勝手に考察、そして語る

01年11月 GPSカナダ大会3位入賞
この演技を見て彼らを好きになりました。まったりとしたエジプト風の曲と衣装。彼らの特徴である豪快なリフトがたくさん組み込まれています。ただ、このプログラム自体は評判が悪かったらしく(多分曲・振付共にメリハリがなかったこととステップが少なかったためだと思う)、シーズン後半以降は前シーズンの"Vivre pour le meilleur"にプログラムを変更。

00年 ヨーロッパ選手権のビデオを友人から借りて見る
 順番が前後していますが、先述の01年カナダ大会を見て「良かったよー」と友人リリコ(仮名)に報告したところ、「前年のヨーロッパ選手権ビデオがあるので見てみる?」との有り難いお言葉。早速見てみました。
 曲は"Vivre pour le meilleur"、カナダ大会時よりはスピードが遅くて、特にリフトに入るのに「えい!」と一生懸命持ち上げている感じが見えて流れがいまいちだったものの、このプログラムは本当に格好いいプログラムでした。
 同様に順番が前後していますが、過去に録画したビデオにイザベル&オリビエの演技が残っているのも発見。99年スケートカナダで3位に入賞したときの演技でした。…演技内容はさておき、いかにもタラソワな衣装だった、といっておきます。凄い衣装だった…。

02年1月 ヨーロッパ選手権は欠場
 スカパーに加入して(スカパーはフィギュアスケートを沢山放送する)「よーし!2人の演技をみるぞ!」と思っていたら、怪我でヨーロッパ選手権欠場…。自分のファンになるタイミングの悪さにちょっと傷心。

02年2月 転倒のオリンピック
 怪我が治って、めでたくオリンピックに出場。怪我が治って喜んでいたのも束の間、まさかアイスダンスでこんなに転倒三昧の結末がやってこようとは誰が想像できただろうかいやできない(反語)
 というわけで、まずオリジナルダンスでショーンフェルダーが自分の脚に躓いて転倒。演技終了後のキス&クライ
(選手が点数が出るのを待つところ)では、申し訳なさそうに(もしくはびくびくしながら)イザベルの方を盗み見るオリビエと、完全無視で視線を合わせようとしないイザベル。大舞台で大失敗してしまったことは本当に残念に思っていた私ですが、この光景には思わず笑ってしまいましたとも。さすが「I'm very excitable, but he is calm.」(イザベル談)と言うだけあるというか何というか。
 そしてフリーダンスでまたしても転倒!リフトに入ろうとして軽くジャンプしたイザベルをオリビエが受け止め損ねて、2人とも転倒してしまいました…。
 転倒した時にオリビエが手の平を(それから顔も少し)切ってしまい、流血。演技終了後、コーチのタラソワがティッシュを何枚も持ってきて傷口に当て、イザベルは慰めるようにオリビエをのぞき込んだり髪を撫でたり、顔を手で覆ってうつむいたままのオリビエに対して観客に挨拶するように促したり。オリジナルダンスでの転倒後の、目線さえも合わせない怒りっぷりとはえらい違いです。そしてイザベルに促されて顔を上げ、明らかに無理矢理笑ったのが分かる笑顔を一度作ると、やけっぱち気味に観客に手を振り去って行くオリビエ。コーチの持ってきてくれたティッシュも手を挙げたときに落としてそのままほったらかし。
 この時点で「
イザベル=男前」「オリビエ=へっぽこ」というイメージが私の中で確定しました(失礼)。後日発見したインタビューで「Sometimes I'm too slow, and she makes me go faster.」(オリビエ談)というのを見て、さらにそのイメージは強化されてます。slowってアナタ、選手としてそれで良いのですか…。

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