東宝「風と共に去りぬ」  2003年4月12日 マチネ  中日劇場
 出演  
   スカーレット      大地 真央   レット・バトラー   今井 清隆   メラニー    杜 けあき  
   アシュレー・
       ウィルクス  岡 幸二郎   ベル・ワトリング   寿 ひずる  マミー     花山 佳子
   ピティパット      木村 有里   フランク・ケネディ  藤堂 新二  
   チャールズ・ハミルトン 安崎 求  プリシー        植田 チコ   ミード博士  福沢 良一

  青山 達三  江森 正明  斎藤 譲   岡 智     沼澤 勉   佐々木 しんじゅ  乾 あきお
  香取 新一  中尾 和彦  土屋 貴俊  附田 政信  内田 和也  山県 昌朗      山本 直輝 
  森山 大輔  板垣 辰治  鈴木 聡
  梅原 妙美  小笠原 みち子  松谷 彼哉  板倉 りさ  森本 麻祐子  白木原 忍  千葉 桃子
  村瀬 美紀  池谷 京子  長山 志津香  辻 奈緒子  吉田 ひかる   樋口 綾    林 久美子  
  石原 絵理  永山 智尋

 
 
2001年の初演を帝劇で見た時とはキャストも演出も変わったと聞いて、見に行きました。
 初演時のキャストは・・レット・バトラー 山口祐一郎  アシュレ 今井清隆  ミード博士 沢木順
 ジェラルド・オハラ他 林アキラ  など・・・

 初演とどこが違うか・・・と言うのは良くわかっていませんが(笑)なんだかたらたらしていような初演と違って、
 すっきりとまとまっていました。
 舞台は初演と同じく、スライドが2本使ってあって、これが場転にはとても効果的でした。
 
 オープニング林アキラさんがソロでうたっていた「赤い大地」は全員の合唱になっていました。
 アキラさんのソロ・・・声が通っていて良かったのですがね・・・合唱も迫力はありました。
 
 アトランタが炎上するシーンは、あちこちに火薬を使って迫力はありましたが、あっという間に終わってしま
 った。

 スカーレットの大地さん、演技はとても細かくて、スカーレットのちらりと見え隠れする心を良く表現していて、
 ちょっとしたしぐさも細やかでした。気の強いスカーレットにはぴったりです。
 歌も迫力はあるのですが・・・・ちょっとね・・・
 台詞のしゃべり方が・・・良く聞こえるのですけど、四季のカクカクとは違うのですが滑らかさがないのが気に
 なりました。
 笑いを取るところはさすがです。
 1幕最後の「家はどこ?」はよかったです。
 2幕はじめのあたりの「女は降伏しない」は、随分前の大地さんが出ていた生命保険のCMを思い出してしま
 った・・・
 去年「マイ・フェア・レディ」をみたのですが、そのころよりちょっとやせたのかな・・・顔がまた小さく感じました。

 今回は岡さんのアシュレーでしたが、気が弱くって人が良い優しいアシュレーでした。
 特にメラニーにが死んでいくところの気の弱さ・・・・崩れ落ちそうでした。
 ダブルキャストの石井一孝さんのアシュレーも見たかったですが、今回はおあずけです。
 
 メラニーの杜さん、ぴったりメラニーでした。
 スカーレットとは正反対のメラニーの優しさがよくでていて、歌もよかったです。
 ピティパットおば様がメラニーをつれて疎開しようとするが、「身重の姪を置き去りにしてきたと世間の噂を気
 にしているだけです」となじるところも、本音を出した後で自分の非を詫びるわびるところは感情むき出しにし
 た数少ないところでここもよかったです。
 
 べル・ワトリングの寿さん、歌も演技も娼館のマダムのちょっと怪しげで気が強そうな雰囲気が良く出ていま
 した。
 
 マミーの花山さん。。。存在感あります!
 スカーレットの娘ボニーのお葬式で歌う「天使よ」・・・このソロがとても光っていました。その跡を受け継ぐ
 寿さんのベル。。。。このつなぎもよかったです。
 
 ビティパットおばさんの木村さん、おばあちゃまなのにかわいかったです。歌も・・・かわいく歌っていました。

 フランク・ケネディーの藤堂さん・・・猫背の役だからか・・・ちょっともったいなかったですが、スカーレットの
 2度目の夫で店と工場を切り盛りするスカーレットの尻にしっかりしかれていました。

 チャールズ・ハミルトンの安崎さん、すぐに死んでしまう役なのであとからアンサンブルで出ていましたが、
 もったいないよーー
 
 プリシーの植田さん、去年見た「チャーリーガール」の色っぽいお姉さん役とはうって変わって、チョコチョコ
 動いて時に騒がしいメイド・・・声はすれど姿が・・・顔が黒いのでどこにいるの???でした。

 ミード博士・・・初演時は沢木さんだったのですが、それよりちょっと年を取った感じです。

 アンサンブルでは・・・乾あきおさん声が通って「あっ乾さんだ」と良くわかりました。ダンスも相変らず世うまい
 です。
 今回初舞台の鈴木聡さん、ダンスのタイミングがちょっとずれたり、芝居がまだ硬いのですが、立ち姿がとて
 も綺麗で目立ちます〜〜〜今後に期待したいです。
 
 バトラーの今井さん、体格としてはいいのですが・・・台詞が聞き取りにくい・・・台詞をかむと言うよりとても
 話しづらそうでした。
 なんだかちょっと気が弱そうなバトラーさんだよ。
 もう少し、人を見透かすようなちょっとずるがしこいところが出てもいいのでは・・・いい人過ぎたような気が
 しました。スカーレットとの絡みも、スカーレットにリードされている感じ。
 歌の出だしもオケに負けていたのか歌えなかったのか・・・聞こえないよー。
 去年の「キス・ミー、ケイト」のフレッドが見え隠れ・・・「金持ちの女房が欲しい♪」が聞こえてきそうで・・・
 もっと演技を磨いて欲しいです。
 でも、2幕最後の方の「掌」は涙を浮かべての熱唱で、とてもよかったです。
 これだけで今日のところは帳消しかな・・・・(笑)
 これだけはもう一度聞きたかったです。
 
 けっこう笑えるところがあったのですが、初演の時ってこんなにあったかな・・・
 全体的に話を急ぎすぎているような気もしましたが、この大作を約3時間で良くまとめたなーと思いました。
 時間は気になりませんでした。