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オフ会



ディジタル・チャンネル・ディバイダで、トランスミッション・ライン型のスピーカを 観球マルチアンプで鳴らす、の図(^^;)。



一人、写真を撮る前にお帰りになられました。残念。

マルチアンプで、シャープカットオフ (180dB/oct - 2kB/oct;kilo byte じゃないですよ、kilo Bell*!)だと特に、すっきりした音に為りますね。
逆に、LC フィルタはやや艶っぽくなるようです。
もしも、ドライバがハード系とかホーン系とかだったら、もっと大きな差になったでしょう。
実験に用いた FIR フィルタの特性を示します。


200[B/oct] (デシベルでは無く、"ベル/オクターバ")の特性。


Fc付近の拡大


2[kB/oct] の特性。キロベルなんて単位は在るのか?(^^;)


Fc付近の拡大

フィルタの設計、システム構築は raraki さんの手になります。
フィルタは、窓関数法で設計されたそうで、当然 直線位相になります。
Windows によるリアルタイム処理ですが、CDDAのリッピングと同じ手法で音楽CDからデータを読み出して、それをそのまま信号処理系に渡し、CPU の演算機能を上手く使って処理されているらしいです。
今の基準からすれば、非力な方に属するマシンです。

4次 IIR フィルタも試しましたが、シャープな FIR の方がすっきりサウンドでした。


ソフトドームと紙系コーンで、このクラスのドライバだと、ハード系とか共振の強いドライバの場合に見られる程、大きな差には成らないようです。
それでも、LC のクロスが低ければ、また違う結果でしょう。

今回はLCフィルタとの比較でしたが、アナログでのマルチとの比較ならどうか?、アナログが楕円関数ならどうなる?、IIR も楕円関数(Z平面上で設計)にすれば?、アナログフィルタを FDNR で構成すれば? · · · 等々、興味は尽きません。

何故か、“音の悪いディスク”を盛んに聴いていました(^^;)。


皆様、長時間に渡る試聴、お疲れさまでした。m(__)m

* Bell の 1/10 が[dB]:deci Bell(decibel とも)、Bell の1000倍なら [kB]。

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2004/8/28 Last update

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