イギリス料理

「イギリスに旨いもの無し」と言われます。確かに、イギリス料理で旨いものはありません。

でも、イギリスに旨いものがないわけではありません。

イギリスに行ったら、是非食べて欲しいのがインド料理です。
インドはかつて植民地であったこともあってか、英国にはインド人が沢山いて本場の味(インドに行った事が無いので定かではない)らしきものが食せます。
実にこれが旨い。シンガポールで食べたときも旨いと思ったが、イギリスの方が美味しかった。

なんか、辛さのランクみたいなものが有るみたいで、激辛がお好きな人は「ビンダルー」と注文すれば、強烈なのが出てきます。
でも、どっかの国の「30倍辛」みたいに、ただ辛いって事はなくて、ちゃんと味があります。つまり、良い‘だし’(と言っていいのか?)の味がします。

女性で辛いのが苦手な人は多いみたいですが、そういう方には「コルマ」が宜しいかと思います。ココナッツミルクみたいな味です。

中華料理も悪くないです。中華料理店もそこら中にありますから、お試しになってはどうでしょうか。
どうしようもなかったのが、日本風の「ラーメン屋」ですな。ロンドンには3件ぐらい有りますが、全て×です。

お昼に何か食べようと思ったら、パブに行くと良いです。
大抵はランチメニューみたいなものがありますから、英国名物の 「フィッシュ&チップス」 でも如何ですか。ギネスでも飲みながら。

そうそう、ギネスを忘れてはいけない。いわゆるスタウト、黒ビールと言うやつです。
でも、アイルランド人の知人に「日本で飲んだギネスは不味かった。イギリスのは旨い。俺はだまされていた。」
なんてぇ事を言いましたら、彼 曰く、
「違う。あれはfake(偽物) だ!」 と言われました。

彼の薦めで、ロンドンにあるアイリッシュパブで飲んだギネスの旨いこと!私は二重にだまされていたのを、その時知ったのです。
黒ビールの本家はアイルランドだという事もその時知りました。マーフィーズというやつもありますが、これもなかなかのモンです。

因みに、このあたりの事を間違えると、アイルランド人は大変に怒りますので、ご注意のほどを。(かつは失敗しました。)

というわけで、イギリスでの旨いもの順は;

1.アイリッシュ・ギネス
2.インド料理
3.中華料理

やっぱり、イギリス料理は存在価値がない。
Full English Breakfast を誉める人がいるが、私は一週間、毎日食べたら、厭になった。
それ以来、イギリスに行ったら朝食はフツーの Continental と決めている。

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