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白馬村・青鬼(あおに)集落(長野県北安曇郡白馬村)

信州安曇野の北、スキーのメッカ・白馬村に茅葺き民家が残る青鬼(あおに)
集落があります。
今年度の国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
白馬村で開催された、茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会の総会に参加し
見学会で初めて訪れました。
現在はトタンを被っていますが、将来はすべて元のかたちに復元される予定です。
総会参加者で青鬼集落を見学。

冬の青鬼集落です。
積雪は軽く1mを超えています。トタンを被っているので屋根に積もった雪は
自然に滑り落ちてしまいます。
除雪も最低必要限しかなされていませんので、集落内の見学は春の雪解けを待つ
しかありません。

青鬼ではありませんが、白馬村村内にはこのような茅葺き民家が残されています。
寄棟造りで、養蚕のために2階部分が大きく取ってありとても重厚な感じがします。
豪雪地帯のため、屋根の厚みがあります。

本殿が重要文化財に指定されている神明社(しんめいしゃ)です。
白馬村の、オリンピックのクロスカントリースキーコースの近くにあります。
指定されている本殿は、左側の覆屋の中にあります。
平泉・中尊寺と同じ仕組みです。
ちょうど覆屋の修復工事中で、屋根が茅で葺かれています。
豪雪地帯だけに、小茅をふんだんに使いとても緻密に葺かれています。
2001年4月11日 更新