日本あちこち・町並み、集落
会津・大内宿(福島県南会津郡下郷町)

会津の中心地・会津若松と日光街道の今市とを結ぶ会津西街道の中間に位置する宿場町です。
昭和56年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
タイムスリップという言葉がぴったりな町並みです。

街道筋に面して宿場跡の建物が建ち並んでいます。
江戸時代初期に、日光街道の延長として会津までの街道として整備されました。
通行量の多い街道ではないので、半宿半農の宿場町でした。
幕末には戊辰戦争にも巻き込まれたようです。

大内宿町並み展示館です。旧本陣跡に昭和59年9月に再建されたものです。
資料が散失していたため、同じ街道の川島本陣・糸沢本陣を参考に建てられています。

町並み展示館の2階から眺めた町並みです。
平日に訪れたため観光客の姿も休日ほどではなく、落ち着いて町並みを巡ることが出来ました。

熊の油。やけどに良く効くそうです。
土産物屋のご主人の伯父さん(猟友会の会長だそう)が156頭目に仕留めた熊の油だそうです。
愛好者は多いそうで、元々すぐに手に入るようなものではないので、すぐに売り切れるそうです。

ここ大内宿では、白川郷のように一気に葺き替えをするのではなく傷んだところを順次葺き替えていくそうです。
ですから写真のようにまだらになった屋根を見かけます。



大内宿の玄関口にあたる、会津鉄道・湯野上温泉駅です。全国で唯一の茅葺きの駅舎です。
建物自体は新築ですが、待合室にはちゃんと囲炉裏が切ってあり、薪をくべて屋根を燻しています。
2001年6月24日 新設