その六
マイナー度 | 博多弁 | 意味 | コメント |
![]() |
こぎる | 値切る | 関西から引っ越してきた値切り上手の友人は、「博多の人は買い物をするときにちっとも値切らないね」と驚いたように言いますが、これは人によりけりかもしれませんね。 |
![]() |
こしこしと | しっかり | 語源は「濃し(濃厚)」だそうで、「念入りに」という意味です。 |
![]() |
ごっかぶり | どこにでも顔を出す人 | この言葉は、台所の嫌われもの「ゴキブリ」をさすこともあります。しかし、何にでも手を出したり、顔を出したりする人のことをいう場合は、ちょっとユーモラスなニュアンスを持つようです。 |
![]() |
ごと | 〜ように | 「よかごとしんしゃい(良いようにしなさい)」という具合に用います。 |
![]() |
さっち | 必ず | 使用例は、「なしさっち来たかとか、サッチしてやり〜(なぜ必ず来たいのか、察知してあげなさいよ)」です。 |
![]() |
さるく | 歩く | 行ったり来たりは、「さるき回る」になります。 |
![]() |
しかともなか | つまらない | 「しかと」は古い言葉で「きちん」との意味です。「なか」でそれを否定しています。 |
![]() |
しこ | ほど | 分量の程度を示します。例:「さるき回ったしこ、くたぶれた(歩き回ったほど、くたびれた)」 |
![]() |
したむなか | したくない | 「きつかことはしたむなか(疲れることはしたくない)」というのが、現代人の傾向? |
![]() |
しめこみ | 締め込み | 山笠や玉せせりで、男性陣がきりりと締め込む、いわゆる「ふんどし」ですが、「ふんどし」と呼ぶのは厳禁だそうです。 |
(1めんたい):けっこう使う人がいる博多弁。
(2めんたい):たまに使う人がいる博多弁。
(3めんたい):めったに使われない博多弁。
(4めんたい):消滅しつつある博多弁。