝わってきますよね。お祭りの御神輿渡御の日は7月14日で、神輿が出て町内を練り歩いたそうです。ちょうど関西地方にきていた台風4号の影響で雨の中神輿を引き、氏子さん達は少しお疲れの様子でした。。
話は変わりますが、夏祭りって聞くと、なんだか心浮かれません?大阪の夏祭りと言えば、浪速三大夏祭りの愛染祭(6月30日〜7月2日)・天神祭(7月24日〜7月25日)・住吉祭(7月30日〜7月31日)の三つの夏祭りが有名ですよね。いずれも、愛染さん、天神さん、住吉さんと愛称で呼ばれています。大学時代に、日本三大夏祭りの一つにもあげられる、天神さんには一回だけ友人達と行った事がありますが、人混みと暑さが尋常じゃなかった事しか、印象に残っていないのが悲しい。。。もぅ、四方から押されるし、足は踏まれるし、暑いし酸素不足に陥って記憶を失いかけた……。マジ死にかけて、それ以来行ってません。
さて、話を戻して……。夏祭りの当日は、氏子さん達が用意したお店が並び、近所の子供達で大いに賑わいました。前から神職さんに『あなた(私)は「笛吹き大会」の手伝いしてもらおうかな。』と言われ、『……「笛吹き大会」って何?』と思ってドキドキしてたのですが、当日行ったら『あ〜、なるほど!』と、納得。(←気づくの遅っ!)「龍笛」の音を競うトーナメント勢のコンテストでした。参加者は幼稚園〜小学校の子達。中には(というか、ほとんど?笑)景品狙いで参加してた子も居ました。笛吹き大会は、決勝戦の前に予選があり、沢山の子供達で優勝をかけて競い合います。練習の時に吹けなかった子が、大会に出ると音が出たりすると、こちらも嬉しい。だけど、物が懸かると子供でも気合入るんだね……、ホンマおばちゃんびっくりよ。。
ほとんどの子供は竜笛を吹いた事がないので、大会の前に笛吹き教室と言って、子供に吹き方を手ほどきするお手伝いをしました。小学生の子は割りと、こちらの言う事を聞いてくれて吹ける様になるのですが、幼稚園の子は難しいですね。幼稚園の子は、笛もって吹く真似をしているだけで、むっちゃ可愛い〜んですよ。。もぅ、笛を口に当ててるだけで合格やわ〜。特に女の子がキュート、あ〜ゆうの見るとやっぱり子供は女の子がいいかな、と思いますね。でも、だんだんとおしゃまさんになって小生意気になってくんでしょうがね。
お子なので、大抵の子は音すら出ないんとちゃうん、と思ってたのですが、殆どの小学生はしっかり音が鳴ってました。素晴らしい!中には、とても綺麗な音を出す子もいるんです。あ〜ゆうのを見ると、子供だとおもって、はなから出来ないと、なんでも決め付けるのは良くないな〜と、反省しました。今回優勝した子は、小学校高学年の男の子でした。準優勝は低学年の女の子。思わず、スカウトしたくなるわぁ〜。この「笛吹き大会」はこちらにしかない、オリジナリティー溢れたとっても素敵な、イベントです。
ちなみに、「笛吹き大会」以外は、「ダーツ」や「コイン落とし」「金魚すくい」「ヨーヨーすくい」「キックボール」といった屋台が出ました。笛吹き大会のお手伝いをする前に、コイン落としのグースでお手伝いしてました。コイン落としやったことあります?結構難し〜よ。夜店でお子ちゃま達は大喜び、テンション上がりまくりです。暑くても元気一杯、いや〜、実にうらやましい……。こんな風に、久しぶりに笑顔の子供たちに囲まれていると、元気になりますね。でも……たまにでいいや。。
境内では夜店が出ている間、浪速神楽が奉納されてました。お宮で神楽券というのを氏子さんにお配りしてるようで、参拝に来られた氏子さんが来るたびに、お神楽が奉納されるシステムになってるようです。この浪速神楽の笛の音と鈴の音が、夏祭りの夜を特別な夜に演出してくれてましたよ(笛の音が鳴っているとなんとなく、楽しくなってしまう私でした)。夜店スタッフの私達も、お祭りが終わる時に神楽を奉納させてもらいました。剣舞と鈴扇だったかな?この後、お祭りの片付けをして直会に参加。この日お世話になった方々、ありがとうございます、そしてお疲れ様でした!来年も何も無ければ又、参加させていただこうと思ってます。
【07.07.15の当日夜に記す】
― ↓ 御津八幡宮の夏祭り・夜店 ↓ ―
ヨーヨーを釣る金具。こよりを
付けて出来上がり。
金魚すくいの水槽に入れる小道具。
コインお落としは一円玉。一回5枚です。
リピーター多し!
ダーツの様子。上手く当たったかな?
特等はキリちゃん(キリギリス)。
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ヨーヨーすくい。
こんな風に一杯あると、ウキウキします。
ヨーヨーって持ってるだけで
幸せな気分なる〜。
金魚すくい。
今年の金ちゃん達は元気よかったんだ
そうですよ。
コイン落としの景品。
コイン落としは一番人気でした。
キックボール。
ボールを黄色いカゴに入れてね。
ヨーヨーすくい。一回5個まで。
金魚すくい。
すくえなくても3匹もらえます。00
コイン落とし。
落とす時水に浸けてはダメ〜。
笛吹き大会。みんな、良く頑張った!
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上の4枚笛吹き大会の写真。練習している様子と、優勝者と準優勝者。
二人が手にしてるのは、ゲットした景品。おめでと!
お手伝いしてたので、大会の様子は残念ながらありません。。。
御津八幡宮
御津八幡宮が鎮座するこの一帯は、関西人なら誰もが知っている
若者の町「アメリカ村」。まさに関西若者文化の発信基地のど真中に御津宮は
鎮座しています。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。昔、お宮があったこの辺りは船着き場であり、遣唐使なども旅立って行った重要
な港でした。真言宗の開祖である弘法大師空海が唐へ渡る際の出航地であった
ともいいます。奈良時代に行われた聖武天皇による東大寺の大仏建立にあたり、
宇佐八幡宮の神霊が力添えをするべく平城京へ上るということがあったのですが、
その時、この御津の地に上陸して一時安置され、その跡に社殿を建てたのがこの
御津八幡宮なんだそうです。