いびき・睡眠時無呼吸症候群

 

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2000/3/25からの実訪問数・・・  
更新日 05/12/17

Q1. 主人が毎晩いびきをかきます。ときどき息が止まるようですが心配ないでしょうか?

A1. 毎晩いびきをかく方のなかに息がとまってしまう方がいます。10秒以上止まっている場合を無呼吸と言います。この無呼吸が一晩に30回以上あるいは1時間当たり5回以上ある状態を睡眠時無呼吸症候群と言います。 無呼吸の回数や時間が長くなりますと、無呼吸のたびに血液の中の酸素が下がり高血圧、不整脈、心不全などの心臓病が起こる心配がでてきます。重症になりますと突然死の可能性も指摘されています。また深い睡眠状態にならないため睡眠の質が悪くなり、翌日に昼間の眠気がでて集中力が低下したりします。眠気が強いと居眠り運転をして交通事故を起こす方もいます。この病気の方の交通事故の発生率が高いとの報告もあります。無呼吸の回数が多く血液中の酸素が下がるような睡眠時無呼吸症候群には治療が必要です。最近ではどの程度無呼吸があるのか、あるいは酸素が下がっているのかを外来でも簡単に検査できます。毎晩いびきをかき息が止まるような方はまずこの検査を受けることをおすすめします。具体的には無呼吸測定装置を自宅で寝る前に自分で装着し翌日返却していただきます。結果は返却していただいた日にわかります。この結果で重症の睡眠時無呼吸症候群と診断された方は、さらに入院検査が必要となります。

 

Q2. 貴院でいびきと睡眠時無呼吸症候群の診療を受けたいのですが?

A2. まずいびき外来に受診していただきます。これは随時受け付けています。予約は必要ありません。問診票の記入後、診察を受け、のどの写真などを撮ります。最後にアプノモニター(睡眠時無呼吸症候群のページ参照)、録音機を貸し出しします。帰宅後寝る前に装置をご自分で装着し寝ます。翌日返却していただき解析後説明を受けます。その結果で今後の方針を決めます。

 

Q3. 外来で睡眠時無呼吸症候群と診断がついたら次にどうするのですか?

A3. 重症(無呼吸指数が20以上などで放置できない場合)のときは入院検査が必要になります。ポリソムノグラフィーという検査を行い睡眠時無呼吸症候群のタイプ、睡眠深度、酸素の低下の程度などを測定します。また軽症の時は肥満の解消などで経過を見ることもあります。いずれの場合でも耳鼻咽喉科を受診していただき鼻、のどの病気がないかどうかチェックします。鼻炎、蓄膿症、扁桃肥大、アデノイド肥大などの鼻、のどの病気があるときは耳鼻科的な治療も受けます。

 

Q4. 睡眠時無呼吸症候群は、どのような治療を受ければよいのですか?

A4. 入院検査(ポリソムノグラフィー)で閉塞型と診断されたときは、NCPAP(シーパップ)療法の適応となります。これは鼻にマスクをつけて空気を送り込む装置とホースでつなぎ空気を送り込むことによって、上気道を広げいびき、無呼吸を起こらないようにする治療法です。眠気などの症状も改善し生命予後を改善することもわかっており、世界中で最も普及し有効な治療法です。シーパップは、はずすとまた無呼吸が出てしまうので原則的には毎晩付ける必要があります。ただし両側鼻づまりがある時はできないこともあります。軽症の時は口の中にマウスピースを入れて寝る方法もあります。これは歯科で作ってもらいます。これもはずすと無呼吸が出てしまいますので毎晩装着する必要があります。肥満があるときは減量も重要です。その他に上気道を広げる手術もありますが、治療効果が一定せず当院では行っておりません。ただし小児で扁桃肥大、アデノイド肥大が著明なときは、摘出手術が有効なときがあります。いずれにしろ、耳鼻咽喉科受診は必ず必要です。