過去の雑記を月毎にまとめたページです。ギャラリーに間借中。
 

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最新の雑記置場



 
 2006年1月31日

 
 ここ最近忙しい。仕事だけならまだしも、家でも忙しいのはキツイ。気の休まるのが通勤中の電車内だけなのはものすごく悲しい。
 掲示板の返事が迅速に出来ていないのも、この忙しさが原因だったりする。返事は必ずさせてもらうつもりなので、暫しの間無礼を許していただきたい。
 それにしても、まるで旧正月と節分が一緒に来たみたいとはこのことを言うのだろうか。ていうか、この二つは一緒に来て当たり前なんだよな。そもそも旧正月と節分て意味合い的にかなり近いような。ここで疑問に思っても調べないのが私の悪いところかも。興味のある人は調べてみてクダサイ。

 最近この雑記はくそ面白くもない話題が続いでいたので、そろそろ興味深い話題などを。
 来月は作者たんこと、もりしげ氏の単行本コミックスが2冊発売される。その2冊とは、このサイトでは言わずと知れた花右京メイド隊とこいこい7。それぞれ8日と20日には店頭に並ぶ事だろう。
 ここで毎度毎度気になるのは誰が表紙を飾るのかということ。
 こいこいの場合は毎回キャラが一人しか登場せず、6巻までは、ヤヨイ、アキヲ、オトメ、ヒフミ、サクヤ、ミヤビとほぼ順当に主要メンバーが登場している。なので恐らく次はガンタイちゃんで間違いないと思っているのだがいかがだろうか。ミヤ様だったらボエェ〜と大サプライズ。意外にありなのか?
 一方、全く予測がつかないのは花右京の表紙。前巻である12巻ではマリエルとコノヱのツーショットだった。本編の内容からするとこれ以外考えられない人選といえる。やはり内容に関係したキャラクタが登場するのが至極当然というところか。
 この12巻の例に則り、13巻に収録されるであろうストーリーを考慮すると、その表紙のキャラクタは!・・・北斎爺と紫皇院姉様で決まり!!嘘。姉様はいいにしても爺が表紙に出てたら売れるものも売れなくなる。それに毎回レギュラーで登場しているヒロインマリエルが出ていない。これはぶっちゃけありえない♪(←たまにこういうのも混ぜたりして)
 過ぎた冗談は置くとして、真面目に予想してみよう。物語は大きく分けて回想シーンと(物語内の)現代のシーンで構成されている。前者であればマリエ、紫皇院、シンシア、そして北斎爺。後者であればコノヱ、八島、リュウカ、グレース、シンシアあたりか。私の希望的予想ではグレースとシンシア、そしてマリエルの3ショットであって欲しい。意外というかなんというか、グレースが表紙に登場したのは1巻のみ。裏表紙では何度となく登場しているのでここは一つ1巻以来の再登場を願うばかり。
 この予想が当たる事を祈りつつ、3月8日を楽しみにしておこう。

 2006年1月29日

 
 お詫びと訂正。
 トピックスにて花右京メイド隊の新巻発売情報の中で「第13巻、3月8日(水)発売予定」とするところを「第14巻、3月8日(水)発売予定」と間違って表記していました。ご覧になった方、関係各位にはご迷惑をおかけしました。以後、再発の防止に努めますので、今回の件、何卒お許し下さいますよう心よりお願い申し上げます。

 2006年1月27日

 
 前回に引き続き面白くない話題シリーズ。
 先日、Tシャツ社長が逮捕されたことをどう思うかと街角でインタビューしていた。それに答えている多くの人がTシャツ社長の会社がIT企業だとの間違った認識をもっていることがわかった。少し驚き。
 その前にIT企業とは何ぞやと。その有名どころとしてはアマゾン、ヤフー、グーグルあたりの会社だろうか。いんたーねっつを利用して便利なサービスを開発・提供する会社と定義付けられるかもしれない。私の認識ではソニーや富士通、NECなどはIT企業とは違うと考えている。これらはあくまでモノ作り主体のハイテク企業と呼んだ方がしっくりくる。まぁ、これは私の主観なので、あまり鋭く突っ込まれると狼狽えて泣いてしまうだろうから是非ともヤメテクダサイネ。
 以上のように考えるとTシャツ会社はIT企業などではなく単なる投資会社である。開発力なんてないと私は踏んでいる。自社で開発するコストがあるなら、それでほしい会社を買うというのがあの会社のスタンス。しかもほとんどの場合、Tシャツ会社株を新規に発行し(乱暴に言えばコストはゼロ)、それと標的会社の株を交換することでどんどん傘下の企業を増やしていった。その手が通じない相手には現金を使ってマーケットで相手の株を買い漁るのである。某テレビ屋と騒いでたのはこれにあたる。
 このような乱暴極まりない買収手法がとれたのも、Tシャツ株が常に高値水準をキープ出来たから。この高値キープを目的としてあれやこれやしていた諸行を咎められたのが今回の逮捕劇。
 これまでの騒動の中でTシャツ社長と一緒になって騒いでいた人達は、今だんまりを決め込んでいるみたい。離れていった(用済になった?)者に興味はないとでも言いたげに。
 一時は時代の寵児と持て囃されていたTシャツ社長も、今では時代の徒花とまで呼ばれる始末。哀れと言うか滑稽と言うか何とも複雑な思いになる。
 糸を切られたマリオネットは落下するしかないようだ。

 2006年1月24日

 
 昨日とうとう彼のTシャツ社長が逮捕された。色々話題を提供し、世間を騒がせてきた彼がクライマックスとして用意したのが今回の逮捕劇だったとは。最近関連会社のCMでクルクル回っていたけど、まさか自分の身にお縄がクルクル巻きつくとは思っていなかったのだろう。少なくともそのCMを撮影している時点では。
 この逮捕劇がマーケットに与える影響は計り知れない。すでにTシャツ社長の会社の株は5日連続ストップ安で買手がほとんどいない状態。株価は東京地検が彼の会社に乗り込んだ日から比べて1/3にまで値下がりしている。ここの株を持っている人は生きた心地のしない日々を送っていることだろう。更に追い討ちをかけるように巷では即日上場廃止の噂も囁かれ出した。売りが売りを呼ぶ展開は暫く続くかも。
 仮に即日上場廃止の話が無かったとすると、ある値段になれば一気に売買が成立すると予想される。この値段がいくらになるのか。目下個人投資家の間では一番の感心事かもしれない。何故ならそれがマネーゲーム(Tシャツ祭り)の始まりを意味するからだ。2003に破綻したあしぎんフィナンシャルグループの件(通称あしぎん祭り)を鮮明に覚えている人も多いのだろう。
 あしぎん祭りの時は株価が1円になった瞬間に買いが殺到し、そこから最高24円(だったと思う)まで暴騰した。ほんの数日間で株価24倍!濡れ手に粟とはこのこと。
 仮にこれをTシャツ社長の会社にあてはめるとちょっとした問題(実際は大問題らしいが)がある。それは予想される注文&約定件数の多さ。潜在的な注文&約定件数がTシャツ社長の会社だけで市場の3割に達するらしい。この比率はあまりに異常である。なので、この状態でTシャツ祭りが始まったら東証の処理能力を超え、市場が止まってしまうことが懸念されている。そうなる前に東証はTシャツ会社だけを取引停止などの措置をとるかもしれない。こんな不安もあってか、今だ売りが買いを大きく上回るストップ安の状態(1/24 AM11:00現在)。
 さて、本日Tシャツ祭りは開催されるのか?個人的意見ではこんな危険な“祭り”は参加するよりも見ている方が数倍楽しいと思うのだが。

※株式の売買は自己判断で。

 2006年1月23日

 
 本日の雑記はサークル「もりしげる研究所」海猫明さんの最新作、「OKEBEなメイドさんVol.5」のレビューなどを。
 と思ったがその前に少し。昨年末開催されたコミックマーケット69では、花右京系サークルは明さんのところと猫イラズさんのところの2つだけだったらしい。明さんとお知り合いのもう一つのサークルさんは残念ながら参加されてなかった。同志が減ったので明さんもさぞかし残念に思われた事だろう。更に何度か参加されている作者たんのサークルも今回は参加リストに名前がなかったらしく、花右京的には寂しい限り。私としてはもっと賑わってほしいのに。次回コミケでは作者たん、明さんのところをはじめ、花右京方面が活況になることを期待しよう。
 で、この今回のコミケ69で明さんが発表されたのが最新作OKEBE5である。メインキャラは「コノヱしゃま、らびゅー」の早苗八島。全編において元気な、そしてちょっとおバカな彼女の魅力が溢れている。魅力だけでなく他のモノも溢れていたりするのだが、ここで書くにはあまりにアダルトな内容なので興味ある貴兄は実際にOKEBE5を手に取ってご覧いただきたい。(;´Д`)ハァハァすること間違いなし。
 今回のOKEBE5は製作期間の関係もあってか、前回Vol4の36ページから24ページに減っている。だからといって内容が薄くなっている訳ではなく、全体に無駄なものが削ぎ落とされた鋭さみたいなものが感じられた。漫画を描けない分際でこんなことを言うのは何だが、漫画というのは36ページ必要なものもあれば、24ページでなければ表現できないものもある。この選択を誤ると妙に間延びしたり、逆に窮屈に感じたりしてしまうものだ。既に見られた方は分かると思うがOKEBE5にはそんなマイナス面がない。ラストはぴたりと物語が完結されていて、これは見事と言うしかない。
 ストーリー全24ページには八島が憧れのコノヱと織り成す、激しくも甘い官能の一時が繊細に描かれている。サブキャラとして登場するイクヨはちょこちょこ絶妙のタイミングで現れ、物語のアクセントになっていた。彼女の存在はテンポ良くストーリーが進んでいくのに大きく貢献しているように思えた。この辺を明さんに聞いてみたところ“テンポ良くストーリーを追っていける”という点には最も気を配っていると話された。確かに漫画を見ていてテンポが悪ければ魅力が半減してしまうので、緻密に計算してコマ割りとか考えてるんたろうな。やるじゃん!明っち!!(←失礼だぞ、馴れ馴れしいぞ)
 物語はほんわかした導入部から始まり、イクヨの介入によって八島の身にアクシデントが起こる。それがまた自分だけではどうにもならない状態。要注意人物イクヨの話に少しでも納得して乗ってしまった八島が少しおバカさん。そもそも犬猿の仲なんだから注意しないと。それにしてもイクヨって永遠のトラブルメーカーかもしれない。関西ではこういうのを「いらん事しい(注1)」とか「一丁噛み(いっちょかみ 注2)」なんて言う。
 この事態は程なくコノヱの知るところとなるのだ。呆れつつも八島の身に起った不幸を見るに見兼ねて助けようとするコノヱの姿に私の萌え指数はストップ高(注3)。やっぱりコノヱしゃまは優しいね。部下思いの彼女は理由は何であれ困っている八島を突き放すなんて出来なかったらしい。
 しかし、コノヱの献身的(?)な努力にも関わらず根本的な問題は解決されぬまま。だんだん焦ってくる八島の姿が、彼女には気の毒だが笑ってしまった。やっぱ、邪(よこしま)な考えでは駄目なんだよね。
 もうどうにもならないと悟り、沈痛な面持ちで全てからの決別を覚悟した時、八島の身に…。と、これ以上書くと浜村先生(注4)と同じになってしまうので、後は実際に書籍で見ていただきたい。さて、物語はどのような結末を迎えるのか。バッドエンド?それともハッピーエンド?それは見てのお楽しみ。OKEBE5はまだまだ通販可能デス。

 OKEBEシリーズは巻を重ねるごとに、絵、ストーリー共に素晴らしさを増していると感じているのは私だけではないはず。明さんにはこれからも是非この調子でハイクオリティな作品を発表し続けてほしい。私のOKEBEシリーズに対する評価は、期待度格付けAAA(トリプルA 注5)、購入判断Strong Buy(注6)で決まり!

注1 いらん事しい:
 やらなくてもいいことをやって周りに迷惑をかける者のこと。
注2 一丁噛み:
 何にでも首を突っ込んできて周りに迷惑をかける者のこと。
注3 ストップ高:
 株価に応じて定められた値幅制限の上限のこと。証券用語の一つ。
注4 浜村先生:
 浜村淳を指す。関西では彼の事を“先生”を付けて呼ぶ場合が多い。映画紹介の独特の語り口には定評があり、作品の最後のオチまで丁寧に喋ってくれるので、彼の話を聞けば映画館に足を運ぶ必要がない。他、関西で“先生”を付けて呼ばれる人物としてはキダタロー、新野新らがいる。
注5 AAA:
 アメリカの格付け会社スタンダード&プアーズの評価値ひとつ。ちなみにAAAは最上級。
注6 Strong Buy:
 証券用語。強気の買いを意味する。大きな成長が見込まれる、または売買価格に比べて実質的な価値が高い銘柄に付けられる評価値。

 2006年1月19日

 

 今回の雑記は、前回プレゼント紹介の続き。明さんの先輩さんからの頂きもの編。

 先輩さんからは主にローゼンメイデン関連の御品物を贈って下さった。
 以前からこの雑記等でローゼンメイデン、ローゼンメイデンと騒いでいたから、余りに哀れに思ってお心遣いしてくれたのかな。いやぁ、騒いでみるもんだねって、何を厚かましいこと言ってんだか。考え方を改めなくては。もうイイ歳なんだし。
 贈って頂いたローゼンメイデン関係の御品物は同人誌(漫画&小説)それに、キャラクタグッズ(携帯ストラップ)。
 漫画版同人誌はストーリー漫画、4コマ漫画、ポートレイト風イラスト、etc.と内容盛りだくさんで見応え十分。雛苺(ひないちご)、金糸雀(カナリア)等のサブキャラがこの時とばかりにメインで活躍するのは同人誌ならでは。同人サークル作家さんのキャラクタに対する深い思い入れが感じられて見ていて楽しい。「このキャラにはこんな台詞を語らせたかったんだよ!」みたいに作家さんと感性というか、思い入れのツボが同じだったりするとこの上なく嬉しくなる。
 同人誌っていいなぁ。つい数ヵ月前までは同人誌の「あ」の字も知らなかったくせによく言うよ。「どうじんし」・・・「あ」なんて何処にもないじゃん。しっかりしろよな。と、こんな記述が多いから文字数ばかりが無駄に消費されていくのだ。
 本題に戻る。同人誌では主人公やヒロイン等のメインキャラクタよりもサブキャラクタ、敵役がフィーチャされることがままある(当然そうじゃない場合もあるのだか・・・)。ローゼンメイデンは水銀燈を筆頭に魅力的なサブキャラクタが多く登場するため、先の傾向が一層強くなる。特に水銀燈はファンの熱烈な支持を受けているようで、昨年末にはアニメ第二期での復活決定を受けて、決起集会まで開かれた。凄いな。
 でも、全般的な人気ではヒロイン真紅が上かも。検索サイトでそれぞれの名前で検索したヒット数を調べると、真紅の方が水銀燈より若干多い。これが人気の完全な指標とは言えないが、目安程度にはなりそうだ。
 明さんの先輩さんからは、この人気ナンバー1のヒロイン真紅が付いた携帯ストラップも頂いた。この真紅のフィギュアは2.5等身にデフォルメされていて、とても可愛い。細かいところまで彩色してあり、近くでじっくり見ても見飽きることがない。当然携帯ストラップなので実用できるが勿体なくてパッケージからも出していない。この辺は私のセコいところ。このまま使うことなく、パッケージに入ったまま大事にしていくことだろう。
 あと、私が見る同人誌としては初めての形態である小説も御品物の中にあった。しかも3冊も。嬉し過ぎなのデス。
 この未知の書籍に戸惑いながらも中を見てみる。すると程なく小説の世界に引き込まれていった。おもしろいぞ。読んだ中で一番印象に残ったのは、サークル『パン食グランギニョル』すなふさんの作品。
 1、2行読むとすぐ頭の中にドール達の声が聞こえてくる文章力は秀逸。私の思っていたローゼンメイデンと何一つ変わることのない世界観が表現されていた。本の中ではコミカルなもの、シリアスなもの両方書かれていたが双方とも面白い。特にシリアスストーリーの方は、すなふさんなりのローゼンメイデンのラストが描かれていて興味深い。クオリティが高く、実際の原作本と言っても通りそうな程である。
 同人小説っていうのも新鮮でおもしろいよなぁ。今まで狭かった二次創作方面の視野がまた少し広がった。
 こんな新しい感動を得られるきっかけを作ってくれた、明さんの先輩さんには改めて感謝、感謝なのデス。これ以外にも世話になりっぱなしなので、私はほとんど頭の上がらない状態である。また今度、別のかたちできっちりとお礼をしなくては!で、何を?それが目下のところ一番の悩み事だったりする。

 さて、文字数が多くなりすぎたので今回はこの辺で。そして次回は…。そう、当サイトが熱血応援中でお馴染み、サークル『もりしげる研究所』海猫明さんの最新作「OKEBEなメイドさん Vol.5」の感想などを書いてみたい。文章量は今回くらいを予定。無駄に長いからといって嫌にならないでね。オネガイシマス。
 そんな訳で次回までご機嫌よう、かしら。

 2006年1月16日

 


「プレゼント」
(Jitterin' Jinn〈ジッタリン・ジン〉の『プレゼント』のメロディに合わせて歌ってね♪)

♪あなたが私にくれたもの
   タイ国生まれの花右京
 あなたが私にくれたもの
   韓国生まれの花右京
 あなたが私にくれたもの
   フランス生まれの花右京

♪あなたが私にくれたもの
   太郎とコノヱの同人誌
 あなたが私にくれたもの
   八島とコノヱの同人誌
 あなたが私にくれたもの
   なぎさとほのかの同人誌
 あなたが私にくれたもの
   かわいい真紅の同人誌
 あなたが私にくれたもの
   かわいい真紅のストラップ

 大好きだったけど〜♪

 この調子でプレゼント全てを列記していくと、とんでもない行数になりそう。ここではこの程度にさせてもらおうかな。でも、明らかにもらい過ぎだよなぁ。私の辞書には「遠慮」の文字がないのか。
 上記の御品物の数々は、このサイトを開設してから知り合いになった方々から頂いた私の宝物である。上の写真はその一部を並べたところ。
 冒頭文最初の海外版花右京メイド隊コミックス3種は、のーぶら.comの管理人小次郎さんからのもので、同人誌&のキャラクターグッズは当サイトが応援しているサークル「もりしげる研究所」の海猫明さん(いっすよさん)と明さんの先輩さんから頂いた。御三方のお心遣いには、何度礼を言っても言いたりないくらい。他にも色々と世話になりまくっている。
 それらに見合うお返しが充分出来ていないあたりが私の人間的に未熟な部分。これは早急に何とかしないといけないが、差し当たって代わりと言っては何だが、御品物のお礼がてら、それらの紹介をしていくことにしようかなんて。

 まず、海外版花右京。当サイト内の書籍リストで紹介しているように小次郎さんからプレゼントとして贈ってもらったタイ版、フランス版が私の手元にある。それに続いて韓国版を新たにもらってしまった次第。
 この花右京メイド隊韓国版は、小次郎さんが幻と言われている江口寿史 著「ストップ!!ひばりくん!」の韓国版を探しに韓国まで行かれた時に、お土産として買ってきて下さったもの。
 ストップ!!ひばりくん!は、それの多くを語る必要のない伝説的な名作である。連載していた当時では珍しかった、海外ファッション誌のポートレート風扉絵がスタイリッシュで格好良かった。「ストップ!!ひばりくん!」ついては当サイトの掲示板でお世話になっているmocchiさんのサイト「大空恋慕」で詳しく紹介されているので、そちらをご覧いただければ、その魅力が存分に伝わることと思いマス。当方とは違って丁寧な文章で作品の魅力を紹介してあり、資料的価値は非常に高い。ひばりくんに興味のある方にはぜひ見て頂きたいサイトである。
 一方、小次郎さんのサイトでは、小次郎さんが「ストップ!!ひばりくん!」韓国版を探すためソウルを精力的に動き回る様子が旅行記として公開中。内容は随時追加&更新中で、現在は私へのお土産品を含め韓国版こいこい7など凄い冊数のマンガとともに宿泊先のホテルで一息ついておられるところ。そのホテルの内装がなかなか興味深かったりして…。詳しい内容はのーぶら.comをCheck Now!
 さて、韓国版花右京の詳細について。まず特徴的なのは、そのサイズ。オリジナル版(日本版)よりも一回り大きい。こいこい7の単行本、つまりREDコミックスと同じサイズになっている。この大きさは見ごたえというか、持ちごたえというか、食べごたえというか、口ごたえとい…えーい、しつこい!しかも最後の2つは意味分からんし。なんせ、絵と本自体が大きい分、見やすく持ちやすい。個人的にはこの大きさは好きである。
 紙質はオリジナルより若干下がる。かといって、印刷具合に影響しているかと言えばそんなことはなく、これはこれでありなのかな、と。コストダウンと見やすさのバランスの結果と勝手に解釈した。
 中を見てみると物凄い現実が目に飛び込んできた。本の大きさでの驚きを「おっ」とすると、中身の驚きは「お゙ぉぉぉっ!!」とこれくらいの差がある。
 で、何がそんなに凄いのか。それは半端ではない翻訳具合。キャラクタの台詞は言うに及ばず、手書きの絶叫音、効果音など絵柄中の日本語は漢字、仮名を問わず徹底的にハングル文字に翻訳訂正されている。トーンの網点と一体になっている文字まで白く塗りつぶし、その上からハングルが書いてある。数カ所は網点の補正までされていた。
 以前、同じく小次郎さんから頂いたタイ版の翻訳の仕方も気合いが入っていると思ったが、韓国版は別次元。タイ版、フランス版がオリジナルの印刷直前の製版データから修正しているのに対し、韓国版は台詞の写植を絵柄に合成する前の製版データを使用して翻訳版を制作されている。これは恐らく間違い無いだろう。
 この徹底具合はある意味気持ちいい。外国語の中に日本語がチラチラ現れるとそこに目がいってしまい、マンガを見ていく上でのリズムが崩れてしまうので、原作の雰囲気、魅力を余さず正確に伝えるにはこれくらい徹底した翻訳が必要だろう。それにしても本当に凄いなぁ。
 ここまで凄いと、私などは逆に「本当に日本語が全部ハングルにかわってるの?」なんて思ってしまう。性格の歪みはこんなところに表れるものである。こんなことを思いつつ、唇を意地悪く歪めつつ、韓国版をざぁーっと見てみる。アリマシタ、日本語のままの部分。確認できたところでは以下の2点。
 一つは太郎とマリエルの初デートのシーン。街の看板などは日本語そのままに残されていた。流石に元の看板を1文字2文字モジってジョークにしている部分は翻訳不可能だったと思われる。
 もう一つは温泉旅行でマリエルが買った巨大しゃもじの文字「威夜死刑」 。これの面白さは7、80年代のヤンキー&暴走族風の当て字文化(?)を知っていないと理解できないものだろう。また、「威夜死刑」と「癒し系」では読みこそ同じでも字面は正反対の印象を与える見た目の重要性が翻訳ではネックになったのかも。完璧と思われた中にちょっとした綻び的なものを見つけ少しうれしい気分。とことん性格が歪んでいる。
 こんな歪んだ楽しみ方でなくても、見どころ満載の韓国版花右京。日本からも韓国のネット通販で注文したら買えるのかな?ただ、買えるとしてもハングルをある程度理解できないと該当ページに辿り着くのも難しそうだ。一番手堅いのはもしかすると現地に行くことかも知れない。小次郎さんのお話ではそこそこリーズナブルな料金で韓国まで行けるらしい。旅慣れた人なら苦もなく韓国版花右京を手に入れてプルコギ食べて日帰りできるかも。その時は小次郎さんの旅行記を見て事前シミュレーションしていけば、なおよろし、あのよろし、いとおかし。
 ところで、あの「あのよろし」って「あかよろし」と読むらしいけど実際のところはどうなのよって、そんなことはどうでもよろし。

 今回の雑記は無駄な記述が多かったため、文字数をかなり消費してしまった。うーん、悪い癖。よって、明さんと明さんの先輩さん、通称「悪の先輩さん(←私は天使のような悪の先輩さんと呼んでいる)」からのプレゼント紹介は次回雑記にて。冒頭で書いていた「八島とコノヱの同人誌」こと、サークルもりしげる研究所の最新作「OKEBEなメイドさんVol.5」の感想も書く予定なので、その時はまた読んでくださいマセなのです。

●のーぶら.com
 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=nobracom

●STOP!! HIBARIKUN! Fan Site「大空恋慕」
 http://www5c.biglobe.ne.jp/~hibari/

 2006年1月13日

 
 今日もまた小ネタ。2本デス。長い文章はまとめるのが大変なものでついつい楽な方に流れてしまう。

1.直筆サイン入りテレカ

 今月号の月刊少年チャンピオンでは連載陣の直筆サイン入りテレカをプレゼントするキャンペーン(応募券方式)をやっている。各作家ごとに5枚づつ用意されるみたい。作者たんこと、もりしげ氏もその例外ではない。
 見本として掲載されていた1枚は微笑んだマリエルが描かれていて、物凄くエクセレントな逸品。欲しい、欲し過ぎる。余りに欲し過ぎて、財力の許す限り月チャンを買い漁って応募しようかと本気で考えてしまう。男の大人買いをするのは今しかないっ!なんて。
 でも止めた。年末年始の買い物三昧が祟り、資金繰りが厳しくなっているし、全力で月チャンを買って、豪快にハガキを出して、愉快に落選したら目も当てられない。1週間位寝込むんじゃないのかなぁ。て、何を大層に言ってんだか。
 とにかく、こんなものは1枚だけの応募でも当たるときゃ当たるし、100枚出そうが外れる場合もあるのだ。ちなみに100枚応募する場合のコストはいかほどか。月チャン1冊420円×100=計42,000円に応募用ハガキ1枚50円×100=5,000円を足して総計47000円(税込み・人件費除く)。結構イイお値段。私にはちょっとムリぽ。でも10枚応募なら4,700円(税込み・人件費除く)とリーズナブルな額ですむ。・・・4,700円かぁ、4,700円ねぇ。
 今、私の気持ちは祖谷のかずら橋くらいにゆらゆら揺れている。
オススメ度 3テレカ。

2. USBメモリ
 家と会社でちょこっとした小ぶりのデータをやり取りする場合がままある。容量の小さいデータならネット経由でやれば一番手間もかからず、素早く済む。このようにされてる方も多いのではないか。
 しかし、私というか我が家は違う。今やどこの家庭にでも当然のように導入されている大容量回線、いわゆるブロードバンド環境がないのだ。未だにモデムがピーギュルギュルとお腹が痛い時のような音を立てるダイアルアップ環境である。ここだけ20世紀のノスタルジックな香りが漂っている。
 ないものを望んでもむなしいだけなので、私が小容量データの移動に使ってるのがUSBメモリ。IO・DATAのEasy Disk Mateという製品。これはOSを問わず(UNIX方面はどうか知らん)使用でき、新たにドライバをインストールしないところが手軽でGOOD。MacOS9←→WinXP、または同OS間でなんの問題もなくデータの移動が出来ていた。
 それが最近になって問題が色々出てきた。昨年末買ったMacMiniをメインマシンにしてからの話である。
 MacMiniはアップルが言うところの先進的でエレガントなOS、MacOS-X Ver.10.4通称Tiger(タイガー)が走っている。タイガーが走っていると書けば虎が獲物を追って密林を疾走しているかのようだが、パソコン内では売り文句に違わぬエレガントさで動いている。間違っても腹を喰い破られた動物が横たわっていたりしない。
 タイガーのエレガントさはどうでもいいとしてUSBメモリの不具合の件。それはこの前、MacMiniからUSBメモリに当サイトのデータを丸ごとコピーした時のこと。コピーしたデータをWinXP上のFTPソフトから見ると元ファイル名の頭に「.(ピリオド)」のついたヘンテコなデータが複製されている。何なのコレ?MacOS9で見るとそのヘンテコデータは見えないものの、ファイルの属性情報が全てなくなっている。OS-XとOS9とではリソース情報の扱い方が違うのかな?
 まぁ、同じアップル製といえOSが全く別物になったのだからこれくらいのことは目をつぶるとしよう。深刻なのはもう一つの不具合の方。なんと、ファイル名を勝手に書き換えることである。以前からこのUSBメモリにはコピーしたデータのMacOSではファイル名に使える「/(半角スラッシュ)」を「_(アンダーバー)」に書き換えるちょっとしたお節介機能があった。しかし今回発覚したのはお節介を通り越した大きなお世話、フォルダ名を小文字から大文字に書き換えることである。これをサイトデータでやられるとリンクや画像参照がズタズタになってしまう。しかも、全てのフォルダ名が小文字→大文字に変わるのではなく、ある数個だけなのだ。「どんな基準やねん」と突っ込んでみたところでUSBメモリが答えるはずもなく釈然としないまま今日に至っている。
 これは諦めるしかないのかな。今はちょっとしたデータの移動にもCDを焼いている状態。地球資源はこのようにして無駄遣いされていくのだろうか。
オススメ度 1タイガー。

 2006年1月11日

 
 今日は小ネタを数本。毎度のように意味のないオススメポイントも付けたりなんかして。

1.西宮神社のえべっさん
 昨日1月10日は、関西では毎年、戎(えびす)様を奉っている神社で盛大な催しが行われる日である。おおよそどこの戎神社でも9日宵えびす、10日本えびす、11日残り福と、3日間のスケジュールで催しを行っている。京阪神では大阪の今宮戎、西宮の西宮えびすが有名。
 特に西宮えびすは全国に3500ある戎神社の総本山であり、10日の神社開門と同時に神殿までだれが最初に到着できるかを競う、開門神事福男(ふくおとこ)選びが全国的に知られているかも。早朝6:00にいい大人が境内を全力疾走する姿は、鬼気迫るものがあり一度見たら忘れられない。「福男になったからって、それがどうなのよ」なんて思ってはいけない。あれも一つの神事なので、そんなこと言ってると罰が当たるヨ。
 …ハイ、以後気ヲツケマス。
オススメ度…3ヱビス。

2.舞乙HiME第2巻1月10日発売
 舞乙HiMEの2巻を買った。連載誌である週刊少年チャンピオンを毎週買っているので、特に目新しい感があるわけではない。でも再読したいと思った時、わざわざ連載誌を引っ張り出すのは極めて面倒。そんな時はやはり小さい単行本サイズに限る。わざわざ単行本コミックスを買う理由はそれが大きいだろう。
 まぁ描き下ろしの表紙イラストや本編内のオマケページとか見るべきものが、他にも…えーと、無い…。
 舞乙HiMEコミックスの場合は原作者やアニメ版声優のコメントが載ってて、それはそれで面白いのだが、できれば書き下ろしイラストやストーリー設定資料など、作品をダイレクトに感じれるものが欲しいところ。
 贅沢かもしれないけれど、これが私の希望である。
オススメ度…2マテリアライズ。

3.充電式電池
 年間家庭内で消費する乾電池の本数は何本くらいになるのだろうか。テレビリモコンや、壁掛時計、眉そり用美容器具(←嫁用)その他、あれやこれや。
 1年でびっくりする程の本数になることはないが、問題なのは消費本数よりも、むしろ交換のタイミング。大抵一番重要な時、外に出られない時などワーストタイミングで乾電池氏がその役目を終え、大往生する場合が多い。当然ワーストな状況なので乾電池のストックは無い。運良く乾電池があったとしても、それは何をどう頑張ってもデバイスの中に入るはずもない巨大な単1電池だったりする。
 もう、こんなやり場のない悲しみは勘弁なのである。これを解消するには自宅で電池を充電して繰り返し使うのが一番。地球資源の有効利用にもなるし一石二鳥。と、もっともらしいことを言いながら、本当は充電式電池&充電器に興味があっただけ。
 で、私がネットにてBUY NOW!したのは単1形〜単4形、ガム形、6P型(9V)が1台で充電できる、その名も 「ニュースーパーチャージャー」。弱まった充電式電池をセットして蓋を閉めるだけで放電やら充電やらを最適状態でやってくれて、何も考えなくていいのがうれしい。
 そして主役の充電式電池。私が「業界最高レベル」のベタなコピーに釣られて選んだのはパ○ソニックの充電式電池。これの単3形・単4形、それに単3形を単2形として使うアダプタを加えて再びネットにてBUY NOW!する。
 このパナ○ニック製単3形電池、使ってみると程なくして問題が表面化した。この電池は容量を増やすためなのかボディの部分が普通の単3電池よりも長い(→図解)。ボディが長いということは、電池プラス側の凸が短いことを意味する。このためデバイスの電池収納部分の形状によってはプラス側の凸が接点に付かない場合があるのだ。当然その状態では通電しないわけで、紅の豚風に言うなら「通電しない電池はただの重りだ」となる。飛ばない豚より始末が悪い。
 私は今後、パナソ○ックの電池は買わないだろう。そして、誰にもオススメしない。容量だけが全てではないのだ。
オススメしない度…5ぱなそにく

●西宮の情報誌 ゲッチュ!「西宮神社のえべっさん」
●充電器「ニュースーパーチャージャー」

 2006年1月10日

 
 前回雑記に続いて今日も月刊少年チャンピオン2月号ネタ。今月は花右京メイド隊は当然としても、他にも見所満載の素晴らしい内容だった。正直先月は花右京と香取センパイ以外、見るべきものがなかったので、これから月チャンは大丈夫なのかと、いらぬ心配をししたほどだ。 今月はそれを払拭する内容で、先月の心配などは結果的に杞憂となった。
 香取センパイは相変わらずのハイテンション、バカッぷりがイイ。街最強の倍賞と対峙した香取の行動、言動からは目が離せない。
 あと、花右京と同じ萌え系ラインナップに並んでいるプリプリも何だか八島みたいなキャラクターが出てきてストーリーを引っ掻き回し、面白い展開になっている。私のお気に入り、シェリスも最近は頻繁に登場してうれしい限り。シェリスの出番、もっと増えないの?ちあきたん。
 他にはゆきゆきて北澤君もよかったなぁ。連載誌のノンブル的には毎月微妙な位置にいるが、私個人は結構好きな作品。キングコングネタも少し冷めた部分とギャグの混じり方が絶妙で結構笑ってしまった。来月はどの映画が題材になるのだろうか。
 ゴルディオスの結び目は毎回出てくるペテンというかトリックが面白い。それを使って主人公が相手を騙し勝利する構図が新鮮(なのか?何せ他の漫画に詳しくないので)。作画レベルが未熟との意見を某所で見掛けたが、私はあれくらい粗削り感が残っている方が好きだ。粗くても時間をかけて丹念に描き込んであり、そこが多くの連載陣の中にあって目にとまる魅力となっている。
 作画レベルの高い作品は、私個人的には形式化された絵の集合体に見えてしまい、よほどストーリーに奇抜性や新鮮味があるか、逆に超王道をいく作品以外は見る気がしない。
 月チャン内で私が面白いと思っている作品が多少の粗削り感残るのが多い理由はそこにある。ただ、花右京だけは別格扱いなのでこれには当てはまらないけど。
 個性的で、魅力ある作品が多い月刊少年チャンピオン。正直、マイナーな存在かもしれないけれど、そこがまたいいところなのかもしれない。これからも世間のトレンドに媚びない現在の編集スタイルを貫いてほしい。

 2006年1月6日

 
 昨日、いつものように公式発売日の前日に月刊少年チャンピオンを買ってきた。今月はファンサイトらしく真面目に最新話のレビューでもやってみようかなんて。
 今回は今までにないくらいネタバレするので、単行本コミックスしか見ないと決めておられる貴兄は充分ご注意していただきたい。
 でも、実際書店に並んでいて誰でも手に取れる状態で、ネタバレも何もないのかもしれないな。単に私の気にし過ぎだったりして。例えば、昨日の段階でこの文章をサイトに載せてたらネタバレと言われても仕方ないけど・・・って始めるんならさっさと始めろよ。

 今月はシンシアの重く深い言葉が胸に響くストーリーだった。それは彼女の記憶を、心の中のグレースがのぞき見る形で淡々と綴られる。シンシアの天才らしい全てを見透かした冷静な語り口の部分と、記憶中の彼女の感情的な言葉のギャップに見ている側は知らず知らずストーリーに引き込まれていく。意外に彼女は怒ったり、微笑んだり、悲しんだりと表情豊かなのだ。
 この記憶中のシンシアの言葉で明らかになったことがいくつかあった。
 そのうちの一つ、シンシアとグレースのこと。彼女の言葉の中でははっきりとは言ってなかったが、内容から察するにグレースのことを指していると思われる言葉があった。
 今までは物静かで無口なシンシアが“実”で、溢れんばかりの才能を発揮させる活発なグレースが“虚”だと認識していた。それが本当は逆だったのだ。しかし、ただ単純に真逆というわけではない。彼女が自らを守るため、心の中にグレースという存在を創り出し、そこに本来の人格を移行する。そして本人は全く新しい人格に変わっていたというもの。こんなアクロバティックなことが自分自身でできるところが天才の天才たるところなのか。こうして自身の心の中に現れたグレースを、彼女は“大切な友達”と表現し、自分は彼女を守るためにいるのだと語った。自分の才能による自己崩壊を防ぐため、そうしなければならなかった彼女の心を思うと胸が痛い。

 もう一つ、彼女の言葉から明らかになった事実。シンシア(グレース)が花右京家へ招かれた理由について。
 グレースは以前、世界最速のコンピュータMEMOLがあるから花右京家に来たと言っていた。だが、実際は後にブルー・サイレント・ベルというコードネームで呼ばれる(もしくは偽装される)ことになる花右京マリエ人格改造計画(マリエル製造計画)のためだったということ。
 最初、花右京マリエの境遇に興味を持ち、計画を進めていたシンシア。計画ではマリエを北斎の都合の良い人格(マリエル)に作り変える内容だったが、徐々に良心の呵責に耐えかねて自分の命に代えてでもそれを断ろうと心変わりする。マリエと深く関わるうちに、マリエをこれ以上苦しめたくないという気持ちが芽生え、彼女に死をも覚悟させたに違いない。しかし、シンシアがマリエを思うのと同じように、マリエもシンシアが苦しみ、死ぬことを望まず、自ら人格改造という狂気の計画を受け入れる。死ぬことを怯えながらも、それを納得できない彼女にマリエは言う。

「私のためを思ってくれるなら あなたは生きて」

やさしくも寂しげな言葉。シンシアが生きる、それはすなわち計画が実行されること。そして、マリエがマリエでなくなることを意味する。どう転んでもどちらかが犠牲になってしまうやりきれない状況。
 彼女は釈然としない気持ちの中で、マリエの人格を北斎の好みに変えるのではなく、本来のマリエに戻すのだと言い聞かせて計画続行を決意する。そこに天才というヴェールの垣間から年相応の少女、シンシアを見たのは私だけだろうか。
 計画が再開されて、カプセルの中、眠るマリエに話しかけたシンシアの言葉がまた切ない。思いやりと悲しみの入り交じった、いじらしく痛々しい彼女の声が胸を熱くさせる。詳しく書きたいのだが、これ以上私の駄文で歪んだイメージが伝わっては作品に申し訳がないので、後は月チャンを買って見ていただきたい。損はないと思う。
 今月のストーリーは、私が花右京メイド隊という物語の本質であると思っている、自己犠牲を厭わずに相手を思いやる愛情ややさしさが余すところなく描かれていた。今までのストーリーの中で最も優れた一つであることは間違いないだろう。

 2006年1月3日

 
 いやぁ、2006年も無事に明けたようで、本当にめでたいなぁ。昨年は原作スキャンにペイントする手法から抜け出し、イラストを一から描き始めたり、メインマシンを乗り換えたりと色々あって忙しかったが、まぁまぁ充実した1年だったように思う。ところで最初の「いやぁ」はYearと掛けてるわけではないので念のため。
 あまり年明けからアホなことを書いていると鬼に笑われるのでさっさと本題に入ろうか。って、鬼に笑われるのは来年のことを言った時だっけ?年始からボケまくり。
 さて、今年第1弾目のトップ絵である。メインマシンがクロック数だけ比べても233MHzから1.42GHzと、約6倍に高速化されたので、今回は今まで諦めていた手法も導入して制作してみた。昨年末バタバタした中で作業したわりには普通に見れるレベルに仕上がったのではないか。詰めの甘いところも残っていたりするけど、じっくり見ないと分からないくらいなので、まぁいいとしよう。
 毎月トップ絵は季節柄を意識して制作していて、1月といえば正月、そして正月といえば和服&着物である。そんな訳でグレースとシンシアに振り袖を着せたツーショットにしてみた。それが後々地獄を見ることになるとも知らずに。
 自分でイラストを描くようになってから、絵に出てくるアイテムを細かく調べる癖が付いた。今回のグレース、シンシアの振り袖も資料(※)をじっくり見てみると、模様や柄が恐ろしいほどに複雑であることを初めて知った。うーん、これは題材のセレクトを誤ったのかも。でも既に線画は出来上がっているし、時間的なものも差し迫っているしで後戻りするのはかなり危険な状況。ここは覚悟を決めるしかなかった。思案するよりは先に進む方が危険は少ないものである。
 当然一番時間がかかったのは振り袖の柄で、グレースの方がシンシアの数倍の時間をを費やした。
 シンシアの振り袖は白ベースで木賊(とくさ)色の丸模様の上に、赤や白の花がちりばめられた、やさしい柄ゆきの振り袖。オーソドックスで清楚なイメージがシンシアにピッタリである。資料の柄をよく見ると、大小の円の配置で全体が構成されているだけなので、花や地紋の丸を数パターン作れば後は楽勝。見本通りに配置するだけで出来上がった。
 シンシアが白ならばグレースの振り袖は黒ベース。黒は今冬のトレンドカラーで、それは振り袖も例外ではない。らしい。実際に黒い振り袖は見たことないので何とも言えないが、今年の成人の日には、もしかしたらリアルでそれを見れるかもしれない。
 この黒い振り袖は一つ間違うと黒留袖っぽくなりかねないので、資料をじっくり見つつ柄の構成を調べる。構成は大まかに言うと黒地に金と紫ののし目が大きく流れて、その上に桜をメインとした花が大小咲き乱れるもの。のし目の中は市松、青海波(せいかいは)、絞りと様々で、牡丹や藤、菊のシルエットも入る。こんなのを全て正確に再現すると時間がいくらあっても足りない。現物の雰囲気をできるだけ崩さないように1/3程度の内容まで簡略化した。同様にのし目の上の花も種類を3種くらいに減らす。このように時間短縮するため色々やってみたが、結局はグレースの振り袖だけで丸々4日かかってしまった。
 振り袖さえできれば後はいつもと同じ調子でやればいいだけ。ただ、それは1週間以上時間のある場合。今回は年末の慌ただしさとメインマシンのリプレイスが重なり、振り袖の柄が出来上がったのは12月28日だった。そこからキャラクタ、小道具、バックを連日AM3:00頃までかかってペイントする。そうして出来上がったそれぞれを、色調を合わせ、文字・ロゴをレイアウトできたのは年も明けた1/1のAM3:00。そこから、ふらふらになりながら更新作業をして、何とかAM4:00にはサイトデータをサーバにアップできた。
 それにしても、今回はあまりに時間がかかり過ぎた。マシンが速くなったことに調子こいて、人物を2人にしたのがまずかったのか。髪の毛の表現も若干手間のかかる方法にしたしなぁ(あまり効果なかったけど)。来月はこの辺を考慮しつつ、もう少し表現方法のハードルを下げてみようかと思っている。

※資料
アシェット婦人画報社刊 FG MOOK 「やまとなでしこ ふりそで日記」

 2006年1月1日

 
新年 明けましておめでとうございます
旧年中は格別のお引立てを賜り厚く御礼申し上げます
本年も作品「花右京メイド隊」を盛り上げていくため 努力してゆく所存でございます
今後共 皆様方にはより一層のご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます

花右京メイド隊ファンサイト「太郎と女神と僕たちと」
管理人 いぬかいわたる

 


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