The 関西

京都紅葉 南禅寺

 2002年11月17日(日)晴

 朝、ベガの散歩をしていてあまりに良い天気だったもんで、「そうだ!京都に行こう」と思い立って、散歩もそこそこに晩秋の中紅葉を求めて電車で一路京都へ。
 そう言えば長い間京都の近くに住んでいながら「秋の京都へ紅葉狩り」など縁の無い生活。綺麗な紅葉で日々のストレスも吹き飛ばそうとの思いもあり出かけました。今年は秋をとばして冬が来たようで一気に寒さが押し寄せ、紅葉も例年より早め。
 嵐山か?東山近辺か?電車の中で行き先を考え、京阪電車から近い東山は「南禅寺」に行くことに決定。京都疎水沿いに東を向いて散策です。途中動物園の向こうに東山の峰が青空をバックにくっきり!少し前までは子どもを連れて時々動物園に来たものです。最近は子どもも大きくなりそんな機会も無くなりました。残念!

 平安神宮、動物園を経て少し行くと臨済宗南禅寺派の大本山”南禅寺”。京都五山のひとつに数えられます。 三門は、2層からなり高さ22mもあり、歌舞伎の中の石川五右衛門のセリフ、「絶景かな、絶景かな」で知られる所です。境内は無料で広いがかなりの混雑。 三門の奥(裏手側)の庭園には多くの紅葉があり、写真のアングルを色々さがして撮影した今日のベストショットは、「紅葉の間から見える三門」でした。個人的に気にいりました。もう少し人が少なければ色々と良いアングルがありそうです。早起きして人の少ない時間帯を今度は目指したいものです。

 今回、南禅寺に行って紅葉以外にもう一つ見たかったものが、京都疎水が流れている明治時代の煉瓦の建造物の”水路閣”です。三門を越えてしばらくして右手に行くと水路閣がローマの遺構を思い出させるような雰囲気で建っています。周囲の紅葉と煉瓦の時代を超えた色がよくあっています。
 歴史のある寺と、近代建築物が時代を超えて同居する不思議な空間ですが、これも古都・京都の魅力なのかもしれません。

 ちょうど見頃の紅葉を堪能して、帰途につきました。こんな近くにある京都の見どころをこれからも楽しんでいきたいものです!


疎水沿いに東山の山並み(向かいは動物園)


南禅寺”三門” 正面側より


三門”裏手側から紅葉とベストマッチ


南禅寺境内にある「水路閣」

 

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