もくじへ

節分祭

こちらの小倉神社さんは私が習っている雅楽会のお宮さんで、神社の奥さんは私が所属する雅楽会の会長さん毎年春と秋の例大祭
には、こちらで雅楽を奉納したりお茶子をするのですが、今回は初めて節分祭のお手伝いをする事になりました。

節分祭は2月3日に行われる神社の神事で、皆さんもご存知の通り『鬼は外〜、福は内〜』と言って、豆をまく行事です。小さい頃は
私も鬼のお面を付けている父親に向かって豆をまき(ぶつけた?)ました。ドアや窓を開けると寒いので空けずに豆をまくと、母親に怒られた
記憶があります。団地の子だったので夜になるとあちこちで豆まきの声が聞こえたものですが、最近は声を聞かなくなりましたね。。。

私も節分の日は何もせず一日が終わってしまいます。関西では巻寿司を恵方に向かって無言で食べるという風習がありますが、結婚して
からはしていません。だって作るのめんどくさいし、かといって買ってまで食べようとは思わないので……。

朝なので参拝客はいません0福豆0雪が残って寒かった!

ネットで節分の事を調べると【節(せち)分かれといって季節が変わる節目】の事で、立春の前日を指すそうです。本来の節分とは
“冬から春への変わり目”の事で、昔の人が自然の姿が変わる事を大切な節目としていた…らしいです。

今ではすっかり、外から邪気悪霊が入ってくるのを防ぐよう、外から来る鬼に大豆を投げつけて追い払うように変化してますね。。。
今年は、大寒波が来た次の日が節分でしたので、長岡京駅を降りると天王山がうっすら雪景色でした。神社に行くと境内にも、
雪が残ってました。余談ですが、この地方では節分の時に神社に行った帰りに、お墓参りするという風習が残ってるそうです。
なぜなのかはわかりませんが、この地方だけなのかな……。

小倉神社の節分祭は、10時から始まり終日甘酒の無料接待と、17時半と17時45分に豆まきが行われます。節分祭のメインイベントは、
残念ながら見る事ができませんでしたが、朝10時から雅楽会の方と3時半まで甘酒の接待しました。
三時半から入れ替わりで、高校生の巫女さんとバトンタッチ。高校1年生の巫女さんは眩しかったッス(*^_^*)

甘酒の無料接待は、神社の奥さんが30年間毎年欠かさず作っておられます。私も、久しぶりに甘酒飲みましたよ。美味しかったけど生姜が
大好きな私は、もうちと入れて欲しかったな〜。神社は雅楽の稽古に行くと少し寂しいのですが、この日は境内が賑っていました。

小倉神社

小倉神社

平安時代に編纂された延喜式で名神大社とされ、神社として最高位である正一位にランクされていた古社。
小倉山の麓・久保川の谷奥に位置していることから古来神が宿る神聖な地とされ神社が生まれたと伝えられています。
本殿は北東向で京都御所大極殿に面しており、御所の裏鬼門を守る方除けの神様として有名です。神社のある大山崎町
は戦国時代の史跡があり、世に知られている『天下分け目の天王山
(山崎の合戦)』が羽柴秀吉と明智光秀の間で戦われた
地でもあります。神社の境内には天王山へのハイキングコース入り口があり今はハイカーで賑わってます。

 

もくじへ