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癌との共存を可能にしたAHCC

「体内に癌はあっても、苦痛が消えたり、進行が止まったりすることはAHCCではしばしば起こります。 癌は消えなくても、その状態が維持できればそれでいいわけでして、そしていい時期を見はからって手術で取れるようなら取ってしまうというやり方もある」
 水谷浩さん(65歳・仮名)は胃癌が全身の骨に転移していた。
「腰の骨、大腿の骨、胸骨と広がってしまっていて、西洋医学の従来からの治療法ではまったく見込みのない患者さんでした。
 そこで、水谷さんには、5FUという抗癌剤とAHCC(1日6グラム)の組み合わせ投与をおこないました。 これで良くなるという成算があってのことではなく、最後のときまで苦痛が少しでも緩和されてQOLが向上してくれればという願いからで── 正直のところもうこれぐらいしかやることがなかったのです」
 医学的にみて明らかに先の見えている癌患者に対さざるを得ないときの苦渋が、鈴木助教授の言葉に自然ににじむ。
(中略)
「現代医学では再発癌に対して抗癌剤を使うしかないのですが、それによって患者さんがそれでなくても低下している免疫機能にさらに決定的なダメージを受ける危険性が高い。 そこで、そのダメージを少しでも抑え、延命を──と一縷の望みをAHCCに託したわけです。いずれは亡くなられるかもしれませんが──。
 期待どおり、水谷さんに抗癌剤の副作用はあまり出ませんでしたし、AHCCを飲みはじめて1ヵ月もしないうちに、腰の痛みが消失していきました。 食欲も出て、水谷さんの表情には次第に生気のようなものが出てきたのです。 それは、部分的に病気が治る、というよりは、生命が蘇生してきたという感じに近いものでした」
 水谷さんの全身状態はその後もどんどん改善していって、ついに元気になって退院することになった。

「ところが、骨シンチという検査で調べてみると、癌は進行は止まっていますが、水谷さんの体内にちゃんとあるのです。 癌は消えたわけではないのですが、悪さをせずジッとしている。
 いっぽう、骨の破壊を示すアルカリホスファターゼの値は、入院時3000もあったのがいま2000まで下がっていまして──AHCCが働いているのは間違いありません。
 水谷さんは退院後もとても元気に通院されていますが、いまはAHCCしか飲んでいません。 とにかく癌は体内にあるのに、不思議としかいいようがありません」
 いったん手術で取ってしまったとしても、患者の癌体質や癌を呼び込みやすい生活スタイルがそのままである限り、癌は再発の危険が常にある。 そのため医師は退院後も観察をつづける。
 ましてや、水谷さんはいまも立派に(?)体内に癌があるのだ。癌と共存しているわけです。 AHCCを飲んでいるからといって、何がきっかけでいつまた憎悪しないとも限らない。
「そのときにはまた医学的な手立てを組み合わせて、やれることはすべてやるつもりです。
 そんな日が来るのをAHCCで何とか長引かせてもらいたいと思っています。
 ひとことで言って、AHCCは癌治療では抗癌剤の副作用を緩和するという働きも含めて、とても有効だと思います。
 多くの患者さんに使ってみて、症状が改善したり、QOLが向上したり、何らかの効果が多くの人に見られます。 また、腫瘍が縮小したり消失してしまった人もめずらしくありません。
 もっともAHCCを使えば腫瘍が必ず縮小したり消失したりすると思われては困りますが──。
 AHCCに対する感受性は、患者の体質や体内の免疫環境のありようなどによって個人差が大きいわけですから、抗癌剤のように誰でも同じような作用が発揮されるとは限らない。
しかし、使ってみる価値のある物質ではあると思います」  

上記は「AHCCでガンに勝った」の本文中より抜粋

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