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十進法 ↔ 他の進法

他の進法 → 十進法

十進法 → 他の進法

使い方

詳細:

記号=英字 の場合:

記号=ASCII の場合:

付録

JavaScript標準関数による基数変換

他の進法 → 十進法: parseInt(文字列,基数)

十進法 → 他の進法: 十進.toString(基数)

十六進法(基数=16,最小値=0)

X を 16 で割ったときの商 Q と余り R は次の条件を満たすように決める。 \[ Q=\left \lfloor \frac{X}{16}\right \rfloor ,\qquad 0\le R\le 15,\qquad X=16Q+R \] 十進法の 1000 を十六進法に変換する場合は,次のように除算を進める。

除算QR変換結果
1000 ÷ 16628"8"
62 ÷ 16314"E8"
3 ÷ 1603"3E8"

10,11,12,13,14,15 を "A","B","C","D","E","F" に置き換えて表すと,
十進法の 1000 は十六進法で "3E8" になる。
反対に

3×162+14×16+8×1=1000
と展開できるから,十六進法の "3E8" は十進法で 1000 になる。

平衡三進法(基数=3,最小値=−1)

X を 3 で割ったときの商 Q と余り R は次の条件を満たすように決める。 \[ Q=\left \lfloor \frac{X+1}{3}\right \rfloor ,\qquad -1\le R\le 1,\qquad X=3Q+R \] 十進法の 100 を平衡三進法に変換する場合は,次のように除算を進める。

除算QR変換結果
100 ÷ 3331"1"
33 ÷ 3110"01"
11 ÷ 34−1"Z01"
4 ÷ 311"1Z01"
1 ÷ 301"11Z01"

−1 を "Z" に置き換えて表すと,
十進法の 100 は平衡三進法で "11Z01" になる。
反対に

1×34+1×33+(−1)×32+0×3+1×1=100
と展開できるから,平衡三進法 "11Z01" は十進法で 100 になる。

負の二進法(基数=−2,最小値=0)

X を −2 で割ったときの商 Q と余り R は次の条件を満たすように決める。 \[ Q=\left \lceil \frac{X}{-2}\right \rceil ,\qquad 0\le R\le 1,\qquad X=-2Q+R \] 十進法の 10 を負の二進法に変換する場合は,次のように除算を進める。

除算QR変換結果
10 ÷ (−2)−50"0"
−5 ÷ (−2)31"10"
3 ÷ (−2)−11"110"
−1 ÷ (−2)11"1110"
1 ÷ (−2)01"11110"

十進法の 10 は負の二進法で "11110" になる。
反対に

1×(−2)4+1×(−2)3+1×(−2)2+1×(−2)+0×1=10
と展開できるから,負の二進法の "11110" は十進法で 10 になる。

一対一対応の一進法(基数=1,最小値=1)

X を 1 で割ったときの商 Q と余り R は次の条件を満たすように決める。 \[ Q=\left \lfloor \frac{X-1}{1}\right \rfloor ,\qquad 1\le R\le 1,\qquad X=1Q+R \] 十進法の 5 を一対一対応の一進法に変換する場合は,次のように除算を進める。

除算QR変換結果
5 ÷ 141"1"
4 ÷ 131"11"
3 ÷ 121"111"
2 ÷ 111"1111"
1 ÷ 101"11111"

十進法の 5 は一対一対応の一進法で "11111" になる。
反対に

1×14+1×13+1×12+1×1+1×1=5
と展開できるから,一対一対応の一進法の "11111" は十進法で 5 になる。

一対一対応の二十六進法(基数=26,最小値=1,記号=英字)

X を 26 で割ったときの商 Q と余り R は次の条件を満たすように決める。 \[ Q=\left \lfloor \frac{X-1}{26}\right \rfloor ,\qquad 1\le R\le 26,\qquad X=26Q+R \] 十進法の 16384 を一対一対応の二十六進法に変換する場合は,次のように除算を進める。
このタイプの二十六進法はエクセルで使われているA1参照形式の列名に対応している。

除算QR変換結果
16384 ÷ 266304"D"
630 ÷ 26246"FD"
24 ÷ 26024"XFD"

1,2,3,…,26 を "A","B","C",…,"Z" に置き換えて表すと,
十進法の 16384 は一対一対応の二十六進法で "XFD" になる。
反対に

24×262+6×26+4×1=16384
と展開できるから,一対一対応の二十六進法の "XFD" は十進法で 16384 になる。

2021.2.13 作成 / 2021.2.17 更新

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