回線切り換え回路&電源回路

 電話回線の接続検出、留守番電話との回線切り換え、電話ユニットのフックスイッチON,OFF、及び電源回路です。電話回線と電話ユニットと留守番電話の間にトランス(なつかしの山水ST−32)が入っていますが、これは、電話回線からの音声は電話ユニットと留守番電話に均等に分配し、留守番電話からの音声は電話回線には伝わりますが、電話ユニットには伝わらない。電話ユニットからの音声も電話回線には伝わりますが、留守番電話には伝わらないようにするためのものです。もちろん完全ではなく8dB程度の差ですが、非常に重要です。留守番電話が案内の音声を出している間にDTMF信号を電話ユニットが受ける訳ですから、これが無いと案内音声がそのまま電話ユニットに入り、電話回線からのDTMF信号を抑圧してしまいます。電源は手持ちのトランスと通常の3端子レギュレータで作りました。凝ったことをせずに待機電力を最小にする回路でしょう。