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宮内庁式部職楽部 雅楽演奏会

桜!

4月12日に皇居で催された宮内庁式部職樂部春季演奏会を聞きに、東京に行きました。朝9時半開演の為、当日の深夜に大阪駅発寝台列車『あさかぜ』で7時33分に東京駅に着いた私。寝台列車だったけど結局、興奮してあまり寝付けなかったわ、、、なんて思いながら待ち合わせの場所へ行きました。(友達と聞きに行ったのですが友達は夜行バスで新宿に着くので待ち合わせは東京駅の構内にしました)友達と待ち合わせ場所で合流して皇居にGo!サラリーマンやOLさんが出勤途中憂鬱そうに歩く中、大手門までルンルン気分よ〜♪

しばらく行くと皇居のお堀が見えてきました。「大阪城とやっぱちゃうなぁ、皇居は…」と友達が私に言いったので「そら、そうやろ!」とつっこもうと思ったけど、雨が降る中であそこだけ後光がさしているような気がして妙に神々しかったです。。これからどんな素晴らしい時間が待ってるのか、気分はワクワク・ドキドキ!歩きながら友達との話も進みます。

皇居の大手門から東御苑に入り会場の楽部の重厚な建物へ。建物の中で日ごろお世話になっている先生にお会いできました。内部は天井が高く高い所にある大きな窓からは晴れていたら日が射し込んでくるんだろうなぁと思いました、残念ながら今日はです。床は白州で一面真っ白。広々とした会場の中心には緑の布に覆われた正方形の舞台があり、その外側には朱塗りの高欄が廻らされています。このの3つの色は雅楽を特徴付けるする色だと言われています。それは3種類ある舞の衣装に例えると左舞は朱を原則として使いますし右舞は緑を、そして御神楽は白をよく使うのです。

四角形の舞台は4辺が東西南北の4つの方位を意識した形象で、これを実際の方位に合わせて設営すると『無辺の空間の象徴』になるそうです。無辺の空間の象徴か…、う〜ん!わかるようで、わからないなぁ。。無辺の空間の象徴である舞台の床は緑の布で覆われ、唐草文様が入っています。これらは大地を表していると、雅楽の本で読んだ事があります。この舞台に華やかな衣装に身を包んだ舞人が舞いだすと、天井から天女や極楽鳥が降ってくるようなキラキラした錯覚におちいりました。

雅楽の演奏は何度か自分でもした事はあるし、聞きに行った事も何度となくあります。しかし、ここは今まで体験した事がない程『雅楽を楽しむ為だけにある空間』なんだと実感しました。そんな素敵な空間に思いをめぐらせていると、場内からどよめきと拍手が聞こえました。「なんだろう?」と入り口の方に目をやると、隣に座っていた先生が「皇室の方がいらっしゃったよ」と教えてくれました。階段を昇る人の横顔を見たら、高円宮様でした。公務で雅楽演奏を聞きに来られたのです。皇室の方をこんなまぢかで拝見できて本当に私って凄い所にいるんだなぁと、ヘンに感心しちゃったよ〜。ウフフッ!(親友に「高松宮様と一緒に聞いたんだよ!」と興奮して話したら「それって、ただその場所に一緒にいただけやろ?」と言われた〜、ガクッ。。)

宮内庁式部職楽部 雅楽演奏会2に続く..........

竹と鳥000楽部の裏扉に野良猫ちゃんがまどろんでたよ

 

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