(バック・ナンバー…2002.1.1)

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2002年・年頭雑感

◆信州・小川村はホワイトクリスマスに引き続き、ホワイトニューイヤーを迎えました。
 昨年は53年の人生の中で最もゆとりのない一年だったのではと思っている。金銭的なゆとりのないことは言わずもがなだが、時間のゆとりの方もなかったのである。いつも追い立てられているような、そんな毎日で、車中食が多く、セブンイレブンやローソンにお世話になることが多かった。
 気忙しさの原因はなにか? 地域の役職はさておいて、村の役職を2つ引き受けた上に、リンゴの木を10本ばかり預かってしまったり、仕事としてもきついドラマ作りをボランティアでやる羽目になったり、秋からは月1本の「新聞エッセイ」と週一でFM長野の「レッツ午前中のおつむしゃっきりコール」を引き受けてしまった。月一はまだしも週一はなかなかきついものがある。
 その他、本業の映像の仕事と民宿稼業と農作業である。体は一つしかないから必然的にしわ寄せは民宿稼業と農作業に及ぶことになる。民宿稼業は上さんが孤軍奮闘してくれた。ジャガイモは種を買っただけで植えず終い、葱も玉葱も作ることを諦めた。蒔き割りはある人がせっかく機械を持ってきてくれたにも拘わらず、半分以上を残してしまった。秋にすべき味噌の天地替えと地下への貯蔵もしないままに雪を迎えてしまった。その他、遣り残したことは山ほどある。
 いくら嘆いてみても自らが蒔いた種であるから、仕方がない。火の車、作る大工はなかれども、己が作りて己が乗り行く(二宮尊徳)・・・である。

 昨年暮れに十数年ぶりにある知人から電話があった。「伊東の温泉付きマンションにいて、暇で暇で仕方がない。1日に三度も温泉につかり、こんな生活を三ヶ月余りしている。やることがないのも辛い」。一体どんな生活をしてるんだいと思ってはみたが、風邪をこじらせていて、好奇心も萎えていたので、それ以上のことは訊かなかった。が、羨ましい限りである。そんな生活、一度でいいからしてみたいなあ・・・お金にも追われないで。

 こんな調子だから、制作・脚本・演出を担当したビデオドラマ「DONGURI…権兵衛さんの出発(たびだち)」が完成し、今のところ評判が良くても素直に喜べないでいる。だが、こんなことを口に出そうものなら「何言っているの。それじゃあ、犠牲になったものや人が浮かばれないわよ。後悔するくらいなら、やらなければよかったじゃないの」と上さんに怒鳴られそうである。

 「DONGURI」植えてよかった・・・と思う日が来るだろうか。来て欲しいと思う。そんな今年でありますように。
 「DONGURI」の試写会に一家で見に来てくれた知人の奥さんが、「タケシの映画よりはいい」と言ってくれたそうな。悪い気はしなかったが、そんなに深く考えてもみなかったが、先日テレビで北野武のことを、「巨匠」とも、「世界の」とも言っているのを聞いた。
 わたし、もっと喜んでいいのかしら。初夢かしら。

2002年1月1日 BEN

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2001年ボランティア国際年ながの推進協議会制作のビデオドラマ
DONGURI…権兵衛さんの出発(たびだち)…
(丸田勉 脚本・演出)のビデオが好評発売中です。
 応援・協力大歓迎。宜しく。

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