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このコーナーでは、博多弁のワンポイントレッスンをします。
不肖私が思うに、最重要キーワードはわずか2個です。
キーワードを使いこなして、あなたも博多弁で喋りましょう!?

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  • キーワード1

「と」

話し言葉の語尾に使われる「と」は、疑問文・肯定文の両方に用いられ、博多弁らしさを表現する最重要なキーワードのひとつだと思われます。具体的には、標準語の語尾「(な)の?」を「と?」、「(な)の。」を「と。」に変えるといいです。

        用例1:「なんばしよっと?(何をしているの?)」

用例1の場合、「何」→「なん」、「を」→「ば」、「しているの?」→「しよっと?」という具合に、単語がそれぞれ博多弁に置き換わっていて、非常に正統派の博多弁になっていますが、実際には地元でも、ここまでしっかり博多弁で話す人は多くないです。そこで、「の?」の部分を「と?」にだけ変えてみましょう。

        用例2:「何をしていると?」

用例2の表現でも、博多弁の雰囲気は充分出ていると思います。ただ、私の身の回りで聞く言葉としては、次の用例3がもっとも多い気がします。

        用例3:「なんしようと?」

「と」は肯定文でも使いますので、返事は

        用例4:「勉強しようと。(勉強をしているの。)」

という具合になります。これは

        用例5:「勉強をしていると。」

という言い方でももちろんOKです。

 

  • キーワード2

「ん」

博多では、打ち消しの意味を持つ「〜ない」を「ん」に置き換えることが多いです。例えば

        用例6:「一緒に遊ばん?(一緒に遊ばない?)」

        用例7:「宿題をせんといかん。(宿題をしないといけない。)」

といった具合です。他の単語も、「知らん(知らない)」「できん(できない)」「わからん(わからない)」などと言わずに、どんどん「ん」化してみましょう。

尚、上記キーワード2個は併用できます。

        用例8:「宿題がまだ終わっとらんと?(宿題がまだ終わっていないの?)」

        用例9:「誰かさんが邪魔ばっかりするけん(から)、できんと!(できないの!)」

子どもたちにさっさと宿題をすませてもらい、一緒に遊びたいものです。はっ?


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