The 関西
京都紅葉2004 洛北・東山
2004年11月21日(日)晴れ+曇 秋の紅葉のシーズンの京都も今年で3年目。 |
真如堂(極楽寺)五重塔と紅葉
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次に白川通りを北上して、洛北に挑戦。 ここ「詩仙堂」は、大阪夏の陣で徳川方で功名を立てた石川丈山が、徳川家を離れ59歳の時(1641年)に造営し、30余年を清貧の中で過ごした住まいです。入り口に立つと、ほのかな香?のかおりがし、玄関先の非常にシンプルで手入れされた庭を見て、ぴんと張りつめた空気の中、期待が高まりました。 「ほ〜っ!」「わ〜っ!」「綺麗やね〜!」この庭が見える部屋に入ったときの観光客の皆さんの第一声です。白砂に綺麗に刈り込まれたさつきが特徴的です。また庭にいると、定期的な「コーン」という良い響きの音がしています。音源は、丈山自身が考案した、園水を利用し音を発し鹿猪が庭園を荒らすのを防ぎ、自分自身も閑寂の中でこの音を愛でたという「僧都(そうず)」一般的には「鹿おどし」と呼ばれる竹細工です。 次に東山に戻り、去年に引き続き「法然院」へ。 山門から入り砂盛りを抜けて池を渡るとこんなつくばい(って言うんですよね)が置いてあります。そこの上の紅葉と椿の花があまりに良いコンビネーションだったんで記録に残してみました。 京都のお寺の雰囲気を盛り上げる小道具と言ったところでしょうか。先の詩仙堂の鹿おどしといい、このような些細なことに気を配るのが日本人の美意識なのかも知れません。私もセンスを磨かなくては…!! 最後は法然院の南側の「安楽寺」へ。 紅葉と白壁が非常にうまく溶け合った山門が目を引くお寺です。今日は誰もいなくてじっくりカメラを構えました。今回のカメラはズームが使えるんで思い切ってアップにしました。う〜ん、アップに十分耐えてくれる風景ですね。 今年でこの隠れ道沿いの散策は2回目。やはり穴場でした。この後に再び「哲学の路」に合流・・・人が多いです。哲学どころかなかなかもの思いにふけるのもこの時期では無理と言うことかも知れませんね? |
詩仙堂の庭
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