三十一拍子

封切られた「舞妓Haaaan!!!」を観に、大阪梅田の映画館に夫婦で行きました。ところが一時間前に到着したのですが、すでに満席！ありゃ～。難波とか他の映画館で観る事も考えたんですが、どこも混んでるだろうということで、旦那さんとサテンに入って作戦会議。せっかく梅田に出てきたんだから、なんかしょうと色々考えた結果、天王寺にある通天閣に行く事になりました。何かの話で、「通天閣って、遠くからは見た事あるけど昇った事がないわ～」と言う話しを何気にしたらもう、行き先は決まったも同然。そうと決まればもう梅田に用はない、通天閣にレッツゴーです。梅田から御堂筋線に乗り、動物園前で降りて目的地の通天閣に。通天閣がある界隈は、ご存知の通り『新世界』と呼ばれていいて、ここだけぽかっとディープな昭和空間になります。昭和が漂うモノが沢山見れます。通天閣以外に、何があるというわけではないところなのですが、ぶらぶら歩いてるだけでも、楽しいですよ。

この日の夜は、行きつけの曽根崎の焼き鳥屋で、美味しい焼酎と鳥料理を食べて、その後よっ払い夫婦は茶屋町にある、綱敷天満宮の七夕祭に。綱敷天満宮は梅田キタ（北）の氏神様で、近代的なビル群の中にあります。江戸時代には、この辺りには綱敷天満宮の他に、神社やお寺が沢山あったそうです。七夕祭は本殿に参拝して、短冊に願い事を書き、笹にくくりつけてもう一回手を合わせ、願いをこめました。七夕の日にこんな事するなんて、すごい久しぶり～。そして、祇園囃子が流れる阪急で、家路に着きました。もう少ししたら京都の祇園祭りも始まるし、祇園が終われば大阪の天神さんがはじまります。関西も、もう夏です。

「舞妓Haaaan!!!」は後日無事観れました、公ちゃん可愛い。舞妓ちゃんもキュートでした。
クドカンには神社や雅楽の世界を、コミカルな映像にして欲しいなぁ。。。

駅を降りてしばらく行くと、ジャンジャン横丁があります。
この横丁は串カツ屋さんで有名ですが、レトロな喫茶店、将棋クラブがありました。
ＮＨＫで「ふたりっ子」の世界？そして極楽場はゲーセンです。

昔の娯楽場としての名残。東映・東宝・松竹・日活・大映等の封切館があったそうです。
それにしても、網走番外編！健さん渋いっす～。スマートボールはスゴイ懐かしかったけど、
やらずにお店一周して出ました。結構若いカップルとか入ってましたよ。

通天閣歌謡劇場は通天閣の地下にあります、入場したら目くるめく世界が待ってるのでしょうか。。。
TVでよく見る風景のカット2枚。ずぼらやのふぐちょうちんと、かに道楽の動くカニはコテコテの大阪には欠かせません？！

ちょっと前は、この辺にある大阪市立美術館とか天王寺公園とかに行く時、母親に『道歩いてる人と、目を合わせないように』と
言われたぐらい、子供の行くようなところじゃなかったんですが。天王寺公園や駅とかに、家ない人とか仕事ない人が
普通に寝てましたもん。。

で・・・通天閣に昇りました！入場券は大人600円。入り口で通天閣のペーパークラフトが付いてる、パンフレットもらえます。
エレベーターで2階まで行って、ここでチケット買いビリケンさんのいる展望台へ。
ここ数年、若い人達に観光地化され脚光を浴びてる通天閣。展望台に行くのに長い行列が出来てました。

ビリケンさんは、幸運の神さまで全体的にユーモラスな感じ。足の裏を触ると願い事が叶うので、みんなに触られて足の裏が
凹んでます。神戸三ノ宮にあるのを見たことがある。今の通天閣を設計した人は、東京タワーも設計してるらし～よ。

展望台からナンバ方面を望む。スイスホテルやナンバパークスが見えます。
もう一枚は、動物園と四天王寺方面。

うちの旦那さんは通天閣と言えば、ドカベンに出てくる大阪代表の通天閣高校、
エースで4番で坂田三吉というキャラクターを思い出すそうですが、、、
必殺技?!は通天閣打法！ははは、、なんちゅうベタベタ～。

猫の額ほどの境内に、人が溢れてました。社務所では授与品の金銀砂子がありました。
金銀砂子は『七夕の歌』の歌詞で出てきますね～。こちらの金銀砂子は本当に砂が入っていて、
清めの砂として使うみたいです。歌の砂子は、金銀箔や金銀粉を紙にすき入れてあるもので、
その様子を星空に見立てているものです。色とりどりの沢山の短冊、みんなの願いが叶うといいですね。

『七夕の歌』

作詞：権藤花代・林柳波　作曲：下総皖一

笹の葉サラサラ　軒端に揺れる
お星さまキラキラ　金銀砂子

五色の短冊　私が書いた
お星さまキラキラ　空から見てる♪

この歌の優しいメロディーと、可愛ら
しい歌詞が心を打ちます。