アメリカで開催されているツアー「Champions on Ice」の日本ツアーが静岡で開催されたので行って来ました。
場所はエコパアリーナ、2002年のワールドカップの試合が行われた場所です。愛知県からは結構近いので、車でのんびりと出発。ちなみに私が見たのは10日夜公演です。
会場は1万人収容できるとのことで、客席なかなか広し。座席も大きめで、傾斜もしっかりあって、スタンドの端っこの席でも見やすかったです。ただしロビーはやや手狭で、売店混雑。普段は稼働しているであろう自販機も白い布を被せられて休業状態に。場内飲食禁止なので仕方ないですが、のどが渇いたときに何も飲めなかったのは辛かったなあ…。
客層は、首から名札っぽい物をかけた人が多数。「「静岡銀行プレゼンツ」チャンピオンズオンアイス」って開演前に言うくらいだから、スポンサーがらみのお客さんかな?年輩の男性が結構いました。それから地元人っぽい親子連れも多数。最近競技会やショーに行くたびに「以前に比べて親子連れが増えたなあ」と思います。オリンピック効果でしょうか。
開演10分前のアナウンスは、なぜか白いもっさりしたカツラを被った男性がベルを振りながら宣言。…どういう意図の演出なのかよく分からないけれど、まあいいか(笑)。リンクサイドをのんびり歩きながらベルを振ってました。英語で「あと10分で開演〜」みたいなアナウンスも。
以下ショーの感想。メモとか何もしていない記憶頼りなので、順番とか、抜けてるプログラムとかあるかもしれません。
オープニング ショートサイド側のリンク横で男性ダンサーがフラメンコを踊る。結構長かったです。その後全員が白い衣装を着て登場。遠目なのでどれが誰なのか判別できず…最後の方で一人で滑ってたのはランビエール?スピンがそれっぽかったです。
途中天井からの花火もあり、「おおー、ショーだ!」と盛り上がり。演出凝っていていいですねえ。
本田武史 ソルトレークオリンピックで滑った「アランフェス」。いまだにこの曲の出だしを聞くと、オリンピックを思い出してどきどきする。トリプルアクセルは転倒してしまったけれど、ほかのジャンプは綺麗でした。イーグルがかなり上手くなってたような。長ーく滑ってました。遠目には最盛期くらいの体型に戻ってたように見えたけど、どうなんだろう。
アニシナ&ペーゼラ 6月のドリーム・オン・アイスと同じ「Piensa
en Mi 」。赤色の衣装で、緑色の布を使った演出。あんまりステップが無いかなあ。曲もまったり。アニシナがペーゼラを持ち上げるリバースリフトが、全部のリフトの中で一番時間が長かったような気がする(笑)。
スルツカヤ 両足ビールマンスピンが無かった、片方のみ。意外。途中でやめちゃったのか、もともと入れない予定だったのか…。ジャンプもやや失敗気味。
Besedin/Poulishouck おなじみアクロバット組。プログラムは数種類あるけれど、どうしても似た演出になってしまうのがちょっともったいないと思う。でも初めてみると物凄くびっくりするので、観客の歓声も大。
ペトレンコ このプログラムはどこかで見たような気がするけれど、思い出せない。しっとりした曲で、あいかわらず綺麗な滑り。
ベレズナヤ&シハルリドゼ 「YOU
ARE BEAUTIFUL」(曲名うろ覚え)。中国のペアの代わりに出場。去年のスターズ・オン・アイスにも出てましたが、魅せ上手ですねえ。スロージャンプには観客がどっと沸きました。ソロのジャンプよりかなり迫力があるから、初めて見ると「おおっ!」となります。
荒川静香 白い衣装で「アヴェ・マリア」。前回有明で見たときはリンクが狭かったせいか、滑りがいまいちに見えたんですが、今回は優雅に滑ってました。とはいえまだプロスケーターとしてはアピールが不足してる感が。綺麗に滑っているけれど、お客さんに対して魅せることをそこまで意識していないプログラムに感じました。でも大部分の観客はなんといっても荒川さん大注目!なので、歓声が圧倒的に大きかったです。
村主章枝 イパネマ?だっけ。曲名忘れました。ジャンプの調子が悪かったです。まだシーズン前だし、急遽参加が決まったみたいだし仕方ないかー。スペシャルゲストとして紹介されてました。途中で上着を脱いだり、最初の振りや終わりの挨拶まで凝っていて、演技するのが好きなんだなあ、ショーにも力入れてくれるなあと嬉しくなります。
前半はここまで。開演前も休憩中も、会場全体の照明が暗いままで、足下の段差がちょっと危なかったです。